ほんとうに怖い海の危険生物トップ9

海の生物のなかでも最も危険とされる生物を厳選してご紹介します。

1.アオザメ

1(出典:en.wikipedia.org

世界中の暖い海に生息している大型種のサメ。
平均体長は3.2m、体重は60~135kgで、基本的にオスの方が大きくなる。

円筒状の体型でサメの中でも比較的長い尾を持っているため、サメとしては最速種であり、最高時速74kmに達する。
日本では1992~2009年の間に、800~1500トンが他の魚と一緒に水揚げされており、肉やヒレの部分(フカヒレ)が食されている。

アオザメは気性が荒く、そのスピード、力、サイズから人間を負傷させたり、最悪の場合死に至らせることがある。

インターナショナル・シャーク・アタック・ファイルのデータによれば、1980年から2010年の間に、アオザメの襲撃事件は42件発生している。
そしてそのうち死亡事故は2件で、20件がボートに乗っている時に襲撃されたものである。

しかしながら、この種は人間を獲物として見ていないので基本的に人間を襲うことはない。
最近の襲撃で最も多いのは、アオザメをいら立たせたり、釣り糸で釣った際に起こっている。

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2.ホオジロザメ

2.0(出典:en.wikipedia.org

世界中の沿岸域で見られるサメで、その巨体さで知られている種である。
全長は3.9m~4.8mで、体重は680kg~1100kg。
最大で6.0m、2086kgの個体が知られており、捕食性の魚類の中では最も大きい。
また、魚類や海鳥を含め様々な海の生き物を食べることでも知られている。

海外では人喰い動物(マンイーター)と信じられている。ホオジロザメは実際のところ人間を積極的に食べはしないが、サメの中では最も人間の被害が多い。
実際に2012年だけで272件のホオジロザメに襲われる事件が起こっており、これまでにホオジロザメで亡くなった人は74名に上っている。

2.1(出典:kids.nationalgeographic.com

ホオジロザメの襲撃のほとんどは「試し噛み」によって起きたものである。
彼らは好奇心旺盛で、ブイや漂流物など見慣れないものなら何でも噛んでみるクセがある。それが人間だったり、サーフボードだったりすることもある。

ホオジロザメにとって人間は骨が多く、あまり好んで食べられるものではない。
彼らは、アザラシなどの脂肪やタンパク質を多量に含んでいる動物を好んでおり、人間は肉に対する骨の量が多く、消化に時間がかかりすぎるため良い食糧とは成り得ないのである。

それでもホオジロザメに一噛みされてしまえば、人間の身体など簡単に千切れてしまう。
ホオジロザメによる死亡事故のほとんどは、「試し噛み」による出血多量が原因である。

3.イタチザメ

3(出典:en.wikipedia.org

イタチザメは、トラのような模様が身体に現れることから「海のトラ(Sea Tiger)」とも呼ばれている。
体長は3.25m~4.25mで、体重は385kg~635kgである。
比較的大きな生物を捕食し、体長5m近くの生物、例えば同種のサメでもエサにすることが可能だ。

また人間の造った食べられないゴミでも、何でも食べてしまうことから「ゴミ喰い」と評されることがある。
イタチザメは食物連鎖の頂点にいるが、唯一シャチだけには捕食されうる。

人間を襲うことはめったにないが、イタチザメはサメによる死亡事故の多くを占めており、最も危険なサメの一種といっていい。
これは、イタチザメが浅い海の岩礁、港、運河などによくいるため、人間と出くわす機会が多いことによる。

ハワイでは毎年平均して3~4件のサメに噛まれる事故が起きているが、めったに人が死ぬことはない。
ハワイの海では毎日数千人が泳いだり、サーフィンやダイビングをしていることを考慮に入れれば、イタチザメが人を噛む確率はかなり低いといえる。

4.ヒョウモンダコ

4.0(出典:animalspot.net

日本からオーストラリアにかけての太平洋、インド洋に分布し、サンゴ礁や潮溜まりでよく見られるタコである。
青と黒のリングで簡単に見分けることができる。またリングは、ヒョウモンダコが興奮すると茶色く変化する。

4.1(出典:ferrebeekeeper.wordpress.com

↑刺激を与え興奮状態のヒョウモンダコ

ヒョウモンダコは、海の中で最も毒性が強い生物の一種と考えられている。
12cm~20cmと小型でおとなしい性質であるが、もし刺激したり、素手で触ろうとすれば「テトロドトキシン」と呼ばれる強力な神経毒を持つため非常に危険である。

ヒョウモンダコは、一噛みで成人が数十分以内に26人死亡する毒量を保有している。それは青酸カリの1200倍に値する。

噛まれたときにはほとんど痛みがないが、犠牲者の多くは呼吸障害や身体の麻痺が起こって初めて、毒物が注入されたと気付く。

現在、この毒に対する血清は存在しないため、ヒョウモンダコは最も危険な海の生物の一種といえるだろう。

5.オーストラリアウンバチクラゲ(キロネックス)

5(出典:jamesrobison.us

北部オーストラリア、フィリピン、ベトナムなどの沿岸水域でみられる。
「世界で最も致死的な猛毒を持つクラゲ」と言われており、海のススメバチという名が使われることもある。

オーストラリアで1884年~1996年の間に少なくとも63人が、キロネックスに刺されて命を落としている。
キロネックスは、3m近くに達する触手から強力な毒を注入する。
刺されると激痛が生じ、刺されたところが悪ければ2~5分で絶命することもある。
その毒は、一匹で成人60人を死に至らしめるほどである。

