噛む力で見る最強の動物ランキング

動物たちの噛む力、咬合力のランキングをご紹介します。噛む力の単位はPa(パスカル、N/m2)にしています。このPaだけだと分かりづらいので、実例として「人間の噛む力は110万Pa」「60kgの人がハイヒールで踏んだ時の圧力は1200万Pa」を挙げておきます。

10位.ブチハイエナ 758万Pa 人間の咬合力の6.9倍

(via wikimedia)

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意外なように思われますが、ブチハイエナはトラやライオンよりも強いアゴ力を持っています。その強力なアゴで骨まで噛み砕き、獲物を丸ごと食べてしまいます。

ハイエナと言えば、死肉をあさる動物と思われがちですが、ブチハイエナは違います。獲物の60%以上を自分自身で仕留めており、最大時速60kmで数kmに渡って獲物を追いかけ回すことができるのです。

人の死体を食べる

また、ハイエナは放置した人の死体を食べます。古来からアフリカ民族の死体は、ハイエナによって消費されていたことが明らかになっています。

ハイエナは生きている人間に対して、積極的に攻撃を仕掛けることはありませんが、もし危険にさらされたり、攻撃を受けることがあれば、襲ってくることもあります。

9位.グリズリー(ハイイログマ)800万Pa 人間の7.3倍

(via Planet deadly)

北アメリカに住むヒグマの仲間です。体高1m前後、直立すると2mほどで、体重は300kg前後になります。大きいだけでなく、優れた嗅覚と鋭利な爪、そして強力なアゴ力を有しています。

噛む力は人間の約7倍で、樹木や骨よりもずっと固い鉄製のフライパンさえ穴を開けることができます。

どのクマも同じですが、グリズリーも基本的に人間との接触は避けます。めったに人が襲われることはなく、襲撃事故は年間1件未満です。

そうは言っても、攻撃性はかなり高いので、彼らの縄張りには近づかないのが一番でしょう。

8位.ホッキョクグマ 827万Pa 人間の7.5倍

(↓世界最大のクマのはくせい)

(via rephaim23)

クマの中で最も大きくなるのがホッキョクグマです。最も大きい個体では、全長が3.3m、体重は1トンを超えます。

野生のホッキョクグマは、主にアザラシ、セイウチ、クジラを食べますが、人間を襲うこともあります。2011年8月には、ノルウェーのスピッツベルゲン島で、子どもがホッキョクグマに食べられて亡くなっています。

過去20年間においては、カナダだけでも6件の死亡事故が発生しています。昨今、温暖化によりホッキョクグマの攻撃性は高まっていると言われています。流氷が溶け、エサを求めて人の住む海岸部まで移動しなければならなくなった個体が、人間を襲う事件が多くなっているのです。

7位.ゴリラ 896万Pa 人間の8.1倍

(via Lowyat)

ゴリラは身長1.7~1.8m、体重は150kg前後で霊長類最大の種です。その巨体にも関わらず、臆病で温和な性格をしています。

しかし、非常に強いアゴと鋭利な犬歯があります。そのアゴ力は、人間の約8倍にもなります。どうしてそんな強い咬合力を持つようになったのでしょうか。

それは、硬い植物を食べるためです。硬い樹皮や植物の根っこをすりつぶして消化するためには、強いアゴ力が必要になるのです。またその鋭利な犬歯は、外敵を威嚇したり、オス同士の争いの際に使われています。

6位.オオメジロザメ 931万Pa 人間の8.5倍

(via wikimedia)

サメの中ではホオジロザメと並んで危険とされるのが本種です。体長は最大で4mほど、体重も300kgを超えます。

この種がやっかいなのは、海だけでなく淡水の川や湖にも生息していることです。これに加えて、水深30m以内の浅くて濁った水を好んでおり、縄張りを持っていることが危険度をより高めています。

そのため、ビーチで泳いでいる人がオオメジロザメのテリトリーに侵入して襲われるケースがあるのです。これまでに少なくとも69件の襲撃事故が発生しています。

5位.ジャガー 1034万Pa 人間の9.4倍

(via Wikimedia)

