最も人を殺している危険な動物たち(ランキングベスト24)

今回は、最も人の命を奪っている動物についてご紹介したいと思います。各動物による年間の平均犠牲者数を順位付けし、以下のランキングにしました。

※犠牲者数については、記事の最後にある参考元のデータを使用しています。
それでは24位から見ていきましょう。

24位.アリゲーター 年間1件

(Wikimedia)

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アリゲーターは中国とアメリカだけに生息するワニで、アメリカだけでも数百万匹がいると推測されています。アリゲーターによる事故はフロリダ州で最も多く、2015年には9件発生しています。その事故で襲われた9人のうち、1人が死亡しています。

また最近では、2016年6月にフロリダのディズニーリゾートにあるベイレイク(湖)で、アリゲーターの襲撃事故が発生しています。その事故では2歳の男の子が家族のいる前で、アリゲーターに噛まれて湖の中に引きずりこまれ溺死しています。

(↓事件のあった湖周辺)

(wikipedia)

年間死亡者数は、自動販売機の方が多い

(Playbuzz)

アリゲーターで死ぬ人よりも、自動販売機で死ぬ人の方が多く、その数は毎年平均13人に上ります。自動販売機の設置不良により、飲み物を購入した人や販売機の前に通りかかった人が、下敷きになる事故が発生しているのです。

23位.サメ 年間9件

(↓サメの中で最も危険とされるホオジロザメ)

(wildlifeaddict)

国際サメ襲撃ファイルによれば、1958年~2016年の間に2,899人がサメに襲われ、そのうち548人が命を落としています。最もサメによる死亡事故が多い国はオーストラリアで、1791年以降、1032人が襲われ、236人が亡くなっています。

以下に国ごと、地域ごとのサメによる人への襲撃数、死亡数を一覧でご紹介します。

(調査年度:1958~2016年)
地域 襲撃数 死亡数
アメリカ 1104回 35人
オーストラリア 536回 72人
アフリカ 346回 94人
アジア 129回 48人
ハワイ 137回 10人
ヨーロッパ 52回 27人

これらの統計は、発展途上国ではまともに取られていないため、実際のところ、サメによる襲撃事故はこれよりもずっと多いと考えられています。

人にとって危険になりうるサメはたった3種類

(↓上から時計回りにホオジロザメ、オオメジロザメ、イタチザメ)

(Elias Levy/wikimedia)

世界にはおよそ480種のサメがいます。ですが、人間の脅威となるのは、ホオジロザメとオオメジロザメ、イタチザメの3種のみです。これらはいずれも2ケタの死亡者を出しています。

これらの種は、他のサメと比べてもかなり大きくなり、力が強いため、襲われた場合には重症化する可能性が高くなります。

22位.オオカミ 年間10件

(Wikimedia)

世界的に見ると、現在ではオオカミに襲われることはかなり少なくなってきており、襲撃事件の多くは、インドやその近隣諸国など一部の国に限られています。統計では1952~2002年までにヨーロッパとロシアで8人、北アメリカでは3人、南アジアでは200人以上がオオカミに襲われて死亡しています。

犠牲者の90%以上が子どもで、特に10歳以下がほとんどを占めます。大人が殺されるケースはまれで、そのほとんどは女性です。

かつては死亡者数が毎年数百人に上っていた

(↓1914年に描かれた、子どもさらうオオカミ)

(wikipedia)

狩猟で銃火器が使われる19世紀以前には、オオカミが人を恐れるということはかなり少なかったとされています。それゆえ、食べ物が見つからないときは、民家を訪れ、家畜を襲ったり、幼い子どもを誘拐して食べることがありました。

フランスだけでも、1200~1920年の間で記録に残っている死亡者数は、7,600人に達します。現在では狩猟によるオオカミの激減と、人に対して恐怖心を抱いた個体が多くなっているため、襲われることはかなりまれです。

21位.ウマ 年間20人

(theodysseyonline)

ウマによる死亡事故は、これまで紹介してきた動物たちとは違うものです。ウマは草食動物で、基本的におとなしい性格なので、人を襲うことはめったにありません。

年間20人が亡くなっている原因は、乗馬です。乗馬中にヘルメットを装着していない状態で落馬し、頭部に強い衝撃を受け、脳損傷を起こして死亡する事故が発生しているのです。

20位.ヒョウ 年間29人

(india)

アフリカ大陸とアジアの一部地域に生息しているヒョウですが、その死亡事故のほとんどはインドとネパールで起きています。

インドではヒョウによる犠牲者が、他の肉食動物を全て合わせた犠牲者の数よりも多いことが分かっています。またネパールでは、1年間で国民100万人あたり1.9人がトラに襲われて亡くなっているという報告もされています。

