警察が公開した不気味な犯人/犠牲者の似顔絵

インパクトの強い犠牲者、犯人の似顔絵をご紹介していこう。

1.知的障害の連続性的暴行殺人犯


この似顔絵のデリック・トッド・リーは、1992年~2003年にルイジアナ州で被害女性たちをストーカーし、被害女性宅に侵入、性的暴行を加えた後に殺害した人物である。


DNA検査により、少なくとも7人の女性を殺害したことが判明している。

【デリック・リーの顔写真】

この事件に関しては、刑事責任能力の有無が議論となった。精神鑑定によると、デリックの平均IQは65であった。通常、IQ69以下は知的障害とみなされる。しかし、その低いIQにもかかわらず、責任能力があると判断された。

2004年、デリックは強姦殺人の罪で薬物注射による死刑が宣告された。その後、死刑囚として収監され処刑を待っていたが、2016年に搬送された病院で心臓発作により亡くなった。

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2.スーツケースの中に入っていた犠牲者


2014年、アメリカ・ウィスコンシン州の道路際で、スーツケースが見つかった。その中には女性の遺体が入っており、ひどく腐敗した状況だった。身元の特定が困難であったため、警察が遺体女性の特徴的な部分をとらえたこの似顔絵を公開した。

これが手がかりとなり、被害女性は当時21歳のジェニー・ガメスと特定された。被害女性の友達や両親によると、湾曲した下の歯と大きな前歯、小さな目、高い頬骨が彼女だと確信させる特徴だったという。

スーツケースの発見からまもなく、犯人が明らかになった。被害女性とオンラインチャットで知り合ったスティーブン・ゼーリッツ(52歳)が犯行を自供した。スティーブンは被害女性をホテルに連れ込み、プレイ中に首を絞めて殺害した。

3.強盗犯


2007年に、アメリカミズーリ州の女性宅に侵入し、女性に暴行を加え、財布やカメラ、ノートパソコンを強奪していった犯罪者である。

被害女性によると、土曜日の午後6時30分頃に帰宅すると、自宅のどこかから音が聞こえてきたという。被害女性はその音を調べに家の中を探し回っていたら、部屋に男が立っているのを目撃した。

それに気づいた男は、女性の顔面を殴り倒した。男はその後、女性の所持品を持って家を飛び出した。女性は軽傷だった。

警察は被害女性の目撃証言から似顔絵を作成・公開した。男は白人で、顔立ちがはっきりしていて、顔にはニキビの跡がある。年齢は17〜24歳、身長は約180cm、体重は約80kg。グレーのフード付きスウェットを着ていた。現在もこの男の行方は分かっていない。

4.フィンランドの未解決殺人事件の犯人


1960年、湖畔でキャンプしていた十代の少年少女4人が、テントでの就寝中にナイフと鈍器で襲われ、3人が死亡、1人が重傷を負った。この事件は、60年以上経った現在でも犯人が明らかになっていない。

この似顔絵は、生き残った一人と他の目撃者の証言により作成された。そしてこの似顔絵に合致する容疑者として候補に上がったのが、ロシアのスパイで、事件現場から数km先に住むハンス・アスマンであった。

【ハンス・アスマン】


【犠牲者の葬儀に現れたハンス・アスマンとされる人物】

警察は、ハンスにはアリバイがあり、事件当時はドイツにいたと述べている。しかし事件翌日の朝、血まみれの服を着て、フィンランド・ヘルシンキの病院に診療に来ていた事実が明らかになっている。

このような事実にも関わらず、ハンスの嫌疑が晴れたのは、彼がロシアのスパイだったからで、ロシアとの外交的理由によって徹底した捜査が行われず、揉み消されたのではないかと疑われている。

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Posted by uti