体重2トンで世界最大!マンボウのびっくりな生態と雑学

今回は、あまり知られていないマンボウの興味深い生態や雑学をご紹介します。

1.マンボウは世界最大の硬骨魚類

(via wikimedia)

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硬い骨から成る魚の分類「硬骨魚類(こうこつぎょるい)」としては世界最大とされ、全長3m以上に達します。

魚類としてはサメなどの方が大きいですが、サメは体が軟骨で出来ている「軟骨魚類」です。

車よりも重い

(via Wikimedia)

体重は通常1トンほど、大きいものでは2.3トンに達します。一般的な軽自動車が1トン弱、普通車で1~1.5トンであることを考えると、マンボウが世界一の称号を持っているのも納得できます。

2.現在世界最大とされる個体は、この子↓(動画あり)

(via opencage)


推定全長4.2m、体重2.3トンのマンボウが、現在最大の個体とされています。

このマンボウは、2014年にマルタ・ゴゾ島沿岸の水深15mの場所で、ダイバーが発見したそうです。ちなみに、この写真にうつっているダイバーの身長は1.92mです。

3.尾びれ、腹びれがない

(↓左:一般的な魚の尾びれ)

(via Max pixel)

一般的な魚は尾びれや腹びれを持っていますが、マンボウにはありません。その代わり背びれがかなり発達しています。

またマンボウの体の後方部には、尾びれのようなものが付いていますが、これは舵びれといわれており、一般的な魚類の尾びれとは異なります。この舵びれは、主に進行方向を変えるために使われています。

4.模様や色は個体によって様々

(via playbuzz)

体表は茶色から銀、白まで様々あり、ぶち模様を持った種もいます。このような体色や模様は、個体間のみならず、生息する地域ごとに異なる傾向があります。

そしてこの色は、襲われそうになった時に、明るめから暗めの色に変化することで知られています。

5.マンボウはクラゲが好き(主食)

(↓クラゲを食べるマンボウ)

(via YouTube)

マンボウの主食は、クラゲです。その他にもイカや甲殻類、小魚、ヒトデなども食べます。食性はバリエーション豊かで、それゆえ海底から海面まで広範囲を移動し、色々なものを捕食します。

6.巨体だが、食べる量はそれほど多くない

(via Starfish)

主食のクラゲは、90%以上が水で出来ています。そのため、クラゲにはほとんど栄養がありません。しかし、マンボウはほとんど体を動かさないため、一般的な魚ほど食べる必要がありません。

実際のところ、マンボウは体重の1~3%が1日のエサの摂取量とされ、体重が1トンなら10~30kgほどです。

また、マンボウは体重1kgあたり3~10キロカロリーが必要摂取量とされています。一方で人間は25~35キロカロリーで、マンボウの3倍以上のカロリーが必要となります。

同じ魚類のマグロも、人間と同じくらいなので、いかにマンボウが低エネルギーな生活を送っているかが理解できます。

7.マンボウの歯はかなり変わっている

 

(↓マンボウの口と歯)

(via turtlejournal)

マンボウの歯は、オウムのクチバシのような形状で、上下2つしかありません。その代わり、喉の奥の部分には複数のギザギザとした歯が生えています。このおかげで喉をつまらせずに、食べ物を噛みちぎることができます。

8.マンボウは世界中のほとんどの海にいる

(↓赤~黄がマンボウの生息域)

(via wikimedia)

冷たい海を除く、太平洋・大西洋・地中海・インド洋などあらゆる海洋に分布しています。もちろん日本でも見られます。特に宮城など東日本の太平洋岸で見かけることが多いようです。

9.日光浴をたしなむ

(↓死んでいるように見えるけど、実は日光浴中)

(via idemandmyrighttohate)

マンボウが写真のように横たわっていると、弱っているか、死んでいるのか?と思ってしまいますが、実は違います。

むしろマンボウはこれを日課としており、1日のうち半分くらいこうやって過ごしていることさえあるほどです。

その目的は複数あります。一つ目に、自分の体を暖めるためです。マンボウは寒さには弱く、冷たいところにずっといると弱って死んでしまいます。

二つ目に寄生虫を海鳥や魚たちに食べてもらうためです。マンボウの体には約40種類におよぶ大量の寄生虫が巣食っています。自力では、寄生虫をどうにかすることが出来ないので、体を水面に出して海鳥たちに食べてもらうのです。

最後に、自身の代謝を上げるためです。人間と同じようにマンボウも太陽を浴びると元気になります。体温が上がって動きが活発になると同時に、食べたエサの消化が促進されることが分かっています。

10.マンボウは地球上で最も多くの卵を産む動物

(via gtaaquaria)

マンボウは1回の出産で、最大3億個もの卵を産みます。これほど出産しても生き残るのはごくごくわずかで、ほとんどは他の魚のエサになります。

11.マンボウの赤ちゃんは、こんぺいとうのようにトゲトゲしい

(via wikimedia)

産まれたばかりの稚魚は、ギザギザとしたトゲが体中を覆っています。これはハリセンボンのトゲと同じように、他の魚から簡単に食べられてしまわないようにするためです。

これほどトゲトゲしくても、クロマグロやシイラなどはこの赤ちゃんをよく食べます。

またこのトゲは、大人になると他の部位と融合して完全に無くなります。

12.マンボウは産まれた時の大きさから100万倍以上も成長する

(via Talus Slopes)

卵から産まれた赤ちゃんは、大きさが全長2.5mm、体重は1g以下です。成体時には体重が最大2トン近くになるので、稚魚と成体では体重換算で数百万倍の差があるのです。

人間の場合は、大人と新生児で体重が20倍ほどの差しかないことを考えると、いかにマンボウの成長率がすさまじいかが分かると思います。

13.マンボウは水深800mの深海にも現れる

(via wikimedia)

マンボウの活動範囲は広く、海面から水深800mまでを行き来していることが分かっています。

その目的はエサです。マンボウは水深50m以下にいるクラゲ類を狙っているのです。

これほど深くにいるだけあって、1日の移動距離は30km近くになることもあります。しかし動きは鈍く、最高でも時速3.2kmでしか泳げません。

14.人間には基本的には無害。でもマンボウの飛びはねでケガをすることがある

(via Ifish)

マンボウはとても穏やかで、のんびりとした性格なので、一緒に泳ぐこともできます。しかしマンボウは時々、体に付着した寄生虫を落とすために、水面から勢い良くジャンプすることがあります。

このジャンプはマンボウが巨体になればなるほど危険で、実際にこのジャンプで船に体当たりされてケガ人が出ています。ですがこのようなケースは非常にまれで、まだ1件しか報告されていません。

15.マンボウは美味しいだけでなく、薬にもなる

(↓マンボウ料理)

(via wikimedia)

マンボウは、三重県など日本の一部地域や台湾などで食用とされています。白身は鶏肉のように淡白な味わいで柔らかく、からあげや天ぷら、刺し身にして食べられています。

またマンボウの肝臓から抽出した油は、傷や胃潰瘍に効用があり、古来から薬として利用されています。

参考元:Ocean sunfish

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(最終更新:2017年3月30日)コメント0
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