とても単純なのに、ほとんどの人ができないこと
出来る人にとっては当たり前かもしれないが、実は多くの人が出来ない単純な動作を9つご紹介していこう。
1.小指あるいは中指だけを曲げる
(via fizzygrrl)
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多くの人は、小指または中指を単独で動かすことができない。実際に小指を曲げてみてほしい。すると薬指も一緒に動いてしまうのだ。また中指を動かしても、同様に薬指がつられて曲がる。
ある調査では3~4割ほどしか、この単独の動作ができなかったという。また片手では出来ても、もう片方の手では出来ない人もいた。
(via Qasim Zafar/flickr)
このような現象は、親指と人差し指では起こりにくい。これはどうしてかというと、指を動かすための筋肉が親指と人差し指では独立しているためだ。一方で小指・中指は薬指と共有している筋肉の割合が多いことが一緒に動いてしまう要因の一つになっている。
2.舌で鼻・アゴに触れる
(via barcraft)
舌の先端で鼻やアゴにタッチできる人は、全体の10%ほどしかいないとされる。医学用語ではイェルリン・サインと呼ばれる。
(via wikimedia)
皮膚が異常に伸びたり、関節の可動域が広すぎたりする先天性のエーラス・ダンロス症候群の患者の50%は、このサインを有することが明らかになっている。
3.足と手指を反対方向に回す
(via sciencemadesimple)
右足を地面から数cmあげて時計回りに回転させよう。そしてこれを続けたまま、右手の人差し指で6を描くように反時計回りにまわしてみよう。
これが最初から出来る人はあまりいない。右手の人差し指を反時計回りに回しだすと、右足もそれにつられて反時計回りになってしまう。あるいは混乱して動きが止まったり、回転方向がどちらも時計回りになったりする。
(via sciencemadesimple)
これが出来ない理由は、右半身を優位にコントロールしている左脳が、2つの反対方向の同時回転をうまく処理できないからとされている。ただし訓練すれば、そのうち出来るようになるそうだ。
ちなみに、片方の脳をそれぞれ使う右足と左手の組み合わせでは簡単にできるので、試してみてほしい。
4.舌の裏からツバを勢いよく噴出させる
(via howcast)
不潔なので出来ないほうが良いかもしれないが、一部の人は舌の裏からツバのジェット水流を自在に噴出させることが出来る。
これは「グリーキング」と知られるツバ吐きのテクニックであり、下アゴの舌下腺にたまった唾液を、舌の圧縮によって噴き出させるものだ。飛距離は数十cmくらいある。
練習すれば上達することも可能である。グリーキングは自在に出来なくても、あくびをしたり、しゃべったり、食べたり、歯磨きしたりするときに自然と起こりやすい。
(via howcast)
5.目を開けたままくしゃみをする
(via fhmindia)
くしゃみをする時に目を閉じてしまうのは普通のことであり、鼻から排出された異物を目に入れないための防御機構である。これは自律神経反射と呼ばれ、刺激に対して無意識に起こり、自ら制御することは困難だ。
(via jaadalade)
だが一部の人は目を開けたまま、くしゃみができる。そんなことをしたら、”目玉が飛び出てしまう”から危険だと思う人がいるかもしれない。だがこれはデマカセであり、くしゃみの圧力でそのようなことは起こりえず、そのような事例が起きたことも今までに無い。
6.舌を丸める(半分に折る)
(via wikimedia)
舌を丸められる人は意外と多く、70%近くいるとされる。残りの30%の人達は、舌の筋肉がそれほど柔軟ではないようだ。
この能力は、古くからメンデルの法則に基づく優性遺伝によってもたらされるものだと考えられてきた。そのため生物の授業の導入に紹介されていたが、現在は科学的な裏付けが十分でないとされている。
(via wikimedia)
一方で舌を複数回折り曲げるクローバーリーフ・タンが出来る人は、優性遺伝によってこの能力を両親から受け継いでいる可能性が高いと考えられている。
7.自らをくすぐって笑わせる
(via weirdworm)
ほとんどの人は自分でくすぐっても、他者からしてもらうようなくすぐりの感覚を得ることができない。これはくすぐりによる笑いが、脇や首筋など動脈が通る「急所」に予測できない刺激を受け、危険を察知した小脳が過剰反応することで起こるからだ。
だから自分でそうした部位をくすぐってみても、その刺激は小脳の予測どおりなので、違和感が生じることはない。一方で他人の場合は予測できないので、それから逃れようと不快な笑いの反応が起きる。
(via viralportal)
精神障害の一つであり、幻覚や幻聴が起こる統合失調症の患者、あるいはその傾向が強い人は、自分でくすぐって笑わせられるかもしれない。
この病気になると、自分でした動作が自覚できなくなることがある。そのため自分でくすぐったのに、他人からくすぐられたように感じ、予測できない刺激で笑いが起きてしまうのだ。
8.親指を後ろ方向に曲げる
(via udel)
親指を後ろ方向に曲げられる人は意外と多くない。アメリカで行われた調査で、親指を後方に50度以上曲げられる人は、24~35%しかいなかった。
(via moethepainter)
50度以上曲げられる人はヒッチハイカーの指と呼ばれ、この能力は劣勢遺伝によって生じうることが示唆されている。
(via Or8is)
9.耳をピクピク動かす
(via Travis Isaacs)
イヌやネコ、ウマなどの動物は音の方向に耳を動かせるが、ヒトの場合は動かすことさえほとんどができない。全人口の10~20%のみではないかと推定されている。
(via wikimedia)
耳の周囲には耳介筋があり、耳を動かすための筋肉は備わっている。かつて人類の祖先は、この筋肉が発達していて容易に耳を動かすことができたとされる。だが現在では退化のために、一部の人を除いて役目を持たない痕跡器官と化している。
ディスカッション
コメント一覧
いつも楽しみしています。
毎日見に来るのが日課になってます😊
頑張ってください
親指、俺は4番目までが限界だった…
8までできる
これってさ大体の人ができることない?
1,3,7,8,9は出来た!