有名な歴史上の人物とその子孫の写真

写真家のドリュー・ガードナーさんは、歴史への情熱に駆られて、「The Descendants(子孫)」という作品を制作した。この作品は、歴史上の人物とその直系子孫の肖像画を横並びにしたものである。

ドリューさんは、有名な歴史人物の直系子孫を調べて連絡を取り、当時の歴史人物と同じ格好になってもらい撮影を行った。歴史人物を忠実に再現するため、当時の衣装や小道具を調達し、あらゆる機材やテクニックを駆使して細かいところまで作り込んでいる。

1.第3代米大統領トーマス・ジェファーソン(左、1800年)と彼の9代目直系子孫シャノン・ラニア(右)

2.『二都物語』などで知られるイギリスの世界的小説家、チャールズ・ディケンズと(左、1858年)と彼のひ孫ジェラルド・ディケンズ(右)

3.女性の選挙権のために戦ったイギリスのエメリン・パンクハースト(左)と彼女のひ孫のヘレン・パンクハースト(右)

パンクハースト夫人(1858~1928年)として知られ、第一次世界大戦以前の女性の選挙への参加に尽力し、イギリスでの婦人参政権を獲得するに至った。

4.フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルト(左、1812年)と彼の昆孫(6代目)であるヒュー・デ・サリス


昆孫(こんそん)は順番で言うと、子→孫→曾孫→玄孫→来孫→昆孫である。

5.モナリザとして知られるリザ・デル・ジョコンド(左)と彼女の十五代目、グイシャルディーニ・ストロッツィ(右)


レオナルド・ダ・ヴィンチが、モナリザの肖像画を描いたのは1503年~1519年頃とされる。

6.イングランドで最高統治権を有していた護国卿オリバー・クロムウェル(左、1653あるいは1654年)と彼の11世代目の直系子孫チャールズ・ブッシュ(右)


オリバー・クロムウェル(1599~1658年)は、イングランドの政治家であり軍人。彼は1653年からイングランド王国において、王権に匹敵する最高統治権を持つ護国卿となり、独裁体制をしいた。

7.奴隷制廃止論を唱えたフレデリック・ダグラス(左、1863年)とルーベン・L・アンドリュース

8.イングランド王のチャールズ2世(左、1653年)と彼の9代目のひ孫チャールズ・フィッツロイ

9.初代ウェリントン公爵、アーサー・ウェルズリー(左、1824年)と来孫(5代目)のジェレミー・クライド


アーサー・ウェルズリー(1769~1852年)は、イギリスの軍人、政治家であり、貴族。ワーテルローの戦いでナポレオンと会戦し、打ち破ったことで知られる。その後、イギリスの首相を2度務めている。

10.マネの絵画モデルであり、印象派の画家ベルト・モリゾ(左、1872年)と彼女のひ孫ルーシー・ルアール(右)

11.イギリスのロマン派詩人ウィリアム・ワーズワース(左、1798年)と彼の昆孫(6代目)のアンドトム・ウォントナー

12.アメリカの女性参政権運動の創始者、エリザベス・キャディ・スタント(左、1850年)と来孫(5代目)のエリザベス・ジェンキンス=ザフリン

13.初代ネルソン子爵ホレーショ・ネルソン(左、1800年)と彼の昆孫(6代目)であるウィリアム・トライブ

ホレーショ・ネルソン(1758~1805年)はアメリカ独立戦争、ナポレオン戦争などで活躍したイギリス海軍提督。イギリス最大の英雄とされる。

14.イギリスの偉大な鉄道技術者イザムバード・キングダム・ブルネル(左、1857年)と彼の来孫(5代目)イザムバード・トーマス


イザムバード(1806~1859年)は、ロンドンから南西・西部イングランドおよびウェールズの大半を結んでいたグレート・ウェスタン鉄道の施設や車両を設計した技術者である。イギリスの産業革命において、重要な役割を担った。

15.イギリス領インド帝国の基礎を築いたロバート・クライヴ(左、1773年)と彼の仍孫(7世代目)のロバート・ホールデン

参照:Drew Gardnerboredpanda

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Posted by uti