不気味で怖い絶滅した古代生物30選(恐竜ほか巨大生物の画像)
かつて実際に生きていた不気味な古代生物たちをご紹介していこうと思います!
1.5つの目を持つオパビニア
全長:7cm
約5億年前の海に生息していた動物である。
頭には5つの目玉があり、その先にはゾウの鼻のような柔らかいチューブ状の器官がある。
5つの目玉によって前方だけでなく、360度すべてを見渡す事ができた。
また、チューブ状の器官は、海底の砂利をかき分けながら獲物を探し、掃除機のように獲物を吸い取って食べるのに使っていたという。
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2.海底に潜る肉食動物 オットイア
全長:2~16cm
約5億年前の海底に生息していた動物である。
海底にU字型の穴を掘って、獲物が来ると砂の中から頭を出し、丸飲みにしていた。
U字型なのは、後部の端に付いた肛門から、外に糞を排出するためである。
胴体の後ろにはカギ状の突起が8つあり、これで掘った穴に自分の体を引っ掛けて、ずれないようにしていた。
3.世界最大10mのオウムガイの仲間 カメロケラス
全長:10m
4億6千万年前~4億7千万年前の深海に生息していた。
全長は10mで、殻の長さは6mを越える。
頭部には触手が多数あり、それで獲物を捕まえて、捕食していた。
その巨体と殻の硬さゆえに動きはかなり鈍く、一つの場所から移動せず、獲物がくるのをじっと待っていたとされている。
↓ヒトと本種のサイズを比べた写真
4.強靭なあごを持つ魚 ダンクレオステウス
全長:5~9m
体重:3.6~4.0トン
約4億年前の北アメリカおよび北アフリカの海域に生息していた魚である。
全長が平均8mほどと、この時代の魚としては最大級で、食物連鎖の頂点にいた。
ダンクレオステウスの頭部と肩部には鎧のような硬くて重い装甲板が覆っており、それゆえ泳ぎはゆっくりだったが、どんな相手の攻撃にも耐える事ができた。
また、強靭なあごを持ち、噛む力は55MPaにもなり、どんな獲物も骨まで砕いてしまうほどであった。
ヒトとのサイズ比較
5.ノコギリ状の歯を持ったドリアスピス
全長:15cm
約4億年前の海に生息していたアゴが無い魚の一種。
頭部のノコギリ状の歯が特徴で、この歯を使って、海底や砂、泥をかき混ぜ、小さな生物を見つけ捕食していた。
6.全長12mを超える世界最大のヘビ ティタノボア
全長12~15m
約6000万年前に生息していた世界最大のヘビで、体重は1135kg、最も太い部分の直径は1mにもなる。
↓バスやヒトとその大きさを比べてみると、どれだけこのヘビが大きいかが分かる
↓その巨大な口で牛クラスの大きな動物でさえ丸呑みにすることが出来た。
7.凶暴な顔つき、口が裂けたサメ エデスタス
全長:3m~6mほど
約3億年前に生息していたサメの仲間。
このサメの特徴は、歯の部分が口から突き出ているところである。
これは、この種が普通のサメと違って歯が抜け落ちることがないためである。
つまり、口の奥から新しく生えた歯が古い歯を押し出し、前方に移動していくことでこのような形状になっているということだ。
その歯は鋭く、歯の縁はギザギザになっていることから、凶暴な肉食動物だったとされている。
↓ヒトとのサイズ比較
8.空飛ぶ爬虫類 コエルロサウラヴィス
全長:60cm
3億年~2億5千万年前のヨーロッパやアフリカに生息する、背中に伸びるような羽を持った爬虫類である。
この羽を使って、木から木へとグライダーのように滑空していた。
しかし、自ら羽を動かして、空高く飛んだり、とどまっていることはできなかったとされている。
9.鬼のような形相のエステンメノスクス
全長:4.5m
約2億5千万年前のアジアに生息していた哺乳類型爬虫類。
体の大きさ(約4m)に比べて、70cmもの大きな頭部を持ち、巨大な角と鋭い牙がある。この過剰なまでの装飾は、求愛や威嚇のために用いられていたという。
