宇宙生物かよ?異形の変わった虫たち

すごい見た目の昆虫をご紹介します。全11種。昆虫嫌いな人は注意してね。

1.カモフラージュルーパー

(via HOPE ABRAMS/flickr)

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生息域:北アメリカ

カモフラージュルーパーは名前が示すとおり、強力かつユニークなカモフラージュ能力を有しています。特にガに変態する前のケムシの頃に、最も擬態レベルが高くなります。

【↓花の一部と化す】

(via Ohio Birds and Biodiversity)

この幼虫は、背中からべとべとする糸を吐き出し、自らがエサとする植物の花びらを背中にくっつけて擬態します。彼らは様々な植物の葉を食べるため、その擬態した姿は個体ごとに独創的で、1匹として同じものを見かけることがありません。

【↓筒状花を背中に付けて擬態】

(via MDig)

食べている植物が枯れたり、しおれたりして無くなった場合は、その迷彩装備を捨て去り、違う花から新しい迷彩を調達します。

【↓花びらを付けて擬態】

(via MDig)

変態して成虫になると、この能力は失われます。しかし成虫の姿も、一目で気づけないくらい巧妙に擬態しています。

【↓成虫:翼開長1.7cm】

(via wikimedia)

成虫は葉をマネた姿で、羽を横切る白い波線は、葉脈を模しています。

2.エルビス・プレスリーのカメムシ(Catacanthus incarnatus)

(via didyouknowblog)

生息域:東南アジアとインド

背中の模様が、キング・オブ・ロックンロールことエルビス・プレスリーに似ているカメムシです。森の中で果樹に集団で群がり、果物の汁を吸って生活しています。

【↓エルビス・プレスリー】

(via Luiz Fernando Reis/flickr)

個体によって背中の模様は、若干異なります。また色は赤、黄、オレンジ、クリーム色などがあり、多種多様です。

ただし、いずれも鮮やかな色合いをしており、これは毒があることを主張する「警戒色」としての役割を果たしています。

【↓カラーバリエーションの一部】

(via Real Butterfly Gifts)

3.ミルクウィードバグ

(via oddee)

生息地:北アメリカ

スターウォーズに登場するダース・モールをイメージさせるカメムシです。体長は1.0~1.8cmほどで、いずれの個体にも”X”の切り込みが入ります。

名前にもなっているミルクウィードは、トウワタなどの植物が出す牛乳のような樹液をエサにしているからです。この樹液は毒があるため、それを食べる本種も毒を持ちます。

【↓トウワタに集まるミルクウィードバグ】

(via wikimedia)

それ以外にも、植物のタネを食べます。タネの中にクチバシを突っ込んで、唾液を注入して溶かし、それを吸い上げるという、クモとよく似た捕食方法をとります。

4.ベニスズメ

(via The Old Reader)

生息地:日本、中国、韓国、ヨーロッパ、ロシア

ベニスズメは日本で見られるガです。

成虫は体の縁がピンクで彩られた特徴的な姿をしています。そして成虫よりも、ずっと奇怪なのが本種の幼虫です。

幼虫は頭に4つの目の模様があり、敵が迫ってきたときに頭を引っ込めてヘビに擬態するのです。これで捕食者の鳥などを驚かせ、簡単に食べられてしまわないように身を守っています。

【↓ベニスズメの成虫】

(via wikimedia)

5.ローズモス(Parasa indetermina)

(via Featured Creature)

生息地:アメリカ

イラガ科のガです。体長は3cmに満たないものの、この幼虫に刺されるとハチに刺されたような激痛をともなうことで知られています。

あまりにも派手すぎるエキセントリックな色や形状は、外敵に自分が毒を持つことを知らせるために存在しています。

6.サドルバック・キャタピラ

(via reddit)

生息地:北アメリカ

馬に乗せるクラ(サドル)をイメージさせる模様であることから、名付けられた奇妙なガの幼虫です。大きさは2cmほど。

【↓それほど大きくはない。見方によっては可愛いかも】

(via Walden Effect)