キロネックスに対する血清は存在しないため、確実な治療法は無い。しかし、病院で適切な治療を受けることができれば助かる可能性はある。

オーストラリアでの死亡事故の多くは、子供が刺されたことによるものである。
たとえ少量の毒しか注入されなかったとしても、子供の場合は体重が少ないため死亡するリスクが高い。

6.オニダルマオコゼ

6.0(出典:en.wikipedia.org

インド洋や太平洋の熱帯域に分布しており、サンゴ礁がある場所で擬態して紛れている。
日本では沖縄周辺で見られる。
世界の魚類の中でも、人間を死に至らせる非常に強い毒を持っていることで知られる。

オニダルマオコゼ をより一層危険にしているのは、擬態能力が高いからである。
岩に擬態した姿を本物と見分けるのは一見した限りでは難しく、ダイバーなど海を泳ぐ人たちが誤って触れてしまう可能性が高いのである。

6.1(出典:ofpof.com

↑岩に擬態した オニダルマオコゼ

オニダルマオコゼには背びれの部分に13本のトゲがあり、そこから強力な神経毒を注入する。
刺されると激痛が生じ、適切な治療が行われなければ心臓まひや呼吸困難に陥り、最悪の場合死に至る。
特に免疫が弱い子供やお年寄りが刺されると重傷になるケースが多い。

ただし、血清が存在するので適切な治療が行われれば、大事に至ることは少ない。
またこの毒はタンパク質を変性させる効果があるので、止血帯で刺された場所を締め付けてはいけない。万が一にも毒が刺傷部に残っていたとき、筋肉の変性が起こってしまうことがあるからだ。

7.カツオノエボシ

7.0(出典:dailymail.co.uk

大西洋や日本の太平洋沿岸で見られる強力な毒液を触手から分泌する生物。
カツオノエボシの体にある浮袋には最大14%の一酸化炭素が含まれており、浮袋の一酸化炭素量を調節することで海面に浮いたり沈んだりすることができる。

触手の長さは10~30mほどで、刺激を与えると毒を含んだ刺胞が発射される。この刺胞でイカや魚などを殺し、捕食している。

オーストラリアでは、毎夏約1万件のカツオノエボシによる刺傷事故が発生している。
特に問題になっているのが、触手から分離した刺胞が海の中に漂い、気付かずに刺されてしまうことである。
カツオノエボシの刺胞は他の無毒なクラゲとの見分けが付かない上に、触手から発射されてから2~3日は毒が抜けない。

カツオノエボシに刺されると、痛みは1~3時間ほどで弱まるが、皮ふにムチで打たれたようなみみず腫れが2~3日の間生じる。

毒がリンパ節まで到達した場合は、喉頭部の腫れ、気道閉塞、呼吸困難のようなアレルギー反応に似た症状が現れる。
最悪の場合、死に至ることもあるが、これはめったにない。

治療法に関してはそこまで急を要するものではなく、患部を素手で触らずに海水で流してから、病院で診てもらえばよい。

7.1(出典:reddit.com

カツオノエボシに刺されると上のようなミミズ腫れが現れる。

8.アンボイナガイ

8(出典:diverosa.com

インド洋から太平洋にかけてのサンゴ礁周辺で見られる巻き貝。
毒を使って獲物を殺し捕食しているが、この毒は人間にとっても致命的となる。
そのため、この種は細心の注意を持って取り扱わなければならない。

アンボイナガイが持つ毒は、ヘビの中でも最も強い毒を保有しているタイパンの4倍以上である。
投与した動物の半数が死亡する用量であるLD50値は、タイパンが0.013mg/kgに対してアンボイナガイは0.001~0.003 mg/kgであり、タイパンより少量の毒で死亡する。(参考:オオスズメバチは4.1mg/kg)

アンボイナガイよりもLD50値が小さい生物は存在しないため、生物界で最も強い毒を持つと言われている。
実際に一刺しで大人30人が命を落とす毒の量が注ぎ込まれる。
この毒に対する血清は存在しないため、いかに毒素を体から取り除き続けるかが治療の要となってくる。

9.イリエワニ

9.0(出典:en.wikipedia.org

インドの東海岸からオーストラリア北部にかけて広範囲に渡って分布し、海に沿った陸地やマングローブ、湖沼などに生息している。
日本では奄美諸島などで見つかったことがある。

イリエワニは爬虫類最大の種であり、体長は6.3~7.0mまで成長する。6mを超える個体の体重は1000~1200kgにもなる。
これまでに見つかった最大個体は2006年にインドで発見されたもので、体長は7.1 m、体重は2000kg。ギネス記録にも認定されている。

9.1(出典:english.ohmynews.com

↑ギネス認定された世界最大のイリエワニ

動物食であり、ほとんどの場合は水の中で待ち伏せし、獲物がやってきたらその強靭なアゴで捕捉して溺れさせたり丸呑みすることで捕食する。

イリエワニは人間も獲物として見ている傾向が強い。ほとんどの場合、人が彼らのテリトリーに知らずに入り込んで襲われるケースが多い。
イリエワニのスピード、サイズ、パワーによって、一度つかまってしまえば生き残れる可能性は限りなく低い。

統計によれば、オーストラリアでは毎年2~3人がイリエワニに襲われ死亡している。
1971年~2013年の間にオーストラリアでイリエワニに襲われて亡くなった人は106人である。インド、ブルネイ、インドネシア等の国も同じくらいの死亡者が出ているという。
死傷者が出ているのは4m以上の個体であり、3m以下の個体になると人間を捕食することが困難になるため圧倒的に被害は少なくなる。

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