危険だけど美しいクラゲの種類・一覧(画像集)

2019年4月19日

24.オワンクラゲ

(via Molecular Cloning)

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生息地:日本各地沿岸部、北アメリカ沿岸

青色に発光するクラゲで、100近くの放射線模様が傘についています。触手は成体で最大150本ほどになり、傘の直径は20cmに達します。

2008年にオワンクラゲから発光成分(緑色蛍光タンパク質、GFP)が発見され、下村侑さんがノーベル化学賞を受賞したことで一躍有名になりました。

25.カミクラゲ

(via wikemedia)

生息地:青森~九州の太平洋岸

日本固有種で、他の地域では見られません。カミクラゲは、多数の長い触手が髪の毛のように見えることから、名付けられた種です。

傘は高さ10cm、幅6cmほどの円筒状です。毒性はかなり弱く、刺されてケガをした人はいないとされています。

26.ビゼンクラゲ

(via Most Luxurious List)

生息地:太平洋の暖かい海、特に有明海、瀬戸内海

傘の直径40~50cm、重量10kgほどの大型クラゲで、毒がほぼないこともあり、中国ではよく食べられています。

1980年代以降、中国で養殖が始まっており、クラゲの子供をある程度育てた後に放流し、それを数ヶ月後に底びき網で捕まえる漁が行われています。

日本でも年間数千トンが水揚げされており、その多くは中国に高級食材として輸出されています。(傘の部分が1kgあたり約40円、触手が約230円)

27.エチゼンクラゲ

(via wn)

生息地:中国の黄海、東シナ海と日本海

世界最大のタテガミライオンクラゲに次ぐ大きさで、傘の直径は2m、体重は200kgに達する大型クラゲです。食用クラゲですが、あまり美味しくなく、ビゼンクラゲよりもずっと味が悪いとされています。

ここ20年でエチゼンクラゲは増加傾向にあり、日本沿岸での大発生により漁獲被害が数多く報告されています。これは地球温暖化による海水温の上昇と沿岸開発による工業排水などの流出で、海水の栄養分が増えすぎたことが原因とされています。

28.アマクサクラゲ

(via wikimedia)

生息地:神奈川県より南の太平洋側、富山湾より南の日本海側

九州西岸にいる一般的なクラゲで、熊本県の天草でよく見られることから、このような名前になっています。半球形の傘は直径6~10cmほどで、傘には放射線状の模様が32本あります。

毒は強めで刺されると強い痛みを感じます。触手のみならず、傘の部分にも毒を放出する部分があるため注意を要します。

29.ユウレイクラゲ

(via pinterest)

生息地:日本および中国の太平洋岸

幽霊をほうふつとさせる白くもうろうとした姿からユウレイクラゲと呼ばれるようになりました。
かなりの大型種で、傘の直径は50cm、多数の細い触手は最大10mに達します。

中国ではこのクラゲが大量発生することがあり、漁獲被害をもたらすことがあります。これらの大量発生は、海水温の上昇や海岸水の汚染、乱獲などによって起こっています。

30.カリフラワージェリーフィッシュ

(via wikimedia)

生息地:インド太平洋、大西洋東側

直径50~60cmの大型クラゲで、傘のてっぺんにある多数のこぶが、カリフラワーのように見えます。その下の紫色のフリル付き傘を開閉させることで、自由に泳ぐごとができます。

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Posted by uti