フェイクじゃなかった。かつてネット界をにぎわせた仰天写真1枚(解説付き)

【後に性犯罪者であるという確証が得られた】

(via web.archive)

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この写真を見たことがあるだろうか。2005年ごろにネットでまたたく間に広まり、大きな論争を呼んだことで知られる。

この人物は頭部が巨大で、顔色は青白く、眼球は突出している。その奇妙な容貌からフォトショップで加工したフェイク画像ではないかと言う人が後を絶たなかった。

ことの発端

2005年、以下のコメントと共に上記の写真が投稿されたのが始まりだとされている。

ブライアン・ペッパーズ(Brian Peppers)という性犯罪者の写真が、うちの会社で今日話題になった。性犯罪者の情報が公開されているサイトからとってきた。マジでぞっとするわ。

たしかに、この写真はアメリカ・オハイオ州の「性犯罪者の登録と通知システム」(リンクあり、ウェブアーカイブ)で公開されていた。

公表された情報によると、写真撮影時の年齢は34歳。性別は男性。身長は170.1cm、体重は77kg。オハイオ州のルーカス郡に住んでいる。

1968年生まれということだから、今生きていれば48歳だ。

彼の罪状は1998年にルーカス郡で起こした「性行為の強要」であった。被害者は女児と書かれているが、詳細は公表されていない。

ネットの流行に

彼の写真は、主に海外の掲示板通じて広がっていった。コラ職人によるパロディ作品や、彼の親せきだと名乗る者から告白文が投稿されるなど、数え切れないほどのコンテンツが生み出された。

ブライアン・ペッパーの流行で生まれた作品いろいろ

(スノボーにプリントしてみた)

(via encyclopediadramatica)

(当時大流行したニンテンドーDSとコラボ)

(via knowyourmeme)

(via Know Your Meme)

【自称親せきによる投稿】
私はブライアン・ペッパーの親せきです。彼に関して色々書かれているネガティブなことを払拭したかったので、投稿しました。

彼は頭がい骨の正常な発育がさまたげられるアペール症候群をわずらっています。この病気が彼の顔を変えてしまいました。また、ネット上で過度に注目を集めてしまう原因にもなりました。

~中略~

色々言われていますが、彼は小児性愛者でもなく、知的障害もありません。むしろかなり頭は良いです。私は彼と毎週チェスを楽しんでますから。

でも、普段は車イスで生活しています。歩くことはできるのですが、ひきずってゆっくりとしか歩けません。これはこの病気のせいではなく、アルコール中毒による心不全が原因です。

~中略~

ブライアンが捕まったのも、見た目のせいです。彼は施設で暮らしていて、そこのナースの気をひこうとしただけなのです。彼は確かにスカートをつかみました。ですが、それ以外は何もしていません。

つかまれたナースは、怖がって逃げようとした時に、スカートが破れてしまいました。そのナースは彼を怖がって警察を呼び、逮捕させたのです。

私は彼を信じています。ブライアンは無法者ではありません。どうかこれ以上騒がずに、彼をそっとしておいてあげてください。



※この親せきからの投稿は大きな話題になったが、公表された情報との矛盾点などが見られたため、本物の親戚では無い可能性が高いとされた。

英語圏で広く流行した写真だったが、多くの人はこれをフェイクであると信じて疑わなかった。マネキンか、あるいはフォトショで加工されたものだと考えたのだ。

真偽検証サイトによって、ブライアンの存在が確認される

(via Know Your Meme)

ブライアンに関する情報はオハイオ州が公開したものであったが、ハッキングで写真が入れ替えられた、ジョークで作られた、あるいは誤って掲載したなどと考える人も多かった。

そこで、アメリカのファクトチェックサイトであるsnopes.comが、その真偽を確かめた。彼らの検証で以下のようなことがわかった。

・情報を公開したオハイオ州検事総長事務局が、写真はブライアン・ペッパーという性犯罪者で間違いないと認める

・公判の記録から、ブライアン・ペッパーは性犯罪で以前にも捕まっていた(2回とも性行為の強要)

・ブライアンの住むルーカス郡で、複数の目撃談がsnopes.comに寄せられた。その中にはブライアンの親せきの友達がおり、ブライアンの写っている卒業アルバムの写真を提供した

【ブライアンの卒業アルバム写真】

(via Newgrounds)

またsnopes.comによれば、彼の特徴的な顔貌は遺伝病として知られるアペール症候群、あるいはクルーゾン症候群によるものだという。

いずれの病気も頭がい骨の形成が通常よりも早い段階で起きてしまい、正常な発育が起こらず奇形となる。どちらも難病に指定されており、16万人に1人の割合で生まれる。

先程紹介した自称親戚の投稿にも書かれていたが、彼は養護施設で車椅子生活を送っていた。2012年には、43歳の若さで亡くなったことが判明している。

参考:knowyourmeme,dignitymemorial,snopes

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