ひどい臭い。悪臭のする植物【花】6種類

世界中の悪臭がする植物たちを6種類ご紹介します。

1.アメリカミズバショウ

(via wikipedia)

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海外ではこの植物をスカンク・キャベジと呼んでいます。スカンクのような強烈な悪臭を周りに放つことから名付けられました。

アメリカミズバショウは、花が咲いた時に嫌な臭いが放出されはじめ、枯れかけになると臭いがピークに達し、一層きつくなります。

(ほ乳類のスカンクが発する悪臭に似ている)

(via Free great picture)

でも、この臭いは虫達にとってはいい匂い。アメリカミズバショウは、この匂いで虫たちを誘惑し、花粉を運んでもらって受粉を完成させます。

くさいけど役に立つ花

この植物は、アメリカやイギリスに分布しています。かつては、ヤケドやすり傷などケガの治療に使われていました。

また、アメリカミズバショウの葉は、コショウのような味がするため食用にもされています。そしてその根っこは、クマにとっても重要な食料源となっています。

2.ショクダイオオコンニャク

(via Wikimedia/Raymond)

私達の食卓に上がっている、あのぷよぷよしたこんにゃくの元になっている植物の仲間です。

そもそもこんにゃくは、コンニャクイモから作られることをご存知でしょうか。コンニャクイモからコンニャクマンナンという成分を抽出して作っています。この巨大な植物の根っこ(地下茎)も、大きなコンニャクイモを実らせます。

(ショクダイオオコンニャクのコンニャクイモ)

(via The Lazy Lizard’s Tales)

コンニャクイモの重さは50kgを超えることが多く、これまでの最高記録は138.6kgと超重量級。

コンニャクの作り方

コンニャクイモ⇒コンニャクマンナン抽出⇒水に入れて加熱+アルカリ液と反応させる⇒こんにゃく

(via wikipedia)

コンニャク系の花はいずれも臭いが、世界最大の花であるこの種は最強レベル

コンニャク系の植物はいづれも、花が開花するとひどい臭いを発することで知られています。その中でも特別に強烈な臭いを放つのがインドネシアに分布するショクダイオオコンニャクです。

この花はギネス世界記録にも認定されている「世界一大きい花」で、全長が3mを超えます。その大きさだけに放たれる臭いも強いものになるわけです。

臭いは、腐った肉のような匂い

(via Pixabay)

この花からは、ケモノや魚の肉が腐ったような悪臭が発せられます。この臭いは、死んだ動物を食べるクソムシやシダムシなどの昆虫を集めるためです。

オオコンニャクは、昆虫たちに花粉を運んでもらい受粉を行います。そのため、これらの昆虫たちが活動する夜頃になると臭いが強くなり、朝ごろになると弱まります。

臭いを科学的に分析した結果・・・

この花から放出される悪臭を化学分析した結果、以下の成分が含まれていることが分かりました。

・3-メチルブタン酸(汗のかいた靴下の臭いの成分)

(via Wikipedia)

・インドール(人のうんこの臭いに含まれる成分)

(via Wikimedia/Ebrahim)

・ジメチルトリスルフィド(鼻を突くような悪臭で有名なベルギーのチーズ「リンバーガー」の成分)

(via YouTube)

・トリメチルアミン(魚の腐った臭いの成分)

(via Pixabay)

・ベンジルアルコール(ほのかに甘くて良い匂い)
・フェノール(絵の具の臭いの成分)

3.デッドホースアルム

(via wikipedia)

デッドホースは「死んだ馬」を意味し、この花が発する死んだ馬のような臭いから名付けられました。死んだほ乳類のお尻の臭いがするとも言われています。

デッドホースアラムは、サトイモの仲間で根っこの方にイモを実らせます。自然ではフランスのコルシカ島、イタリアのサルジニア島などにしか生えておらず、かなり珍しい花です。

温度を操るすごい植物

(via pixabay)

この植物は、悪臭を周辺にまきちらすために、花内部の温度を上げることができます。花の温度を測定したところ、お昼頃になると外気温よりも最高で12.4℃高くなることが明らかになりました。このおかげで1日に1000匹近いハエたちが、この花を訪れたのです。

デッドホースアラムはたった2日しか咲かない花です。この短期間で、受粉する確率を最大限に上げるために、このような特殊な能力を持つに至ったわけです。

4.オオバナサイカク

(via PlantZAfrica)

サボテンのような内部に水分をたっぷり含んだ多肉植物です。強めの腐肉臭を発することから腐肉植物とも呼ばれています。

南アフリカに自生しており、日本では植物園や園芸用途以外ではまず見かけることがありません。

動物の死肉に擬態する

(via wikipedia/Dave Whitinger)

上の写真の花びらを見ると、微妙なひだひだがあり、花びらの周辺には白い毛のようなものが生えています。これはハエの目をごまかすのに役立っています。

ハエはこれを見て、動物の内臓が腐ったものだと思い込みます。ハエの目は、動体視力に優れていますが、視力自体は0.1にも満たず、本物の死体と見分けることが出来ないのです。

こうしてオオバナサイカクはハエをだまし、花粉を運んでもらうことで子孫を残すことができるのです。

5.ラフレシア

(via wikipedia)

強烈な悪臭があり、そして直径が1mを超える世界最大級の花としてよく知られています。インドネシアのスマトラ島に自生していますが、その数は極めて少なく、 絶滅寸前の種としてレッドリストに登録されています。

(子どもとの大きさ比較。かなり大きいことが分かる)

(via imgur)

重さは最大で11kgほど、つぼみの状態でも直径30cm以上になります。

ラフレシアはキノコと同じ寄生物

ラフレシアは、ブドウ等の木の下に芽を出します。そして寄生した木から栄養と水を吸収します。キノコと同じようなものなので、ラフレシアには葉もクキも根もありません。もちろん光合成もしません。

くみとり便所の匂いがする

ラフレシアは、ハエたちが大好きな匂いを出します。見た目も腐った肉に似ていることから、ハエも本物の肉と見分けることが出来ずに、このトラップにひっかかるのです。

6.ヒドノラ・アフリカーナ

(via Unbelievable Facts)

アフリカに自生する、ラフレシアと同様の寄生植物です。うんこの臭いを放つので、クソムシやシデムシなどの昆虫たちが、この花に集まって、せっせと受粉してくれます。

花は臭いけど、美味しいフルーツが実る

(ヒドノラのフルーツ)

(via E. Erb)

ヒドノラは地中に果実を2年に1回実らせます。その味はジャガイモに似ており、地元ではよく食されています。また種が2万個ほどあってかなり多いですが、種ごと食べられます。

食用以外にも、動物の皮になめらかさと強度を与えるなめし剤として利用されています。

参考元:The Top Ten Smelliest Plants

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