ヒョウvs.人間では人間の方が勝つ場合もある

(discountafricanhunts)

人間がヒョウと偶然出会い、襲われた場合でも身近な武器でヒョウとの戦いに勝利をおさめた人が少なからずいます。

たとえば、農作業中の56歳の女性がヒョウに襲われた際、持っていた小鎌とスコップで、ヒョウを打ちのめしたケースや、ケニアの73歳男性が、襲われた時に素手でヒョウの舌を引きちぎって、殺してしまったケース等があります。

19位.アリ 年間30人

(↓右がアカヒアリ、左がサスライアリ)

(Cbws/YouTube)

アリは世界に280種類以上いますが、基本的には人間に無害です。しかし、アカヒアリとサスライアリについては、かなり危険であり死傷者が多く出ています。

とは言っても、この2種は日本にはいないので安心してください。アカヒアリはアメリカ、サスライアリはアフリカと熱帯のアジア地域にしかいません。

アカヒアリ

(↓アリの巣に侵入した男性が、アカヒアリに脚を刺されて3日目の写真)

(wikipedia)

アカヒアリの特徴は、そのお尻にある毒針です。アリにしては強い毒を持っており、集団で襲われればひとたまりもありません。刺された場所は赤くはれあがり、強い痛みとかゆみが数日間が続くのです。

また一部の人は、この毒に対してアレルギーを持っており、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。そして死因の多くは、このアレルギー反応によるものです。

サスライアリ

(ViralNova)

サスライアリは、最大二千万匹の巨大コロニーを作り、非常に大きく力強い大アゴを持つことで知られています。

基本的に一匹だけに噛まれるということは少なく、集団で噛みつき、体中に噛み跡を残していきます。その傷は治るまでに4日近くかかり、重症化した場合は、合併症を引き起こし死ぬことさえあるのです。

18位.クラゲ 年間40人

(wikimedia)

クラゲの中でも最も恐れられているのが、箱型の傘を持つ「ハコクラゲ類」です。いづれの種もかなり強い毒を持ちますが、その中でもキロネックスやハブクラゲは、その毒性が極めて強いことで知られています。

またキロネックスはオーストラリア近海の種で、日本にはいませんが、ハブクラゲについては日本近海(特に沖縄周辺)にいるので、近づかないよう十分に気をつける必要があります。
  

キロネックスは地球上で最も強い毒を持つと言われる

(wikimedia)

キロネックス一匹の個体が保有する毒の量は、成人を60人ほど殺害可能な量であり、それゆえ地球上で最も強い毒を持つ動物と言われています。

刺されると激痛の後に患部の壊死や呼吸困難、心肺停止に陥り、1~10分で死亡します。オーストラリアでは1884年以降、少なくとも5,567人がキロネックスの刺胞に刺されて亡くなっています。

17位.ハチ 年間58人

(↓オオスズメバチ)

(Flickr/t-mizo)

ハチによる被害は日本が最も多いとされ、その死亡事故の大半はスズメバチによるものです。毎年10~20人がハチに刺されて命を落としており、2015年には日本だけで23人が亡くなっています。日本において有毒生物による犠牲者数は、スズメバチが最も多く、その大半を占めています。

ハチによる死亡事故の多くは、山間にある田舎で発生しています。スズメバチが巣を作る樹木が間近にある田舎では、遭遇するチャンスが高くなるだけでなく、治療できる適切な医療機関が近隣に無いため、刺されると手遅れになるケースが多々あります。

死因は主に、アレルギー反応によるショック死(アナフィラキシーショック)で、スズメバチの毒液が直接作用して死んだ例は少ないとされています。

16位.シカ 年間130人

(Wikimedia)

シカは直接的に人を殺めることはありません。シカによる死亡事故は、運転中に道路でシカと衝突したり、目の前にいるシカを避けようとしたときに起きています。

アメリカでは2012年に、シカによる衝突事故が123万件発生しており、そのほとんどは車の損傷と運転手らの軽症で済んでいます。しかし、死亡事故に至るほどのケースもあり、物的損害は毎年1100億に上ると見積もられています。

またドイツでも、シカによって毎年22万件もの自動車事故が引き起こされ、1000人以上がケガを負い、20人近くが命を落としています。

15位.アフリカスイギュウ 年間200人

(Wikimedia)

アフリカの森林地帯やサバンナに住むスイギュウで、本種が生息する地域では「未亡人製造機」や「黒い死神」と呼ばれ恐れられています。実際のところ、アフリカではどの陸生動物よりも犠牲者が多いと考えられています。

