ある意味怖い。知っておきたいクマの雑学

クマの興味深い雑学や、少し聞くのが嫌になるような残虐な事実をご紹介します。

1.世界には現在8種類しかクマがいない

(wikipedia)

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現存しているクマ科はジャイアントパンダ、メガネグマ、マレーグマ、ナマケグマ、アメリカグマ、ヒグマ、ホッキョクグマ、ツキノワグマの8種類だけです。かつてはこの他に10種のクマが地球上に生息していましたが、現在では絶滅しています。

2.一般的なホ乳類と異なり、色が見える

(↓ホッキョクグマの目)

(flickrhivemind)

人や霊長類を除き、ほとんどのほ乳類は、何らかの色が識別できないとされていますが、クマはこの世界をカラフルに見ています。そのおかげで食料となるベリーが熟しているかどうかを判断できるのです。

またクマの目は近視なので、エサである小さな果実(ベリー類)を探し出すことができます。近視といっても、遠くで動くものに対しては敏感に察知できるので、獲物を見つけるのは得意です。

3.地球上に生息する最も巨大な肉食動物は、ホッキョクグマである。その大きさは、全長3.3m、体重1000kgに達する

(wikia)

オスはかなり大きくなりますが、メスは最大でも250kg、全長2.4mほどで半分くらいのサイズです。これに匹敵するのは唯一、ヒグマの亜種・コディアックヒグマだけです。

4.クマは非常に優れた嗅覚を持つ。その嗅覚は犬の21倍で、ほ乳類界最強とされる

(Wikimedia)

クマは地球上の動物の中で、最も鼻が利く動物だと考えられています。例えば平均的な犬の嗅覚は人間の100倍、最も嗅覚の優れた犬種・ブラッドハウンドは人の300倍良いとされています。しかし、クマはそのブラッドハウンドよりも約7倍鼻が利き、人間の約2100倍も嗅覚が優れています。

どうしてこんなに鼻が良いの

(Fact Slides)

鼻が利く主な理由は、エサを探すためです。クマは広い縄張りを持つ動物であり、その中で、自分と子供たちが食べる大量のエサを手に入れなければなりません。そのためには、腐肉や果物の匂いに敏感な方が圧倒的に有利なのです。その優れた嗅覚のおかげで、風が吹けば30km離れた場所の死体の匂いを嗅ぎつけることが出来ます。

またその嗅覚は、エサの置いた場所を記憶することや差し迫る危険を察知すること、子どもが迷子にならないようにすることにも役立っています。

5.現在生きているホッキョクグマは全て、約5万年前にアイルランドで生きていた一匹のメスのヒグマを祖先としている

(アイルランドの地図、水色は氷河期時代の氷床)

(wikimedia)

およそ5万~2万年前、アイルランドの国土のほとんどは氷で覆われ、現在のイギリス(ブリテン島)、そしてヨーロッパ(ユーラシア大陸)と氷床でつながっていました。そのころに2種類のクマが交配して生まれたのがホッキョクグマなのです。

氷河期が終わるとアイルランドから離れ、ホッキョクグマとヒグマはそれぞれ別の地に移住しました。ちなみに現在アイルランドやイギリスには野生のクマがいません。

6.ホッキョクグマの皮ふは黒い

(Polar Bears International)

ホッキョクグマの皮ふが黒いのは、他のどの色よりも太陽の熱を吸収して、効率良く体温を上げられるからです。

7.ホッキョクグマの肝臓を食べると死ぬ。これは肝臓に含まれる大量のビタミンAで急性中毒を起こすため

(Wikimedia)

ビタミンAは人間にとって必要不可欠な栄養素ですが、取りすぎると急性中毒を起こし、下痢や腹痛、嘔吐、めまいなどを発症します。また、摂取量によっては体全体の皮ふがはがれ、肉が見えてしまう状態になることもあります。最悪の場合は、肝臓が損傷して意識を失い、死亡することもあります。

