海の王者、シャチのびっくりするすごい雑学&生態

シャチは本当の海の王者

【↓ホオジロザメにおそいかかるシャチ】

(via psu)

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シャチは海の中で最も強い存在です。シャチよりも強い捕食者はおらず、全てが彼らの餌食になります。シャチは巨体で、動物界随一の咬合力、ハンティング力があり、海の生物では最も知的な生物だと考えられています。

彼らが食べるものはバラエティ豊かで、住む場所よって食べるものは変わりますが、アザラシやホッキョクグマ、クジラ、きわめて凶暴なホオジロザメでさえ捕食することが分かっています。

シャチはきわめて大きい

(via IP Factly Logo)

オスの体長は6~8mでスクールバスと同じくらいの大きさになり、体重は6トン以上でアフリカゾウ以上です。魚類の中でも巨大とされるホオジロザメの2倍近くになります。そして背びれの長さだけでも、最大で1.8mに達します。

これまでに発見された最も大きな個体は、全長9.8mで体重は11トンありました。

泳ぎの速さは、世界最速級

(via wikimedia)

海で暮らすほ乳類の中では、イルカと並んで遊泳能力が優れており、その最高速度は時速65㎞になります。

シャチには少なくとも3つのタイプがいる。それぞれ食べるものが全く異なる

【↓シャチの1タイプ、定住型】

(via wikimedia)

シャチには少なくとも定住型・回遊型・沖合型の3タイプがいます。これらを別種にするかについては議論の対象になっています。この3タイプは食べるものが全く異なるうえに、1万年以上前から異なるタイプ間での交配が全く行われていません。

以下に3つのタイプをご紹介します。

・定住型:沿岸部に住み、主に魚とイカのみを食べる。数十頭の巨大なグループで活動

・回遊型:沿岸部と沖合を周り、主にクジラなどのほ乳類を食べる。家族の絆は弱く、2~6匹の集団で行動

・沖合型:沿岸部から離れた場所に住み、魚の群れが主食。最大200頭ものグループを作る

また模様や色、食性の違いから以下の図の5つ種に分けるべきだという考えもあります。

【↓5つのタイプは模様がことなる。背びれ(上部についているヒレ)の周囲の色と形に注目】

(via wikimedia)

シャチはあらゆる場所に生息している

(via Chase Dekker)

シャチは、ほ乳類の中で最も生息域が広い動物とも言われています。高緯度の冷たい海に生息数が多いものの、世界中のほぼ全ての海に生息しています。

日本海にもごく少数が生息しています。また北海道北東部の根室海峡や北方領土、和歌山県の沿岸部でしばしば目撃されることがあります。2000年には、名古屋の堀川にシャチが迷い込み、救助活動が行われたことで話題になりました。

シャチには、においが全く分からない

(via ipfactly)

シャチは匂いをかぐ器官が存在しません。また彼らの脳には、匂いと結びつく部位がありません。なので、自分が食べるエサの匂いを全く感じていないのです。

その代わり、聴力と視力がとても良いです。特に聴力に関しては、犬やコウモリよりも優れていると言われています。この卓越した聴力を使って、エコロケーション(反響定位)という方法で周囲の状況を確かめます。

エコロケーションは、自分の発声した音が、ぶつかって戻ってきたところを耳でとらえ、その反響音の方向や遅れから物の位置や状態を知る方法です。

このエコロケーションによって、数百㎞離れた相手ともコミュニケーションができると言われています。

シャチには言語があり、グループごとに方言もある

(via Sites at Penn State)

シャチは人間と同じように集団で暮らす生き物です。仲間とのコミュニケーションは、シャチの間でも声で行われています。彼らが発生する音の種類はきわめて多く、そのうえグループごとに異なります。人間のしゃべり言葉と同様に、方言があるのです。

その方言は、グループ間で受け継がれ、母親から子どもへと伝えられます。実際にグループ内で赤ちゃんが産まれると、シャチ達が赤ちゃんに方言を教えるため、いつもより方言でのやり取りが増えます。

また異なるグループ同士が出会ったときも、方言で話すことが増えます。これは、仲間とそうでない者を見分けるためです。さらに人間の方言と同様に、地域ごとにも存在することが分かっています。