鈍重な体であったため、動きは鈍く、肉食性ではあったが、生きているものは食べず、動物の死体を主食にしていたとされる。
10.ブーメランのような奇妙な頭部をもつディプロカウルス
全長:60cm
約2億5千万年前~3億年前の北米の川底に生息していた爬虫類である。
体長が60cmなのに対し、ブーメランのような頭部は30cmを超えていたとされる。
この頭部の役割は、「捕食者に飲みこまれないようにするため」、「川を泳ぐときに浮力を発生させるため」、「求愛の時に使っていた」など諸説ある。
脚が短く、陸上を歩くのは困難で、頭上に目があることから、ほとんど川底で生活していたと考えられている。
11.ラセン状の歯を持つサメ ヘリコプリオン
全長:3m
約2億5千万年前の海に生息していたサメ。
丸のこを思わせるその不気味な歯は、いつでも新しい歯を使えるようにするためだった。
このサメの歯は、一定期間で生え変わり、新しく大きい歯は、ラセンの先端に加わり、古く小さくなった歯は、ラセンの内側に巻き込まれていく。
↓実際に発掘された化石を見ると一目瞭然である。ラセンの外側にいくほど、大きな歯になっていくことが分かる。
生涯で数万本もの歯が生えるため、歯がかけたとしてもすぐに補完され、常に海の王者として君臨し続けることができた。
12.巨大な頭をもつモスコプス
全長:2.5~5m
約2億5千万年前のアフリカに生息していた。
身体の割りに、頭が大きく、その頭骨の厚みは約10cmほどにも達した。
草食で、歯はそこまで発達していなかった。
そのアンバランスさのため、動きはゆっくりで、外敵から逃げる術がほとんどなかったとされている。
13.奇妙な甲羅を持つ ヘノドゥス
全長:1m
約2億年前にヨーロッパの海に生息していたへん平な亀のような甲羅をもつ爬虫類の仲間である。
この種は、塩分濃度が高い潟湖(せきこ)に適応し、生息していた。
くちばしのような形をした口をもち、両端には鋭い牙が2本あり、それで海底に住む貝を噛み砕いて食べていたとされている。
↓ヘノドゥスの化石
14.巨大な突起をもつロンギスクアマ
全長:15~25cm
約2億年前のアジアに生息していた爬虫類である。
背中に沿って並んでいる巨大な突起が特徴で、これは鳥の羽と同じ構造をしており、木の枝から飛び降りるときに、パラシュートの役割をしていたとされる。
科学者の中には、この爬虫類を最初の鳥の祖先だと主張する人もいた。
15.鋭い背びれを持つ恐竜 ケントロサウルス
全長:5m
1億5千万年前~2億年前のアフリカに生息してた草食の恐竜である。
同じような骨盤を持つステゴサウルスに比べて、小型で、体長は5m、体重は1.5トンほどである。
トゲ状の背中から伸びる骨盤が特徴で、他の恐竜では主に体温調節のために使われていたが、ケントロサウルスは異なっていたようだ。
ケントロサウルスは、他の恐竜よりも足が遅く、俊敏性にかけていたため、このトゲをつかって敵から身を守っていたとされている。
16.巨大なクチバシが特徴 プテロダウストロ
全長:1.3m
約1億年前の南米に生息していたとされる翼竜である。
上に反ったくちばしが特徴で、下顎には1000本以上の歯が生えている。
この長くて密な歯をフィルターのように使って、海面すれすれを飛び、海水からエサだけをこしとっていた。
17.海の王者 リオプレウロドン
全長:12~25m
1億7000万~1億4500万年前のヨーロッパの海に生息していた首長竜である。
当時の海の生物としては、食物連鎖の頂点に立っていたとされ、その全長25mにも及ぶ巨体とワニのような強靭な顎、4つのヒレの加速力で最強の座をゆるぎないものにしていた。
また、リオプレウロドンは水中でも臭いを感知することができ、これによって獲物の位置や種類を調べていたとされている。
