隕石により生まれた地球上の驚くべきクレーター(衝突跡)

隕石(いんせき)によって生み出された、インパクトのある美しいクレーターをご紹介します。全部で9ヶ所あります。

1.メテオールクレーター(アメリカ)

(via 3B Meteo)

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メテオールクレーターは地球上で最も保存状態の良いクレーターと言われています。直径は1.2㎞、深さは170m。

アメリカ・アリゾナ州のソノラン砂漠北部にあります。クレーターの縁は盛り上がっており、周囲の平原から45mの高さとなっています。

(↓真上から見たクレーター)

(via wikimedia)

このクレーターは、およそ5万年前(更新世)に隕石が衝突したことで形成されました。これほど大きなクレーターにも関わらず、隕石の直径はたった20~30mほどと推測されています。

クレーターの大きさと比較すれば小さな隕石ですが、その衝撃力はすさまじいものでした。秒速12㎞(ライフル銃の弾丸速度の30倍以上)で地球に衝突し、広島に落ちた原爆の600倍以上の衝撃をもたらしたのです。

衝突により半径3~4㎞以内の動植物は一瞬のうちに死に絶え、隕石の衝突によって派生した時速2000㎞の衝撃波により、半径20㎞以内の草原が荒野に変貌したのです。

2.ニュー・ケベック・クレーター(カナダ)

(via wikimedia)

直径3.44㎞、深さ400mのクレーターで、現在は湖となっています。カナダ東部ケベック州のアンガヴァ半島にあります。およそ140万年前の隕石衝突によって形成されました。

(↓真上から見たクレーター)

(via wikimedia)

この湖は流出口や流入口がない、完全に閉じた湖であるため、外部から汚染の影響をほとんど受けていません。雨・雪・蒸発によってのみ水が増減しているのです。それゆえ透明度は世界でも有数で、水面から35mの深さを見渡すことが出来るほどです。

(↓夏季のクレーター)

(via wikimedia)

3. アムギッド・クレーター(アルジェリア)

(via Amusing Planet)

直径500m、深さ65mのクレーターです。アルジェリア南西部の隔絶された地にあります。最も近い町からでも100㎞以上離れており、凸凹の岩盤地のため、ここまでたどり着くのは困難をきわめます。

(↓クレーター内部)

(via amusingplanet)

アムギッドクレーターから北に13㎞行くと、枯れ川の周りに紀元前7世紀以前に建てられた墓が並んでいます。これが示すものは、かつてこの辺ぴな土地に人が住んでいたということです。

クレーターの中心部は平らで、黄土におおわれています。空から撮影すると、この黄土が屈折して白っぽく写ります。

(↓クレーターの底の中心部)

(via amusingplanet)

クレーターは10万年前~1万年前に形成されたと考えられています。研究があまりされていないため、正確なことは分かっていません。

4.ロナークレーター(インド)

(via tripoto)

西インドのロナー市に位置するクレーター湖です。湖の直径は1.2㎞、クレーターの縁の部分まで含むと直径は1.8kmになります。深さは約137mで、塩分濃度が高いアルカリ性の水をクレーター内にたたえています。

(↓エメラルドグリーンの湖面)

(via unexplored)

周囲はチークの木によっておおわれジャングルと化し、それが数㎞に渡って続いています。周辺は動植物が多様な場所であり、クジャクやガゼル、コウノトリ、セキレイなどが森の茂みの中で暮らしています。

隕石が落下した時期は諸説ありますが、およそ57万年前ではないかと考えられています。

5.ウルフ・クリーククレーター(オーストラリア)

(via theconversation)

西オーストラリアの都市パースから、1800㎞北にあるクレーター。直径は875m、クレーターの縁から底までの距離が60mとなっています。

およそ30万年前に鉄隕石が落ちたことで、このクレーターは形成されました。鉄隕石の重さは5万トンで、ライフル銃の40倍もの速度(秒速15㎞)で地球に衝突したといいます。隕石のほとんどは高熱で溶けてなくなりましたが、数百kgの残骸が現代になっていくつか発見されています。

(via theconversation)

クレーターの中央部は隕石があまりにも巨大だったため、地面がリバウンドして盛り上がっています。そしてそこには樹木が密生しています。

6.トゥヌメクレーター(モーリタニア)

(via Norbert Brügge)

サハラ砂漠の真っ只中にあるクレーターです。真上から見ると、ほぼ完璧な円をなしていることが分かります。

(↓真上から見たクレータ-)

(via NASA)

クレーターの直径は1.9㎞で、3万年前~1万年前に隕石によって作り出されました。クレーターの縁から底までが約110mあります。かつてはこれより数百m深かったようですが、現在は砂で覆われているため、浅くなっています。

7.ツワイング・クレーター(南アフリカ共和国)

(via tripadvisor)

南アフリカの都市プレトリアから北西に40㎞離れた場所にあるクレーター。直径は1.13㎞、深さは100mです。約20万年前に直径30~50mの隕石が落ちて出来たとされています。

クレーター内の水は塩分を含んでいるため、昔から塩を採集する場所として地元民に利用されていました。

(↓クレーター内部、上の写真とは時期が異なる)

(via Meletso)

8.カーリクレーター(エストニア)

(via Visit Estonia)

エストニア西部に浮かぶサーレマー島の、9つあるクレーターのひとつです。その9つはいずれも一つの隕石が空中で分裂して作られたものです。これらの衝突は、今からおよそ3500年前に起きたと考えられています。

その9つの中で最も大きいのがカーリクレーターで直径110m、深さは22mあります。

(↓小さく見えるが、深さは22m、直径110mある)

(via Kevin Jaako/flickr)

分裂前の隕石は20~80トンで、秒速10~20㎞に達していたとされます。分裂した隕石は、衝突により合計8万立米もの岩石を掘り起こし、周囲6㎞の森を消滅させました。その威力は広島の原爆と同等とされています。

9.ゴッシズ・ブラフ(オーストラリア)

(via Georg Gerster)

オーストラリア大陸のど真ん中にあるクレーターで、恐竜が全盛期を迎えた約1億4千年前に形成されました。クレーターの大きさは直径5㎞、高さ180mあります。

(via ZME Travel)

クレーターの縁は、山のような連なりとなっています。これは、風や雨による侵食と、縁の部分に小川が流れることで形成されたものです。

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