8.トラだけが成体のクマの捕食者となりうる

(allempires)

クマには、人を除けば天敵はほぼいないと言えますが、唯一トラは成体のクマを捕食することがあります。

野生のトラは中国やインド、東南アジアに分布しており、そこと生息域が重なるツキノワグマ、ヒグマ、ナマケグマ、マレーグマはトラの獲物として狙われることがあります。

9.ポーランド軍の一員として、第二次世界対戦で戦ったクマがいる。役目は主に前線への弾薬輸送だった

(wikimedia)

シリアヒグマのヴォイテクは、第二次世界大戦中にポーランド軍に所属し、戦争に参加したことで有名です。

ヴォイテクは親がハンターに撃ち殺され、ポーランド軍によって引き取られたクマです。彼は軍隊生活の中で敬礼を覚え、ときには軍人たちとのレスリング遊びも行っていました。

(↓ヴォイテクが兵士とじゃれているところ)

(Culture)

ヴォイテクは、その愛嬌や物珍しさから兵士たちや一般市民から注目を集め、かなりの人気を得て軍隊のマスコットになり、最終的には補給中隊に配属されることになったのです。

そして、1944年に行われたモンテ・カッシーノの戦いでは部隊の一員として、多くの弾薬を運び、ドイツ軍撤退に一役買いました。

10.グリズリーが摂取する1日の平均カロリーはおよそ5万8千キロカロリー。これは人の約29倍

(wikimedia)

ヒグマの一種であるグリズリーは、雑食性で植物や昆虫、魚、動物など何でも食べます。また、エサが少ない春頃は樹皮を食べることさえあります。

5万8千キロカロリーをグリズリーが食べるエサの量に換算すると、45kgの木の実、あるいは13匹のヒメマスに匹敵します。実際に、1日でグミの実を20万個食べたグリズリーも目撃されています。

11.ホッキョクグマが出没するカナダのチャーチル市では、歩行者がホッキョクグマと遭遇した場合に備えて、避難のために車のドアをロックしない習慣がある

(smosh)

カナダ・マニトバ州北部のチャーチル市では、秋頃になると数百頭のホッキョクグマが川岸に集まることで知られています。

(↓チャーチル市の場所)

(Google map)

実際にある特定の地域に入ると、ホッキョクグマの出没と歩行注意を呼びかける看板が現れます。

(↓ホッキョクグマが出没するため、このエリアで歩行しないように呼びかける看板)

(Fresh Tracks Canada)

しかしホッキョクグマ目当てで観光しに訪れる人が多いこともあって、お腹を空かせたクマに襲われてしまうことを避けるために、住民たちは車と家のロックをかけないで、いつでも歩行者が避難できるようにしておきます。

12.アメリカグマは冬眠している間に子ども産む

(sciencedaily)

アメリカグマは、10月~翌年5月ぐらいまで冬眠します。妊娠しているクマは、冬眠初期には心拍数が落ち、活動レベルが低下しますが、出産直前になると心拍数が上がって通常の状態になり、子供を出産します。

その後数週間をかけて母親は再び冬眠状態に移行します。その間子どもは母親の母乳だけを飲んで成長します。

13.冬眠期間中、クマの体温は数度低下し、心拍数は通常の55回/分から9回/分まで減り、代謝速度が約50%減速する

(youtube)

アメリカグマとヒグマは、寒い地域に住んでいるので、エサが少なくなる冬の期間は冬眠します。その時になるべくエネルギーを消費しないよう、体温下げたりして活動性を低下させ、エネルギー消費を抑えます。

また最近の研究では、アラスカ州に住むアメリカグマは体温を33℃から9~11℃に下げ、通常よりも75%エネルギー消費量を制限できることが分かっています。

14.ホッキョクグマは10日間休まずに、約500kmを泳ぎ切ることができる

(Wikimedia)

