何だこれ!そっくりモノマネ植物(悪魔の手ほか)
いろんなモノにそっくりな植物を17種類ご紹介します。
1.キッコウリュウ(亀甲竜)
(via taginstant)
スポンサーリンク
亀のコウラとよく似た多肉植物です。こう見えて、中はじゃがいものようにでんぷん質が豊富で、原産地の南アフリカでは食用となっています。
(via wikimedia)
元からこうであったわけではなく、長い年月をかけてたくさんのコブが出来上がります。最初は、半球状であり、4~5年でひびわれ、それからひびが飛び出してきます。
成長は遅いものの、コウラの部分は周囲が3m、高さは1mを超えることがあります。
ある程度成長すると、ツルを伸ばしてハート型の葉を付けます。秋には小さな黄色い花が咲きます。
2.パイナップルフラワー
(via Crocus)
名前通り、花穂と上から飛び出た葉がパイナップルをイメージさせる植物です。全体像を写真(以下参照)で見ると、パイナップルとよく似通った姿をしていることが分かります。
(via Pixabay/Leonora (Ellie) Enking)
パイナップルフラワーは、ユリの仲間であり、球根で増えます。南アフリカ原産です。成長すると高さ50cmほどになります。
3.ヤブレガサ
(via wikimedia)
ヤブレガサは「破れ傘」です。上の写真は芽吹きの頃に見られます。芽吹きのころの葉は食用となり、山菜として収穫されています。
成長すると傘が開き、高さ70~100cmに成長します。
(via Wikimedia)
日本、韓国、中国で見られ、主に山地の林の中で、斜面に生えていることが多いです。
4.ブラシノキ
(via wikimedia)
いくつもの並んだ花糸が、ブラシのように見える木です。ブラシの中でも、下の写真のようなビンやペットを洗うためのブラシに似ています。
(via Wilko)
この花は、オーストラリアの温帯地域に生えており、春~初夏にかけて開花します。
5.ゴクラクチョウカ
(via William Warby)
(via LabofOrnithology/Youtube)
極楽鳥と同じく、色彩鮮やかな花を咲かせる植物。南アフリカ原産です。大きい種では高さ10mを超え、葉の長さは2mほどになります。
本種は、昆虫が受粉できない花です。その代わり、タイヨウチョウがこの花を包んでいる仏炎ほうに立ち止まることで受粉が行われます。鳥の重みで仏炎ほうが開き、鳥の足に花粉が付着して、それが他の花へ受け渡されるのです。
そのためタイヨウチョウがいない場所で栽培するには、人工的に受粉させる必要があります。
6.ケイトウ
(via wikimedia)
(via wikimedia)
ケイトウは漢字で「鶏頭」と書くことからも分かる通り、ニワトリのトサカに似ています。中国とインドが原産です。自生地では、あまりにも繁殖力が強いため、やっかいな雑草となっています。
ただし、花と葉は食べることができ、一部の地域では今でも食用とされています。
7.サギソウ
(via wikimedia)
(via wikimedia)
花びらを上から見ると、翼を広げたシラサギに見えます。ランの仲間で、花の大きさは3cmほど。
日本全国の湿地で見られる種ですが、最近は開発による自生地の減少でかなり珍しくなっています。一部の県では絶滅危惧種の指定も受けています。
8.キンギョソウ
(via Mullerseeds)
花びらが、尾ひれを広げた金魚のように見えることからキンギョソウと呼ばれています。南ヨーロッパと北アフリカの原産ですが、今では園芸種として世界中で栽培されています。
しかし、このキンギョソウには「裏の顔」があります。そう、花が枯れてタネができると、下のようになるのです。
(via Imgur)
タネの入ったさやが、ドクロの形に見えます。
こんな恐ろしげな形だったので、古代においては超自然的な力を持つと信じられていました。庭にキンギョソウを植えると、ぺてんや呪い、魔術から身を守ってくれると考えられていたのです。
9.サイコトリア・エラータ
(via imgur)
見た目は完全なクチビルです。このクチビルは包葉といって、花の芽を保護するために発達した葉っぱです。鮮やかな色で、受粉してくれる昆虫たちを惹きつけます。
本種は中央・南アメリカの熱帯雨林で普通に見られます。しかし、上の写真のように葉が開くのは、開花する前のちょっとの時間だけです。
10.アリストロキア・サルバドレンシス
(via earthporm)
スターウォーズのダースベーダーをイメージさせる植物です。筒状の花には毒があり、食べるとガンにかかるリスクが高まり、腎臓障害を引き起こすことが知られています。
11. アングロア・ユニフロラ
(via earthporm)
「おくるみに包まれた赤ちゃん」に見える花です。ランの仲間で、ベネズエラやコロンビア、エクアドルなどアンデス地域に自生しています。
12.カレアナ・メジャー
(via imgur)
英語では「空飛ぶカモのラン」と呼ばれる、ランの仲間です。オーストラリア原産で、1986年にはオーストラリアの切手に描かれました。
高さ50cmくらいになり、ひとつのクキから2~4つの花を咲かせます。
13.ドラクラ系
(via imgur)
ドラクラ属の多くは、目のような花びらがあって、毛やイボが生えているため、動物の顔に見えます。特にサルのように見える種が多いです。
ちなみに花の名前は、「ドラキュラ」が変化したものです。ドラクラ属は、真っ赤で陰気な雰囲気の種が多く、吸血コウモリをイメージさせることから名付けられたようです。
14.インパチェンス・プシタシナ
(via imgur)
パロット・フラワー(オウムの花)とも呼ばれる、花の形がオウム状の植物です。タイ・ビルマ・インドに自生しています。
非常に珍しい花のため、ほとんど目撃されることがありません。また育てるのも難しいです。それゆえ、この花の採集やタネの輸出は禁止されています。
15.オフリス・ボンビリフローラ
(via Webjazba)
バンブルビー・オーキッド(マルハナバチのラン)とも呼ばれるランの仲間です。ギリシャなど地中海原産。
この花は、ある種のメスバチに擬態しています。形だけでなく、匂いもです。これでオスのハチを呼び寄せ、花粉を別の花へと運んでもらうのです。
16.クフェア・ラベア
(via ccmgatx)
(via amazon)
コウモリのようなチューブ状の不思議な花を咲かせる植物です。メキシコ原産。暑さと乾きに耐性があるため、一般家庭でも簡単に育てることができます。
17.チラントデンドロン
(via Strange Wonderful Things)
(via ferrebeekeeper)
悪魔の手と呼ばれる恐ろしい花が咲く木です。高さは10~27mほどになります。グアテマラとメキシコが原産ですが、めったに見られることはなく、かなり希少な種です。
10cmほどの楕円形をした果実がなり、これは地元で心臓病の薬として利用されていました。
ディスカッション
コメント一覧
イチコメ_φ(・_・
9番目の花びらと実際にKissしても特に問題は
無いのだろうか……