デマか真実か?興味深い写真4枚

フェイクか本物なのか疑わしい、多くの人にシェアされた投稿をご紹介していこう。

1.地獄への井戸

シベリアで掘削を行っていた地質学者が、「地獄の井戸」を発見したとSNS上で拡散された。以下がその投稿である。

(via wafflesatnoon)

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かつてソビエト連邦は、実際に地下15kmへの掘削を目指す科学プロジェクトを行っていた。しかし、その場所はシベリアではなく、ノルウェーとフィンランドとの国境を共有するコラ半島であった。

それに加えて、実際に掘った穴の深さは12kmであり、「地獄の声」など超自然的なものとの遭遇は報告されていない。穴の最深部の温度は300℃だった。

また、拡散された投稿の写真はロシアの東シベリアにあるミール鉱山であると判明している。ミール鉱山はロシア最大のダイヤモンド産出地であり、その掘削穴の大きさは世界最大級で、深さ525m、直径は1200mに達する。

2.フロリダで、360kgのワニが捕獲される

(via OUTWEST FARMS)

2016年4月にフロリダで、全長4.5m、体重360kgのワニが捕獲されたというニュースが拡散された。ワニの巨大さから、フェイクニュースではないかと疑われたが、このニュースは真実であり、写真のワニも本物である。

このワニを捕獲したのは、牧場のオーナーであるリー氏とハンティングガイドのブレーク氏で、リー氏が所有する家畜用の池の一つで仕留められた。彼らは、このワニが牧場の牛を食べていたと考えている。

メディアの取材に対してブレーク氏は、「池の中から牛と思われる遺体を発見しました。私達は、ワニが水を飲みに来た家畜を襲っていたと判断しています」と話した。

彼らは、牧場の池でワニが浮上してきた瞬間を狙って撃ち殺した。あまりにも大きかったので、トラクターで運ぶ必要があったという。

捕獲したワニは、慈善団体にワニ肉として寄付し、死骸は剥製師に送り、ショーで展示された。

3.生まれつき指紋が無い人が存在する?

【指紋のない指】

(via Sprecher et. al)

極めて稀な遺伝子疾患として、生まれつき指紋がない「先天性指紋欠如疾患(dermatoglyphia)」を持つ人がいる。現在のところ、この疾患を持つ家族は世界で5組しか知られていない。

指紋がない以外にも、皮膚の水疱や顔面の嚢胞、手足の汗腺が無いなどの症状が出ることもある。

4.古くから拡散され続けている写真。このヘビは人間を食べたのか?

(via clcdailynews)

胴体が膨らんだヘビの写真は、定期的にネット上で話題になる画像の一つである。その都度、毎回異なる場所で、このヘビに人が食べられたというニュースがウェブサイトやSNSに投稿されていた。

2012年8月には、中国の曲靖市で男性がヘビに食べられたというニュースでこの写真が使用され、2013年1月にインドネシアのジャカルタで、同年2月にパナマで、同年6月に南アフリカのダーバン・ノース付近で女性を丸呑みにし、同年11月には酒屋の前で酔っ払った男性がこの写真のヘビに食べられたという。

だが当時、信頼のおけるメディアにおいてヘビが人間を食べたというニュースは存在しなかった。またヘビが人間を丸呑みにするケースは極めてまれであり、それらの被害事例のほとんどが子どもで、大人は大きすぎて食べられない。

現在のところ、この写真の出所や、何が原因で蛇が膨らんだのかは正確には分かっていない。しかし上記の理由から、人間を食べた可能性は低いとされる。豚や鹿などの中型の動物を捕食したのではないかと考えられている。

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Posted by uti