あるメスのホッキョクグマに位置を追跡できるGPSトラッカー付けたところ、北極海を10日間休むこと無く、560kmもの距離を泳いでいることが分かりました。

この大移動は、氷が溶けてしまう夏の期間に、氷があるより寒い地域に移住するために行われるものです。
この際に体重の20%近くを失うこともありますが、とてつもなく体力があるので、ホッキョクグマが死んでしまうことはありません。

15.クマは、冬眠時(約7ヶ月間)に排尿しない。尿はタンパク質に変えられて、体内で消費される

(Fernie)

冬眠中は飲まず食わずで、排尿も排便もしません。フンは、腸にためられて春にまとめて排出されます。

また、動かなくても筋肉がおとろえることはなく、たくわえた脂肪だけが消費されてスリムな体型になります。そして必要となるタンパク質は、尿から得るのです。

16.史上最大の肉食哺乳動物は、ショートフェイスベア。現在のクマの2倍の大きさ

(↓ショートフェイスベアの骨格標本)

(wikipedia)

およそ180万~1万1千年前に北アメリカに生息していたクマです。その体長は、四本足で立った時には2m近く、後ろ足2本で立ち上がった時には4m近くになります。脚がかなり長く、その長脚を生かして、北アメリカの大草原ですばしっこいレイヨウを追い回していたとされます。

(↓人との大きさ比較)

(wikipedia)

17.クマの平均寿命は、いずれも野生でおよそ20年。飼育下では40年近く生きる個体もいる

(↓世界一長生きしたクマ、デビー)

(wikimedia)

最も長生きしたクマは、カナダ・ウィニペグのアシニボイン動物園で飼われていたメスのホッキョクグマで、年齢は42歳でした。

18.ホッキョクグマではない、白いクマがいる(シロアメリカグマ)

(quizizz)

アメリカグマの亜種で、カナダのブリティッシュコロンビア州沿岸に生息しています。その数は極めて少なく、400~1000頭しかいないとされています。

シロアメリカグマは、突然変異により発生するメラニンが欠乏したアルビノではなく、一つの種として確立しています。見た目はホッキョクグマのようですが、遺伝子的にはほとんど関連がありません。

この色のおかげで、魚とりの成功率が茶色のクマよりも30%ほど高くなることが分かっています。成功率が上がる原因は、太陽が射す昼の間、魚にとっては白が見えにくくなるからです。

19.アジアの一部地域では、母クマから子どもを連れ去り、その子グマに踊りを訓練し、ダンスショーを行わせている

(wintonbearfoundation)

クマ踊りはギリシャやトルコ、ブルガリアなどでも存在しましたが、その残虐性から現在ではインド、パキスタン、ネパールなどでしか行われていません。

ショーに出すクマは、母グマを射殺した後に、子グマを捕獲して無理やり訓練させます。その時に、ロープをつなぐ大きな穴を、クマの口部に開けて、飼い主がクマをロープで引けるようにします。

(↓口蓋にロープ穴を開けられたクマ)

(JustGiving)

飼い主がこのロープをひくたびに、クマはかなりの痛みを覚えます。

そして音楽がかけられると、飼い主はクマの脚とお尻を叩いて痛みを与えながらダンスさせるのです。

20.中国のクマ農園では、狭いケージにクマが押し込まれ、腹部にカテーテルを入れられて、胆汁を毎日少しずつ死ぬまで抜かれ続けている

(animalsasia)

クマの胆汁(たんじゅう)は二日酔いや消化不良、にきびに効くとして古来から日本を含むアジア地域で利用されていました。その値段は1g100円~2万円と金より価値が高くなることさえあります。

現在1万2千頭のクマが中国、韓国、ラオス、ベトナム、ミャンマーの農園で無理やり狭いケージに入れられて飼育されています。農園のクマたちは、20年近くに渡り、麻酔なしでお腹にカテーテルを突っ込まれ、凄まじい苦痛と共に胆汁を抜かれ続けるのです。

(胆汁を抜かれるクマ)

(ewao)

参考元:Bear

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