実は悲痛な写真3枚

1.


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これは、夫婦が浜辺で口論した末に、妻が泣き出した写真のように見える。だが実際にはそうではない。

この写真は1947年8月11日、カリフォルニア州ロサンゼルスで撮影された。

ジョン・トーマスとその妻は、二人の子供たちを連れてピクニックに行くことにした。夫妻は9歳の息子レイモンドと7歳の娘パトリシアを連れて、近くのハンセンダムにピクニックに行った。

だが2人の子供たちは途中で姿を消し、翌朝まで行方不明だった。ライフガード長のF.M.コックスは、ダムの貯水池で溺死しているパトリシアの遺体を発見し、浜辺に引き上げた。

この写真は、トーマス夫人がすすり泣きながら背を向けている間、ライフガードが慰めようとしているところだった。

この撮影後まもなく、息子のレイモンドが発見されたが、その子もまた溺死していた。

2.

ビーチで楽しそうにしているカップル?ロマンチックな写真に見えるだろうか?よく見てほしい。写真の女性は取り乱し、必死になって男性のシャツを強く握りしめている。

この写真は1954年4月2日の朝、ロサンゼルス・タイムズの写真家ジョン・ガントが撮影した。彼はエルモサビーチにある家の前庭にいた時、隣人の「ビーチで何かあったみたいだ!」という叫び声を聞いた。

彼がビーチに到着すると、若いカップルが波打ち際に立って、お互いに抱き合っているのが見えた。彼は何かおかしいと思い、その夫婦の様子を写真にとらえた。

その後、生後19ヶ月だった夫婦の息子マイケルがその浅瀬で遊んでいたことが明らかになった。しかし突然勢いを増した波が、マイケルをさらっていった。

さらわれるマイケルを、周りの大人たちはただ見ていることしかできなかった。その日のうちに、1.6kmの浜辺で子供の亡骸が発見された。

3.


この子は、クリスマスカードの中から秘密のメッセージを見つけた6歳のイギリスの少女フローレンス・ウィディコム。

「私達は中国の外国人受刑者であり、意思に反して働かされています。私たちを助けてください。人権団体に連絡してください」と書かれていた。

このメッセージは、中国の工場で働く囚人からのものとされている。

またメッセージには、個人情報保護法違反で同じ刑務所に服役していた元イギリス人ジャーナリストのピーター・ハンフリーが連絡先として名を連ねていた。

少女の父親が連絡を取り、ピーターは外国人受刑者の虐待を確認した。

このカードは、テスコというイギリスのスーパーマーケットチェーンで販売されていた。テスコは工場でのカードの生産を停止したという。

この事件に対して中国外務省は、このメッセージはデマであり、事実ではないと述べた。

真相は明らかになっていないが、このメッセージを受け取った小さな女の子が、発展途上国における人権侵害と当たり前のように行われている近代的な奴隷制について聞かされたとき、一体どんなことを思っただろうか。

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Posted by uti