18.巨大な爪を持つ恐竜 テリジノサウルス
全長:8~11m
9900万年~6500万年前のモンゴルに生息していた草食恐竜である。
長さ2mの腕を持ち、爪の長さは最大70cmにも達したとされている。
その爪の役割は未だに明らかにはなっていないが、エサとなる植物をかき集めるためであったり、肉食恐竜から身を守るために使ったとする説が有力である。
また、近縁種の化石からは羽毛のようなものが発見されており、この種についても鳥のように羽毛が生えていた可能性がある。
19.頭にこぶを持つトリケラトプスの仲間 パキリノサウルス
全長:6~7m
9900万~6500万年前の北米に生息していたコブが特徴の角竜である。
角竜のツノは、敵に対しての武器としてはもちろん、縄張りやメスをめぐっての仲間同士で角を突き合わせ、闘争するのに使われていた。
一方で、この種はツノが退化して、コブに変化してしまっている。
これは、ツノがあると、縄張り争いで同種を殺してしまうことが多いからだ。より多く、同種の子供を残そうとした結果、このような進化を遂げたとされている。
20.4本脚が全て翼 ミクロラプトル
全長:42~83 cm
1億2500万年~1億2千万年前の中国に生息していた小型の羽毛恐竜である。
この恐竜の特徴は、前後4本の脚すべてに飛行用の羽を持っていることである。
後肢がこのように翼となっている生き物は、現在の生物を含めても、この種のみである。
この羽によって、小回りが効き、旋回性能が向上し、より低速飛行で十分な揚力が得られるようになったとされている。
また、この種は障害物の多い森林を飛んでいたので、上記の利点をうまく活かす事ができた。
21.体重1トンを超える史上最大のネズミ ジョゼフフォアルチガシア
全長:3m
400万年~200万年前、南アメリカ大陸の湿地帯に生息していたとされるネズミの仲間である。
体重は最大1トン、頭蓋骨の大きさは53cmにも及び、その体重の負担を軽減するために、カバのように半水棲の生活をしていたという。
口の先端にある長さ10cmにも達する大きな歯は、植物を消化するためだけでなく、天敵から自分自身や産まれたばかりの子供を守るのに使われていた。
ヒトとのサイズ比較
22.下顎が以上に発達したゾウの仲間 プラティベロドン
全長:4m
1500万年前~400万年前のアジア、ヨーロッパ、北米などに生息していたゾウの仲間である。
下顎は異常に長く、その先端には、幅広の牙がある。この牙を使って、木の枝を切断し、落ちてきた枝についた木の葉を食べていたとされている。
また、水をすくって飲んだり、食べ物を口の中に運ぶのにも、このアゴが役立っていた。これは、現在のゾウの鼻と同じ役割を、下顎が担っていたことになる。
23.史上最強、最大の牙を持つスミロドン
全長:2m
300万~10万年前のアメリカ大陸に生息していたサーベルタイガーの仲間である。
その前面についた犬歯は長さ24cmにも達し、体長10mを超えるマンモスさえも襲う史上最強のネコ科生物と言われている。
↓スミロドンの頭蓋骨、牙が異常に発達している
この牙を使って、相手の喉元を狙い、絶命させた後、捕食していたと考えられている。
またこの種は、後肢が短く、素早く走ることができなかったので、動きの襲い生物や弱った個体を群れで襲って、捕食していたとされている。
これが災いして、地球が寒冷化し、草食の大型動物がいなくなり始めると、足の遅いスミロドンは、すぐに絶滅してしまった。
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コメント一覧
めっちゃ感動ありがとう
きもちわるいー
探していたのが見つかってよかった。
子うさぎがかわいい仕草がキュートでたまりません
そだなー
ケツァルコアトルスではなくハツェゴプテリクスでは?
こういうまとめ大好きです!
ほんとに古代の生物はロマン満載ですね…