ネコ科最大のアゴ力を保有しているのが、ジャガーです。その力はトラの2倍、人間の9倍にも達します。体格に比べて頭骨がかなり発達しているため、アゴ筋がかなり強く、その咬合力でカメのコウラに穴を開けることができるほどです。

ジャガーは単独行動する動物で、狩りは一匹で行います。優秀なハンターであり、ワニやカメを含む様々な動物を捕食しています。

捕食する際は、その長く鋭利な犬歯を使って、獲物の頭蓋骨に穴を開け、脳までその牙を食い込ませ、死に至らしめます。

4位.カバ 1241万Pa 人間の11.3倍

(via wikimedia)

陸に住むほ乳類の中で最も強い咬合力を有するのがカバです。60kgの人がハイヒールで踏んだ時の圧力と同レベルであり、人間の咬合力の11倍にもなります。

巨大な口には最大50cmの長い犬歯が生え、150度まで開くことができます。まともに挟まれれば、串刺しにされることは間違いありません。

カバは体重2トン以上で、脚も短く、ずんぐりとして走りが遅そうなイメージを持たれていますが、実際は最高時速30kmで人間よりも速く走れます。また野生のカバには縄張りがあり、気性も荒いことから、生息地のアフリカでは最も恐れられている陸生ほ乳類となっています。

3位.アメリカアリゲーター 1465万Pa 人間の13.3倍

(via wikimedia)

最大体重450kg、全長4.6mに達する北アメリカ最大のワニです。その巨体だけあって、咬合力も圧倒的で、人間の13倍以上の力があります。

成体のアメリカアリゲーターには、75~84本の歯が生えいます。そのうち一本が抜けると、すぐに新しいのが生えてきます。本種は、一生涯で2000~3000本の歯が生え変わると言われています。

これほど強いアゴ力を持っていますが、アゴを開ける力は非常に弱く、人の手でワニの頭部を上から押えると、ワニは自分の力で口を開けることが出来なくなります。

(↓テープだけで口を閉じさせることができる)

(via quora)

2位.ナイルワニ 3447万Pa 人間の31.3倍

(via wikimedia)

最大6.1m、体重1トンを超える、世界で2番目に大きなワニです。極めて噛む力が強い上に、鋭い歯が生えているので、噛まれると歯がしっかりと肉に食い込んで逃げ出すことが不可能になります。これのおかげで、シマウマやカモシカなどの大型ほ乳類を捕獲することができます。

また、その強力な咬合力は長時間に渡って持続可能で、獲物を噛んで水の中に引き込み、溺れさせるのに役立っています。

1位.イリエワニ 5309万Pa 人間の48.2倍

(via Pixabay)

は虫類で最も大きい種であり、全長は最大で7.0m、体重は1.2トンにもなります。ワニは基本的に体が大きくなるほど、噛む力が強くなる傾向があります。それゆえ体が非常に大きくなる本種は、強力なアゴ力を持つことになります。

イリエワニは全長5m以上になると、ティラノサウルスの咬合力に匹敵するほどのアゴ力を持つと考えられています。これほど強い力を持つにも関わらず、アリゲーターと同様に口を開く力はとても弱く、ダクトテープを2~3枚巻くだけで、全く口を開けられなくなってしまいます。

↓実際に測定はされていないが、ワニより強いかもしれない種

シャチ 1億3089万Pa 人間の119倍

(via wikimedia)

咬合力が実測された動物の中ではイリエワニが最強ですが、シャチの推定咬合力は1億Pa以上でイリエワニの2倍以上と考えられています。ですが、シャチの咬合力を正確に計測することは困難であるため、本当のところは分かっていません。

その他、咬合力のデータがある動物で11位以降

11位.トラ 724万Pa 人間の6.6倍

12位.ホオジロザメ 461万Pa 人間の4.2倍

13位.ライオン 448万Pa 人間の4.1倍

14位.マスティフ犬 383万Pa 人間の3.5倍

15位.ハイイロオオカミ 280万Pa 人間の2.5倍

16位.イタチザメ 224万Pa 人間の2.0倍

17位.ヒョウ 207万Pa 人間の1.9倍

データは以下の値をPa単位に変換して使用:sciencefocustailandfur

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(最終更新:2017年4月6日)コメント0
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