本種に近づかない限り、襲われることはありませんが、もし知らぬ間に近づいてしまった場合には、最大で1トンにもなる巨体が遭遇者めがけて時速50kmで突進してきます。

また、アフリカスイギュウはスポーツハンティングの対象になっており、ハンターたちはより大きなスイギュウを捕まえることに価値を置き、ハンティングを楽しんでいます。

しかし、スイギュウを一撃で仕留められなかった場合、ハンターはスイギュウから突進を受けて死亡することがあり、実際にそのような事故がたびたび起きています。

(↓スポーツハンティングで捕らえたスイギュウと一緒に写るハンターたち)

(grandsafariusa)

14位.ライオン 年間250人

(Wikipedia)

ライオンは、たいてい人を食うことはありません。しかし一部のオスは、人間を捕食することがあります。その中でも、人を喰ったことで最も名が知られているのが「ツァボの人喰いライオン」たちです。

この2頭のライオンは、1898年3月から9ヶ月間に渡って、ウガンダ鉄道の敷設作業を行っていた従業員を、28人殺して食べたとされています。

(↓ツァボの人喰いライオン1頭目。オスにも関わらず、タテガミがない)

(wikipedia)

これはかなり昔の事件ですが、今でもライオンが人を襲って食べるということはあります。タンザニアでは、1990年~2005年に少なくとも563名の村人が襲われ、多くが食べられていたという記録が残っているのです。

現在でもタンザニアだけで、毎年70人近くがライオンの犠牲になっていると推測されています。

13位.ゾウ 年間500人

(wikimedia)

ゾウによる死亡事故の多くはインドで起きており、インド国内だけで毎年300人近くになります。これは急激な都市化によって生息地を破壊されたゾウたちが、食べ物を求めて人里に降りてくるようになったからです。

ゾウは畑の作物をあさり、ほとんどを食い荒らしてしまいます。そのうえ、そこで人と遭遇してしまった場合には、遭遇者めがけて突進してくることがあるのです。最大5トンにもなる巨体が突進してくるわけですから、軽症で済むことはほとんど無いと言って良いかもしれません。

13位(同位).カバ 年間500人

(Taringa!)

動物園でカバを見ると、のんびりとして穏やかそうに見えます。ですが、野生のカバが住むアフリカでは、最も危険な大型動物とみなされています。

カバは、自分のテリトリーに入った者や、近づいてきた者に対しては容赦なく攻撃を仕掛けます。彼らの人への攻撃方法は、突進あるいは船を転覆させることです。2014年には、船で川を渡っていた12人の学生が、カバによってひっくり返され、全員が溺れて亡くなっています。

また時々、カバは作物のある畑に訪れて、収穫物を食べていくことがあります。その時に人と遭遇することがあると、死亡事故に発展する場合があります。

一見カバはトロそうですが、人間よりもずっと早く、最高時速は40kmに達します。そのため突進から逃げることは、そう簡単ではありません。

11位.クロコダイル(ワニ) 年間1000人

(↓左がイリエワニ、右がナイルワニ)

(Wikimedia)

クロコダイル科のワニは、全部で23種類いますが、その中で非常に危険とされているのが、上の写真のイリエワニとナイルワニです。イリエワニは東南アジア、ナイルワニはアフリカに生息しています。

どちらも攻撃性が高く、人間を捕食することで知られています。特にナイルワニは、人が暮らしている場所の近くに生息しているため、犠牲者はかなり多く出ています。

犠牲者の多くは、川で洗濯をしたり、漁をしたり、泳いだりしている時に襲われており、襲撃された際の致死率は60%近くに達しています。

10位.サナダムシ 年間2000人

【サナダムシ(有鉤条虫)の成体イメージ、通常2~3mほど】

(wikimedia)

サナダムシは寄生虫であり、様々な種類がいます。その中で最も犠牲者を出しているのは、有鉤嚢虫(ゆうこうのうちゅう)と呼ばれるブタに寄生する種です。

この虫の卵が付いた生焼けの豚肉や、飲み物を口の中に入れることで、嚢虫症(のうちゅうしょう)と呼ばれる感染症にかかります。

嚢虫症の症状は、有鉤嚢虫が寄生する場所によって異なりますが、脳に寄生された場合が最も重症化しやすく、脳内に液体がたまる脳水腫などを引き起こして死亡する可能性が高まります。

(↓感染者の脳のMR像、黒い点がサナダムシの塊)

(wikimedia)

数年間はほとんど症状が出ないために、感染が広がっている

人に感染したとしても、数年間は自覚症状がほとんど無いか、軽度であるため、その間に他の人へ感染する可能性がかなり高くなります。

感染した人の便には、有鉤条虫の卵が含まれており、公衆衛生の行き届いていない発展途上国では、これを介して感染することがあるのです。

これらの感染症が起きるのは、もっぱらアジア、アフリカの衛生設備の整っていない地域であり、その死者数は毎年1200人近くに上ります。

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