不気味で怖い絶滅した古代生物30選(恐竜ほか巨大生物の画像)

2016年9月7日

24.史上最大のトンボ メガネウラ

古代生物画像 24.0全長:50cm

約2億年前に生息していた最大のトンボの祖先である。
翼を広げた際の大きさは65cmに達する。これは現在知られている中では、昆虫としても史上最大である。
現在のトンボのように、空高くとんだり、空にとどまっていることは出来ず、樹の上から滑空するような方法で移動していた。また、羽は広げっぱなしで、今のトンボのように閉じる事ができなかった。
ここまで巨大化したのは、当時は大気中の酸素濃度が約35%と、現在の20%よりも高かったことや平均気温が高かったことなどが挙げられる。

ヒトとその大きさを比較すると・・
古代生物画像 24.1
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25.史上最大級の肉食恐竜 スピノサウルス

古代生物画像 25.0全長:15~17m

約1億年前のアフリカ大陸に生息していた肉食恐竜である。
体長はティラノサウルスと同等か、それ以上と言われている。

↓下の画像で実際に比較してみる、手前がティラノサウルス、2番目がギガノトサウルス、一番奥がスピノサウルスである。
古代生物画像 25.2高さ1.8mにもなる背びれは、暑い時に熱を逃す体温調節の役割を果たしていた。
最近の骨格調査で、この種は水中生活をしているのではないかと考えられるようになった。
ほとんどの時間を深い川の中で過ごし、サメやエイなどの魚を捕食していたとされている。また、時々陸上にあがって、この短い前脚をついて4足歩行していた。

26.史上最大級の翼竜 ケツァルコアトルス

古代生物画像 26.0約8400万年~6550万年前の北アメリカ大陸に生息していた翼竜である。
翼を広げた時の大きさは約12mであり、身体の大きさはキリンと同程度であったとされている。
古代生物画像 26.1↓車の大きさと比較してみても、いかに大きいかが分かる
古代生物画像 26.2同じ大きさであるキリンと比べて体重はかなり少なく、キリンが1トン近くになるのに対して、この種は70kgに満たない。
これが、この種の飛ぶことが出来る要因の一つにもなっている。
また、飛行速度は時速50kmほどで、高い場所に登ったりすることもなく、自力で空に飛び上がる事ができた。

27.地上では最強の鳥 ガストルニス

古代生物画像 27.0
全長:2m

6千万年~3千万年前のヨーロッパ、中国、アメリカ大陸に生息していたとされる巨大な肉食鳥である。
体高は2m、体重は200kg~500kg以上、巨大な頭部が特徴で、カギ型に曲がった強力なクチバシを使って、小型哺乳類を捕食していた。
高速で疾走して獲物を捕らえることができたが、牙や前脚を持たなかったため、前足や牙をもつ肉食哺乳類との生存競争には勝つことが出来ず、絶滅した。

28.陸に住む肉食獣では史上最大 アンドリューサルクス

古代生物画像 28.0
全長4~6m

約4500万~約3600万年前のモンゴルに生息していた大型肉食哺乳類である。
モンゴルで発見された化石では、頭蓋骨の大きさが長さ84cm、幅は56cmもあった。これは、陸生肉食獣の中でも最も大きいアゴの持ち主である。
ちなみに、現在の世界最大の陸生肉食獣は、ホッキョクグマの体長2.8mであるから、全長6mを超えるこの種がいかに大きいかが分かる。
その歯の構造から、硬く丈夫な貝類やカニなどを強靭な顎で噛み砕き、食べていたと考えられている。

29.史上最大の節足動物 アースロプレウラ

古代生物画像 29.0
全長:2m~3m

約3億年前の森林に生息していた史上最大の節足動物である。全長は2~3mで、幅は45cmにも達した。
現在生息するムカデは動物を捕食しているが、この種は植物食であったと考えられている。
ここまで巨大化したのは、当時酸素濃度が35%と高かったことや、天敵となるセキツイ動物がほとんどいなかったためとされている。
乾燥化が進み、酸素濃度が低下すると、この種は絶滅した。

ヒトと比べてみると・・
古代生物画像 29.1

30.海に生息する巨大な毒を持つサソリ ミクソプテルス

古代生物画像 30.0
全長:75cm

約4億年前の海に生息していたウミサソリである。
現在のサソリと同様に尾の先に毒針を持っており、魚などの獲物を刺して捕食していたといわれている。
この時代の前までは、ほとんどの陸地が分厚い氷床に覆われていたが、だんだんと温暖な気候となって、氷床が溶けていった。
そのため陸上や海上、淡水域を移動できたこの種は、強力な捕食者として繁栄を極めたとされている。

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Posted by uti