魚のあまり知られていない興味深い雑学32個

今回は、魚に関するちょっと興味深い雑学をご紹介します。

1.オスのチョウチンアンコウは、メスよりもずっと小さい。メスが体長60cm近くになるのに対し、オスは4cmほどである。オスはメスに寄生して過ごし、一生をそいとげる。

(via ZME Science)

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2.最も長生きした魚類はニシオンデンザメ、その年400歳。これはセキツイ動物でも、世界一の記録。

(via Mashable)

ニシオンデンザメは深海に住むサメで、世界一のろいサメとも言われてます。それゆえ、代謝が低く、これほどまでに寿命が長いのです。成長も遅く、1年で体長が1cmほどしか伸びません。

3.ヌタウナギは最もぬるぬるした生物である。一分間でバケツを一杯にできるほどの、粘液を作ることができる。

ヌタウナギの成体(写真上)とコンテナに作り出されたスライム(写真下)

(via fordivers)

4.多くの魚が色彩豊かな視力を持っている。一部の魚は、紫外線も見える。

(via wikipedia)

5.最速の魚類は、シロカジキである。体重750kg近くに達するが、その最高時速は320kmになる。

(via The News Track)

6.最も遅い魚類は、ドワーフシーホースである。タツノオトシゴの仲間で、1.5mを自力で移動するのに1時間くらいかかる。

(via wikipedia)

7.世界には現在のところ、およそ3万2千種類の魚類がいる。だが未だに、新しい魚が発見され、その数は増え続けている。

2016年に発見された、新種のチョウチンアンコウの仲間。

(via newsmobile)

8.現在のところ、科学者は海のたった1%しか探査できていない。そのため、いまだに発見されていない未知の生物は、おそらく数百万種類におよぶのではないかと考えられている。

イギリスのキャンベイ・アイランドで発見された未確認生物

(via news)

9.砂浜に「人魚の財布」と呼ばれるものが、打ち寄せられることがある。これは、ツノザメの卵が入っていた袋(らんのう)である。

(via Geocaching1)

10.口紅には、かつて魚のウロコが使われていた。真珠のような輝きを放つパール光沢剤として使われていたが、現在は合成品を使用している。

(via Hot Talkpicks)

11.オスのタテジマキンチャクダイは、最大5匹のメスとハーレムを作る。もしオスがハーレムの中で死んだら、その中のメスの一匹が性転換してオスになり、新しいリーダーとなる。

(via wikimedia)

12.深海に住むオニキンメは、体長はたった5cmほどだが、人間とほとんど変わらない大きさの歯(牙)を持つ。そしてあまりにも牙が大きすぎて、口を閉じることが出来ない。

(via Real Monstrosities)

13.世界で最も小さい魚類は、ドワーフ・フェアリー・ミノー。全長は、成体のメスで7.9mm。インドネシアの沼地で発見された新種である。

(学名:Paedocypris progenetica、コイの仲間で体全体が透けている)

(via wikipedia)

14.サメにはまぶたがある。これは獲物による攻撃から目を保護するため。

(via Flickr)

15.タツノオトシゴは、眼球を自由に動かせる。たいてい、片目は前を見て、もう片目は後ろを見ている。

(via wikipedia)

16.海水魚は淡水魚よりも、ずっと多く水を飲んでいる。海水魚が水を飲まないと、漬物と同じように、水分を吸い出されて干からびてしまう。

(via Free photobank)

17.デンキウナギが起こす電気は、馬を感電死させるほど強い。最大で860V、1Aを2ミリ秒流すことができる。これは人にも致死的である。

(via wikipedia)

18.最も大きな魚は、ジンベエザメである。全長は最大13mで、長さはスクールバス2台分、体重は21トンに達する。およそ4000本の歯でプランクトンなどの小さな生物だけを食べる。

捕獲された21トンのジンベエザメ

(via wikimedia)

19.オニダルマオコゼは、最も危険な魚類の一種である。背びれに強力な神経毒を持っており、触ると激痛、腫れ、壊死が起こり、死にいたることもある。

サンゴや岩に擬態しているため、知らないうちに触ってしまうことが多い。

(via wikipedia)

20.多くの魚は、味を感じる器官である味蕾が体全体にある。「甘味」、「塩味」、「苦味」、「酸味」を口だけでなく体中で感じることができる。

(via Tobacconist University)

21.ナマズには、味を感じる器官である味蕾(みらい)が、2万7千個ある。一方人間は7千個しかない。またナマズも、口だけでなく体全体で味を感じる。

(via Portico Magazine )

22.ハイギョは水から出ても、数年間は生きながらえることができる。これはハイギョが肺で呼吸できるのと、粘液と泥からなるマユを作って体を保護できるため。

(via Journal of Experimental Biology)

23.四つ目ウオという魚は、四つ目ではなく、目は2つである。しかし、四つの目で見ているように上と下を同時に見ることが出来る。

(via wikipedia)

24.マキュラリウスという魚は、最大45℃の温泉や4℃の凍りつく水温にも耐えられる。

(via wikimedia)

全長は3cmほどで、これほどまでに厳しい環境に耐えられるのに、アメリカでは生息地の破壊により絶滅危惧種になっています。

25.ほとんどの魚は後ろ向きに泳ぐことが出来ない。できるのは主にウナギなどの仲間である。

(via reference)

26.トビハゼは、ほとんどの時間を陸上で過ごしている。胸にあるヒレで、自由に地上を移動でき、皮ふ呼吸が出来るので水が無くても生きられる。

(via wikipedia/Alpsdake)

27.魚は成長しても、ウロコが増えることはないが、ウロコの一つ一つが大きくなる。この時に年輪が形成されるため、ウロコを見れば魚の年齢がわかる。

(via ArkansasStripers)

28.これまでに発掘された最古の釣り針は、東ティモールで発見された4万2千年前のもの。貝殻製で、マグロ釣りを行っていたとされる。

(via sci-news)

29.魚には、声を出せる声帯は無いが、音を出してコミュニケーションを取ることができる。彼らは、骨をふるわせたり、歯をきしらせたりして音を出す。

(via The Hindu)

30.ハリセンボンはふくらむと、最大で90cmにもなる個体がいる。ふくらませる時は、水中では水を飲んでふくらみ、水がないところでは、空気を吸ってふくらむ。

(via Flipboard)

31.ホオジロザメのような魚類の一部は、自分の体温を上げることが出来る。これは冷たい海で狩りをするのに役立つ。

(via Wikipedia)

サメには、奇網という張り巡らされた毛細血管があり、その血流を速くすることで体温を上昇させています。

32.ナンヨウツバメウオは死んだふりをすることで有名である。危険がせまると、じっとして水面に浮き上がり、水面に浮いた木の葉に擬態する。

(via Flickr/dachalan)

参考元:60 Fun Facts about Fish

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雑学

Posted by uti