恐ろしい遺物・4つ

2020年11月8日

1.人間の剥製

(via dig girl)

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これは南部アフリカのカラハリ砂漠に住む狩猟採集民族、サン人の剥製である。年齢は27歳とされている。

1831年に、この男性の埋葬を目撃していたフランス人剥製師によって墓から盗まれ、剥製化された。

(via dig girl)

この剥製は、金網や新聞紙、黒い靴磨きを使って再構築されている。完成から半世紀以上後の1888年に、バルセロナで開催された万国博覧会にて「エル・ネグロ」という名で展示されていた。

人間の剥製は違法であり、非人道的であるが、1991年まで何の論争も起きることなく博物館に展示されていた。

しかしハイチ出身のスペイン人医師がこの剥製の一般公開を中止するよう市長に嘆願したことがきっかけで広く報道され、問題視されるようになった。

「国宝」であるとして地元の人々はその嘆願に抗議したが、1997年には展示が中止され、それから3年後、この男性は故郷のボツワナに輸送後、埋葬され、ようやく安らかな眠りにつくことができた。

2.エディス・ハワード・クック

(via fox)

2016年、サンフランシスコにある一軒家のリフォーム中、装飾が施されたガラスと金属の棺が発掘された。このあたりは墓の跡地であり、1930年頃に遺体の移転が行われていた。

(via sfhistory)

しかしその移転はずさんで、50年以上に渡って残された遺体が発掘され続けている。これもその一つとされており、棺の中には極めて保存状態の良いミイラが安置されていた。

そのあまりの状態の良さから、彼女の身元のみならず、死因も判明した。彼女は1876年に亡くなった3歳の女の子であり、名前はエディス・ホワード・クックと言った。

【少女のドレスから見つかった花】

(via mysteryu)

【少女の髪の毛】

(via dig girl)

死因は、数ヶ月におよぶ細菌感染によって引き起こされた栄養失調とされている。

3.皮膚の芸術

(via Andrew Krasnow)

アメリカ人アーティスト、アンドリュー・クラスノーは、人間の皮膚を使った彫刻を制作している。1990年~2005年までに、ランプシェードや旗、ブーツ、アメリカの地図などを人間の皮膚で作り上げた。

(via Andrew Krasnow)

これらは大量虐殺や戦争への直接的な反応として彼が構想したものであり、人間の残酷さやアメリカの道徳について問いかけを行っている。

(via Andrew Krasnow)

作品に用いた皮膚は、医学科に献体された白人男性のものであり、すべての素材は合法的に調達され、動物のなめしに似た技術を使って加工されているという。

4.等身大の人形

(via dig girl)

アナトリー・モスクビンは少なくとも26人の女性の死体を等身大の人形に変えた。

アナトリーはロシア中の学界で、優れた言語学者として知られていた。彼は13の言語を話し、死、墓地、オカルトの話題で定期的に本を出版していた。

【アナトリー・モスクビン】

(via Anatoly Moskvin’s)

当局は、アナトリーが約150の墓を荒したと考えている。 アナトリーの主張では、亡くなった女性が向こうから話しかけてきて、新しい命を与えて欲しいと頼んできたから実行したと言う。

(via allthatsinteresting)

これらの等身大人形は、掘り出した遺体のパーツを使って製作されていた。遺体は塩と重曹を用いて乾燥させ、手足を布で包んだり、詰め物をしたり、時にはマニキュアで装飾したワックスマスクが付けられていた。

アナトリーが死体に異常な執着を持ち始めたのは13歳だった。葬儀の参列の際、亡くなった少女にキスさせられたことが始まりだったという。

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Posted by uti