昔、実際に使われていた狂気じみた武器27種類(画像)
今回は世界中のちょっと変わった武器を27種類厳選してご紹介します!
1.ガンシールド
1500年代のイングランド王、ヘンリー8世を護衛するために使われていた武器である。
だだの木の盾のようにみえるが、真ん中にピストルを撃つための穴が開いており、そこから射撃することで敵に不意打ちをしかける事ができた。
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2.ソードブレイカー
両端についたフォークのような溝は、敵の剣を受け止めるためのものである。
剣が運良く溝にはまった時、このブレイカーをひねりさえすれば、容易に相手の剣を破壊可能だ。
3.スプリング式トリプルダガー
剣士が中世に使用していた武器である。この武器は、刀身にあるボタンが押されると、2つの刃が飛び出てくるようになっている。
↓以下のように、刀身のボタンが押されると、刃に装着された2つの特別な刃が飛び出す。
4.モーニングスター
ホーリーウォータースプリンクラーとも呼ばれる。鉄球のような金属にスパイクが付いており、このトゲで敵に傷を負わせる。
主に中世の農民が武器として使っていた。
5.トレビュシェット
巨大なてんびんの一方に大きな重りをつけて、それを回転させ、石などを飛ばす武器である。日本では投石器とも呼ばれる。
その能力は、100kg以上の石を最大800メートルも飛ばすことができた。
載せる物の重量を変えることで射撃距離を自由に調整でき、精度も高かったため、多くの戦闘に利用された。
6.動物の死体
トレビュシェットを使って、動物の死体を敵の城壁周辺に投下し、伝染病が敵陣に蔓延することを狙うものである。
7.大鎌戦闘用馬車(チャリオット)
馬車の両端の車輪に、刃が付いた兵器である。これで、敵の重装歩兵の隊列に突撃し、隊列を分断、混乱させた。
8.フンガ・ムンガ
中央アフリカの民族が使っていた武器である。ブーメランのように相手に投げて、致命傷を与える。
9.巨大弩(いしゆみ)
写真はレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた巨大な弩である。
約0.5km先まで、正確に目標へ飛ばすことが出来た。
台座や車両を必要とし、その運用にも複数の人数が必要で、大がかりな装置であった。
10.テツビシ
地上に散布して敵、敵の馬やゾウなどの脚を痛めつけ、その進退を妨害するために用いた兵器である。
11.カルバリン砲
威力の強いキャノン砲(大砲)が開発される以前に、中世の騎乗兵がライフル代わりに使っていた砲身の長い大砲である。比較的射程距離が長いため、海戦にも利用されていた。
↓フランスで使われていたカルバリン砲
12.ギリシア火薬
海戦で利用されていた「水で燃え上がる」タイプの火薬である。
海戦ではこの火薬が、火炎放射器のように燃え続け、多大な効果を上げた。この兵器は、東ローマ帝国が多くの軍事的勝利をおさめるのに重要な役割を果たした。
ギリシア火薬は軍の機密として慎重に保護されていたため、現在もその製造法については謎が多い。
おそらく、火薬の中に生石灰が入っており、それが原因で、水と混じり合って爆発を起こしていたのではないかと考えられている。
13.沸騰した油
敵が城に攻めてきた時、城壁を守る警備兵が使用していたものである。
沸騰した油を城壁から相手にかけることで、やけどを負わせるとともに、滑りやすくなることで足場を悪くし、城に攻め入りにくくする。
油が豊富にない場合は、沸騰したお湯が用いられていた。
14.パイク
15~17世紀に、歩兵用の武器として対騎兵、対歩兵と幅広く使用された長い槍である。
長さは約4~7mで、木の葉状の刃がついている。
パイクを持った歩兵は、隙間なく横隊を組んで前進する。
歩兵に対しては、小さな突きで牽制しながら互いの体が接触するまで前進する。
接触後は近接用武器と押し合いを併用した戦闘が行われた。
