とても変わったクモ達12種

1.ウィップスパイダー(Ariamnes colubrinus)

(via Featured Creature)

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写真の細長い物体はどうみても、ただの小枝か、葉っぱぐらいにしか見えませんが、れっきとしたクモです。

下の写真の、脚を広げた様子をよく見ると、なんとなくクモであることが分かってきます。

(via projectnoah)

このクモは、オーストラリアで良く見られる種であり、小枝にカモフラージュするのを得意としています。このカモフラは、獲物に気づかれないようにするのはもちろん、捕食者である鳥やカエル、トカゲなどから身を守るのにも役立っています。

(via wikimedia)

本種は、クモの巣の中でひたすらじっと動かずに存在感を消し、獲物がひっかかるのを待ち続けます。彼らの主なエサは、昆虫と他種のクモです。

獲物が糸に引っかかると、その衝撃によりクモが動き出し、獲物を糸でぐるぐる巻きにした後、捕食します。

2.クジャクグモ(Maratus volans)

(via wikimedia)

オスの腹部がクジャクのように美しく彩られていることから、このような名前で呼ばれています。一方でメスはかなり地味な色合いをしています。生息地はオーストラリアであり、体長が5mmほどしかないので、たとえ近くにいたとしても気づかないかもしれません。

この美しい色合いは求愛のため

(via Wikimedia)

オスがこれほどまでに美しい色合いをしているのは、メスを惹きつけるためです。本種はクモの中でもかなり目が良いので、美しい見た目のオスは、メスの気をひきやすくなるのです。

オスは求愛時、この美しい腹部を使ったダンスをメスに披露します。このダンスは、脚同士を打ち合わせたり、腹部を高くあげて高速で振動させたりします。求愛ダンスは、50分近くも続くことがあります。

実際の面白い求愛ダンス

Peacock Spider Dances to YMCA
Original Video by Jurgen Otto:

Peacock Spider Dances to YMCA

求愛に失敗すると殺される

求愛ダンスを見ても、メスがそのオスを気に入らなかった場合、メスが攻撃をしかけ、オスを殺して食べようとします。そのため失敗した場合は、オスが必死になって逃げ出します。これほど一生懸命に踊るのは、まさに命がけのダンスだったからなのです。

3.オオナガトゲグモ

(via Project Noah)

コガネグモの一種で、インド・ボルネオ・中国に生息しているクモです。体長に比して、極端に大きい二本のツノが特徴です。本種については、ほとんど研究がされておらず、ツノが何のためにあるのかは分かっていません。

また、写真のツノの長さは4.5cmほどで、体長の4倍近くあるようです。

4.ゲホウグモ

(via santabanta)

先に紹介した3番のクモと同様に、コガネグモの仲間です。これまでに小枝に擬態するクモを紹介しましたが、本種の場合は切り株に擬態します。

昼間は木の上にくっついて動かず、完全に木の一部と化します。人が見ても気づくのがかなり難しいです。夕方になるとクモの巣を張り、獲物が引っかかれば食事となります。朝には巣を自分で壊して、また木の一部となり、じっとやり過ごします。

5.カリビアントゲグモ

(via wikimedia)

3番と同じく体にトゲを持つクモですが、形は奇妙なほどに異なります。カニのようなコウラと、そこから生える6本のツノがあるのです。

この色合いは、個体によって様々であり、トゲ黒いものもいます(写真↓)。

【↓トゲの色違い】

(via bugguide)

上の写真はいずれもメスで、体長が5~9mm、横幅が10~13mmほどあります。一方でオスはかなり小さく、体長2~3mmしかありません。またオスの場合、トゲが4~5本しか出ていません。

寿命はとても短く、繁殖時にオスもメスも死ぬので1年未満です。メスは卵を産んでから、オスは精子射出から6日後に死亡します。

6.レインボースパイオーブウェブ(Gasteracantha westringi)

(via Project Noah)

こちらも先程紹介した、カリビアントゲグモと同様の種に分類されています。カリビアンよりもコウラが細長くカラフルです。大きさは1.5cmほど。

7.ミラースパイダー

(via Tumblr)

(via Andrew Ker)

オーストラリア全域で見られるクモで、鏡のようなパッチワーク模様が特徴的な種です。この鏡模様の大きさは、威かく時に変化します。またこの色は、サケやサンマの銀白色部位と同じ成分・グアニンで出来ています。

体長はかなり小さく、オスで3mm、メスで4mmほどしかありません。

8.ツシマトリノフンダマシ

(via Synapse Science Magazine)

(via wikimedia)

てんとう虫のような赤い腹部に、黒い斑点を持つクモです。九州の対馬で初めて発見されたことから、このような名前が付けられました。対馬だけでなく、四国、九州でも見ることができます。

大きさは、体長7mmほど。

9.ニコヤカヒメグモ

(via dinosaurpictures)

ハワイにしかいないヒメグモの一種で、腹部にある模様が笑顔に見えることから、「ハッピーフェイス・スパイダー」とも呼ばれています。

ただし、この模様は全ての個体に見られるわけではなく、全く無いものもいます。また、しかめっつらであったり、叫んでいるような表情だったりする個体もいます。

【↓ちょっと顔が違うタイプ】

(via Hawaii Forest)

大きさは最大でも5mmほどと、かなり小さい種です。

10.アリグモ

(via wikimedia)

生きた状態ではアリとほとんど見分けが付かないクモです。本種は、アリの歩き方など、様々な行動を真似することで知られています。

たとえば、クモには触覚はありませんが、アリは触覚を頻繁に動かしてエサを探し出します。この行為をマネるために、アリグモは前脚を頻繁にあげて動かすのです。

アリグモがアリに擬態している理由は、おそらく「アリに似せることで外敵から身を守るため」だと考えられています。実際にクモの天敵となる鳥は、噛み付いてくるアリを襲わないことがあるからです。

11.オヒキグモ

(via Biodiversity)

サソリに擬態したクモです。サソリがたくさんいるオーストラリアに生息しています。人間に対しては全くの無害で、恐ろしいのは見た目だけです。大きさも、メスで1.6cmほどしかありません。オスはこのような姿をしておらず、体長は2mmほどと、きわめて小さいです。

12.カトウツケオグモ

(via Flickriver)

鳥のフンに擬態するクモです。より擬態効果をあげるために、お尻から糸を出し、鳥のおしっこ部分もマネてしまいます。しかも臭いまでマネることができるのです。

この擬態は2つの効果をもたらします。第一に捕食者から身を守ること。そして第2に、フンを好んで食べる昆虫をおびき寄せること。このクモは、糞を食べる虫が大好物なのです。

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