片目を開けて眠る

(via Emaze)

シャチは最強の海獣ですが、眠る時にも気をぬくことはできません。なぜなら、彼らはほ乳類であり、人間と同じように肺に空気を取り入れなければならないからです。最低でも数十分に1回は息をしなければならず、気を抜くとおぼれます。

おぼれるのを防ぐために、シャチは脳を半分ずつ眠らせ、完全に眠ってしまわないようにしています。右の脳が起きていれば右目が、逆では左目が開きます。この習性は、イルカなどでも見られます。

野生のシャチが、人間を殺したことはない

(via TheLipTV)

野生のシャチは、ホオジロザメやヒョウアザラシと同様に巨大でどう猛な生き物ですが、人間を直接おそって食べたことは一度もありません。シャチにとって、人間はエサにならないのです。

2005年には、12歳の少年が海中でシャチとぶつかる事故が起きていますが、少年に一切のケガはありませんでした。ただし1972年と2011年に、船あるいはボートにかみつかれ、船体が破壊される事故が起きています。

また1972年にはカリフォルニアの海岸で、サーファーが野生のシャチに噛まれて100針を縫うケガを負っています。

最も長生きしたシャチは105歳のグラニー

【↓105歳のグラニー】

(via wikimedia)

グラニーは、太平洋の北東部とワシントン州の入り江などでよく目撃されていた野生の個体です。1911年に生まれ、孫やひ孫をもうけ、25頭近くになる家族でいつも一緒に行動していました。

驚くべきことに、彼女は60歳で出産を経験していたことが分かっています。これは、人間ではほぼありえないことです。

これまでに何千回にも渡って目撃されていましたが、2016年12月12日以降、姿が全く見えなくなりました。その後、専門機関による調査が行われ、2017年1月に亡くなったと公表されました。

飼育されているシャチの寿命は短い

(via Pixabay)

飼育されているシャチは、野生のシャチに比べて寿命が短くなります。飼育個体の寿命が短いのは、飼われている水そうが小さかったり、化学的に調整された水が使われていたり、シャチ間の関係がうまく築けなかったり・・等が原因の「ストレス」です。

野生ではオスは平均30歳、メスは50~60年とされていますが、飼育下ではオスが17年、メスが29年でかなり短くなります。

飼育されている個体の多くが、背びれに異常をきたす
【↓水族館のシャチは、背びれがしなだれやすい】

(via Claudia with a Blog)

飼育されているオスの80~90%が、背びれがしおれるなどの病気にかかります。原因については、運動量の減少による血圧の低下、食事の変化、ヒレの過熱による変形などが考えられていますが、詳細については分かっていません。

このような状態は、野生で見られることはほとんどありません。野生のシャチは1日に数百㎞を移動し、数百mの深い海中で活動します。彼らには莫大な運動量が必要ですが、飼育下で十分に運動させることは難しいため、水そうで飼うこと自体に無理があるとも言われています。

飼育されているメスのシャチは、若年出産が圧倒的に多い

(via The Dodo)

一般的な野生のメスは15歳で子どもを産めるようになりますが、たいてい21歳までは交尾しません。しかし、飼育下のメスは7歳で既に成熟し、子どもを産むことがあります。

若年出産は人間と同じように母体に大きな負担を与え、子どもの死亡率もかなり高くなります。また若すぎる母親は、育児放棄をすることがあります。

飼育されているシャチは、人を殺すことがある

(via prezi)

野生のシャチが人を殺したことはありませんが、飼育個体の死傷事故はしばしば起こっています。これまでに少なくとも5人がシャチにおそわれて亡くなっています。

多くの場合、シャチが飼育員を水そう内に引きずり込んで溺死させています。飼育下ではシャチにストレスがたまりやすく、そのうえ人間との接触が密になることから、このような事故が起こりやすくなります。

死亡事故にはいたらないものの、シャチの仲間内での激しいケンカや飼育員を噛んだりする事故もたびたび報告されています。しかし日本で飼われているシャチ(鴨川シーワールド、名古屋港水族館の二箇所)は、事故を起こしていません。

参考元:wikpedia/orca

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