この戦闘方法は、どちらかの隊列が崩壊するまで続けられ、多くの死傷者が出た。
15.長弓
大きなもので1.8mを超え、弓を引くのにかなりの力がいるが、同時に数本の矢を射たりすることができる。また威力が強く、連射性能も弩に比べると高い。
16.ブロードソード
騎兵用の剣として19世紀以降使われていた刀幅が広いものである。
サーベルやレイピアなどの以前の武器に比べ、容易に敵を切り刻むことができた。
17.ウォーハンマー
鎖かたびらなどの頑丈な鎧の出現によって、剣だけでは太刀打ち出来ないことが多くなった。
そこで開発されたのが、ウォーハンマーという打撃武器である。
ハンマー状のつかを備えた武器で、頭の両端のどちらかを相手に打ち付けるようにして使う。
これは、堅固な鎧に大きな損傷を与えるとともに、敵本体にも相当のダメージを与えることが可能である。
18.破城槌(はじょうつい)
丸太を数人で両側から抱えもって、突進し、何度も城門にぶつけて、城門突破するための兵器である。
この攻城兵器は、上からの攻撃に弱かったため、屋根をつけた改良版も存在した。
現在でも、アメリカの特殊部隊が家のドアを無理やり開けるために使っている。
19.地獄爆弾(火船)
敵の艦船に体当たり攻撃をしかける時に、積載する爆弾である。
爆弾は、鉄輪で締め付けたタルの中に、火薬と可燃物質、弾丸を詰めている。
遠方に導火線を引っ張って、敵の船前に来るときに火薬が爆発するよう調節を行う。
20.刺股
戦闘で、騎兵隊を馬からつきおとして、地面に押しつけて捕らえたり、身代金目当てで貴族を誘拐する時によく用いられた。
日本では、犯罪者を捕獲する捕りものとして、現在も警察が使用している。
21.アルキメデスのかぎ爪
科学者アルキメデスが発明した兵器である。
クレーン状の腕部の先に、吊るされた金属製のかぎ爪があり、そこに近づいた敵船に、このかぎ爪を引っ掛けて、ひねりあげることで、船を傾けて転覆させる。
22.手甲鈎(てっこうかぎ)
熊手のような形をしている日本の武器である。忍者が暗殺用に使ったとされている。
攻撃だけでなく、この爪の溝で、刀をうけたりする防具にもなる。
また、爪を石垣に打ち込んで壁を登り降りしたり、硬い土を掘ったりもできる。
23.火矢
建築物に遠距離から火を放つ目的で作られた矢である。
矢の先端に油紙などの燃えやすい物体を詰めて、発火させてから射る。
一つでは、ほとんど効果は無いが、集団で連続して火矢が放たれれば、火が広がり、火災になって、敵に大きな損害を与えることが可能である。
24.死体
上の写真を見て、「ただの城と川の絵で、死体はどこにもない」と思うかもしれないが、死体は川の底にあるのだ。
自陣の城周辺の川に、死体を遺棄しておくことで、敵が攻めてきた時、ここの川の水を飲んでくれれば、簡単に病気にさせることができるのだ。
25.鎖鎌(くさりがま)
作物の収穫に用いる草刈り鎌に鎖をつけた日本の武器である。
主に刀を持つことが許されない農民や商人などが、護身用に携帯するのものであった。
片手で鎖部分を持って投げつけたり、鎌部分をもって敵にとどめをさすのに使われていた。
26.手裏剣
ヨーロッパ人が、突き刺したり、切ったり、叩いたりするごてごてした武器をつくっていた頃、日本人は小さくて、静かで、シンプルに致命傷を与える真逆の武器を作っていた。
27.ランタンシールド
多機能な折り畳みナイフであるスイスアーミーナイフの元になった武器としても知られている。
武器と盾が一体になった形状で、スパイク付きの篭手と剣で近接攻撃を行いながら、盾で防御する。
また、内部にはランタンが付いており、シールドのフタを開閉することで、戦闘中にランタンの明かりで相手の目をくらますことができた。
ディスカッション
コメント一覧
ブロードソードやらロングボウやら石弓やら投石器やら、どこが狂気なんだかさっぱりw
いたって普通の武器じゃね?狂気の武器なんてのはどこに…
死体はどう考えても狂気でしょ
日本と外国の武器の違いがすごすぎる
1番いいのはこんな武器が2度と使われないことだね