脳を破壊するロボトミー手術のビフォーアフター写真19枚

1935年、ポルトガルの医師エガス・モニスは、チンパンジー2匹を実験台として脳の前頭葉切除を行った。驚くべきことに手術を受けたチンパンジーたちは、凶暴さを失い、人に対して従順になった。

そしてモニスは、この実験を人間にも繰り返した。その後まもなくして、モニスは精神病患者を治療する革命的な方法として論文を発表し、今日では最も悲劇的で恥ずべき手術と言われるロボトミーを世に広めた。

確かに、ロボトミー手術は劇的な効果があった。統合失調症やうつ病、パニック障害などの精神病に対して手術を行ったところ、患者は驚くほど穏やかな性格になり、精神病が完治したのである。

モニスはロボトミーにより1949年にノーベル医学賞を受賞したが、その治療法による重大な副作用は見落とされていた。感情などを司る前頭葉を切除したことで、患者は無感動や無気力となり、性格が様変わりすることがあった。また吐き気や発作、便失禁、異常な空腹感など様々な後遺症に悩まされることになったのだ。

現在、ロボトミーは完全に廃止されているが、モニスがノーベル賞を受賞してから1951年までに、アメリカだけでも2万件以上の手術が行われたとされている。

ロボトミーを推し進めた医者は、この治療法を肯定するため、患者の経過を写真に収めて公表している。今回はそれらのビフォーアフター写真を紹介していこう。

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(左)8歳の少年、暴力的な振る舞いのため地下室の牢に閉じ込められていた、(右)手術から1年後。暴力行為は見られず

(via unknown)

(左)緊張型統合失調症のため電気ショック療法を2年間受けていた患者、(右)手術から8日後

(via unknown)

(左)ビフォー、(右)アフター

(via unknown)

(左)ロボトミー手術の前、彼は「神よ、成功への準備は出来ています」と言った、(右)雇用され、夜間学校へ通っている

(via abean20)

(左)単純型統合失調症の患者、(右)手術から1年後

(via unknown)

(左)ビフォー、(右)アフター

(via unknown)

(左)緊張型統合失調症の27歳患者、(右)術後16ヶ月

(via abean20)

(左)幻聴でうっとりして、地べたに倒れた患者、(右)術後2年

(via unknown)

(左)49歳の患者、(右)術後1年

(via abean20)

(左)彼は仕事が見つけられないために不安となり、その不安が一層強くなって仕事が探せなくなった。その悪循環を断ち切るため、ロボトミー手術が行われた、(右)手術後、職を見つけ、心の平穏を取り戻した

(via abean20)

(左)ビフォー、(中・右)アフター

(via unknown)

初期の手術方法での失敗例(左)手術後6ヶ月目、その後間もなく症状がぶり返す、(右)術後5年目

(via unknown)

(左)病歴4年、目の痛みを訴える鬱患者。(右)術後1年、彼女は無気力感や高揚感を感じており、けいれん性発作を起こしているが、彼女からの不平は出ていない

(via cppdigitallibrary)

(左)うつ病患者、(右)術後約1年、患者は「食事をしたすぐ後に、お腹が空く」と典型的な副作用の症状を訴えた

(via abean20)

(左)40歳の緊張型統合失調症の患者、(右)術後1年

(via abean20)

(左)体重が38kgしかなかった患者、(右)術後3年目で95kgまで増加

(via abean20)

(左)初期の手術方法で、鬱の症状が再発したため二度目の手術を受ける患者、(右)2度目の手術後、不安感や妄想にとらわれることは無くなった

(via abean20)

(左)過激な暴力のため2年間拘束されていた患者、(右)手術の次の日

(via unknown)

(左)ビフォー、(右)術後7ヶ月、性格の変化が見られた

(via unknown)

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Posted by uti