本種も先に紹介したガと同様に、イラガの仲間であり、刺されると患部が腫れ上がり、人によっては吐き気をもよおすことがあります。

幼虫は異形の姿ですが、成虫になるとびっくりするくらい地味で、他のガと見分けることが難しくなります。

【↓サドルバックの成虫】

(via wikimedia)

7.ニセハナマオウカマキリ

(via The Dancing Rest)

生息地:エチオピア、ケニア、マラウイなどのアフリカ地域

花びらに擬態する世界最大級のカマキリです。メスで体長13cm、オスで10cmほどになります。

特に威かくしているときのクールさは、昆虫界でもずば抜けています。

【↓威かく時の姿。体色が赤・白・青・紫・黒というカラフルさ】

(via Keeping Insects)

威かくポーズを動画で見る
DEVIL'S FLOWER MANTIS Threat Pose! – (Idolomantis diabolica)
[03.08.15] An adult female's deimatic display. ________________________________________ My official links to other bug-related social media are: Facebook:

DEVIL'S FLOWER MANTIS Threat Pose! - (Idolomantis diabolica)

本種は自分によく似た花の近くで、ほとんど動かずに敵を待ち伏せます。チョウやハエ、ガなどが気付かずに近づいてきたところを襲い、カマでエモノを押さえつけて食べます。

ちなみに幼虫の頃はとても地味ですが、擬態能力はとても高く、枯れ葉にしか見えません。(以下の写真参照)

【↓ニセハナマオウカマキリの幼虫】

(via wikimedia)

8.イボタガ(Brahmaea wallichii)

(via Clipmass)

生息地:日本、台湾、中国など

おそらく毛虫の中では最も恐ろしい見た目をしていると言えるかも。頭部と尾部に長く巻いたツノのようなものが生えており、いかにも不気味です。これらのツノは、おそらく小枝をマネているのだと考えられています。

成虫になると、この恐ろしさは無くなり、フクロウにモノマネした姿へと変態します。

【↓成虫】

(via wikimedia)

9.ヨツコブツノゼミ

(via Gambassa)

生息地:ブラジル

ツノゼミ系は非常に独特な頭部をしています。ツノゼミの中でも、本種は特に変わりものです。

頭にヘリコプター状のツノが生えているのです。このヘリコプターの先についた4つの球は、目ではありません。カニのコウラと同じキチン質で出来ています。

(via wikimedia)

このツノの役割については、未だに分かっておらず、様々な仮説が立てられています。

ひとつの仮説として、ツノが外敵を恐れさせ、身を守るのに役立っている。ふたつに、ツノは触覚の役目を果たしている。

最後に、ツノは「ニセの頭」となり、敵にこのツノを襲わせることで、本体の生存確率を高めている、などの仮説が挙げられています。

その他、変わったツノゼミ

(via robertoelman)

(via ecomingafoundation)

(via wikipedia)

(via Matthew Cicanese/Flickr)

10.シリアゲムシ

(via Scoopnest)

生息地:日本ほか世界中

サソリとハチをかけ合わせたような見た目の昆虫です。大きさは0.9~2.5cmほど。このサソリに似た毒針は「生殖器」であり、毒は持っていません。

また、この細長いクチバシは、花の蜜や腐ったフルーツを食べるのに使われており、決して血を吸ったりはしません。

こう見えて、2億年以上前の中生代の頃から生きていた昆虫であり、現在のガやチョウなどの祖先だという考えもあります。

11.ジュエルキャタピラー(Dalceridae)


生息地:中南米

ゼリーのようなゼラチン状の半透明な毛虫です。大きさは3cm前後で、イラガの仲間でありながら、触っても刺されません。

このゼリーは、簡単に脱ぎ捨てることができ、敵に襲われたときに、このゼラチンを外すことで生存確率を高めています。これはトカゲがしっぽを落として逃げるのと一緒です。

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