今までに見たこと無いほど奇妙な骸骨・7つ

2018年8月10日

1.アタカマの宇宙人

(via The Verge)

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チリのアタカマ砂漠で2003年に発掘された骸骨は、非常に奇妙なものだった。全長はたった15cm、肋骨の数は10本で人間よりも2本少なく、押しつぶされ伸長した頭があった。

陰謀論者は地球外生命体の骸骨だと主張していたが、DNA検査の結果人間のものだと判明した。おそらくこの骸骨は胎児であり、早期分娩の際に膣の圧力で頭が変形し、その後砂漠に埋葬され、熱と圧力でさらに骨格が圧縮されたと考えられる。

2.チャチャポヤのミイラ

(via chimuadventures)

写真は、ペルーの奥地に住むチャチャポヤの人々が残した500年以上前のミイラのひとつである。チャチャポヤの大霊廟で発見されたミイラは数百体に及び、それらは博物館に保存されている。

上の写真のように、手で顔を覆ってしゃがんだ姿のミイラが複数体発見されている。だが、未だに手を付けられていない17の大霊廟には、数千体が眠っているのではないかと言われている。

これらのミイラは、力仕事による骨のすり減りや割れが見られないことから、おそらく地位の高い人々であったと考えられている。

3.殺害された湿地遺体

(via atlasobscura)

デンマークの泥炭地から発見されたグラウベールマンと呼ばれる湿地遺体である。彼が生きていたのは2300年前にさかのぼるが、泥炭地の強酸性と低酸素のおかげで、ほとんど損なわれることなくミイラ化した。

髪の毛さえ失わずに時を経た遺体には、喉を切られた痕が残っていた。研究者によれば、いけにえや犯した罪による処刑あるいは障害のために殺害された可能性があるという。

4.骸骨のカップ

(via The Telegraph)

イギリス南西部のゴフ洞窟で発見された骸骨は、飲食用に使われるカップであったとされる。骸骨のカップとしては世界で最も古く、1万4700年前の氷河期時代のものである。

周囲には人間の骨髄が折られた状態で残っており、これは食人が行われていたことを示すものだと考えられている。骨髄は最も栄養に富んでいる箇所であり、肉食者なら迷わず食べる場所なのだ。

5.長い頭蓋骨

(via wikimedia)

宇宙人の骸骨だと言われることもあるが、これは身体改造を受けた人間の頭蓋骨である。かつてのメキシコやペルーでは一般的な習慣であり、変形度合いの大きさで社会的地位が決まることもあったようだ。

(via wikimedia)

頭が柔軟な生後1ヶ月ごろから、上の写真のように身体改造がなされた。頭を板で抑え、意図的に骨格を引き伸ばしたのだ。部族によって平坦な頭や円錐形の頭などその形は様々で、使う器具も求める形状によって変わった。

6.ベネチアの吸血鬼

(via nationalgeographic)

16世紀に葬られた黒死病犠牲者の集団墓地で見つかったのは、レンガを無理やりアゴに押し込まれた骸骨であった。これは死後に悪霊ばらいされた骸骨であり、石を押し入れるこの方法は当時のヨーロッパで一般的だった。

当時は人が死んだ後、人体に起きる現象については、ほとんど分かっていなかった。そのため胃の腐敗によって遺体の口からあふれでた血液状の液体を見た人たちは、遺体が吸血鬼となってよみがえり、誰かの血を吸って再び眠りについたと思い込んだのだ。

この骸骨について調査したところ、年齢が61~71歳の女性で、当時の平均寿命とされる40歳よりもずっと長生きであった。

悪魔は、魔女に魔力と死を逃れる能力を与えると考えられていたため、彼女は吸血鬼であるだけでなく、魔女でもあるとして、いわれのない疑いをかけられていた。

7.スケルトンツリー

(via The History Blog)

アイルランドで起きた嵐は、樹齢215年のカバノキを倒した。驚くべきことに倒木の根っこには、およそ1000年前の17~21歳とされる男性の骸骨が絡まっていた。

しかもその遺体にはナイフの傷跡が残っており、胸の刺し傷が致命傷になっていた。また男性の左腕には加害者に抵抗したとみられる防御創があった。

どのようなことが原因で、男性が殺害されたかは分かっていない。しかし殺害後、仲間や家族によって男性の遺体は埋葬され、その真上に木が植えられ、このようなことが起きた。

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