一般人には理解できない超高額値がついた絵画(アート9種)

これから紹介するのは、全て1億円以上の値が付けられた絵画作品です。これらの作品は一般的な絵画ではなく、極めてその価値を理解しにくいとされる抽象作品です。
全部で9種類、その価値を見極めてみてください。

1.No 1 (Royal Red and Blue) 75億1千万円

(via Tacoma)

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戦後のアメリカを代表する芸術家、マーク・ロスコが1964年に描いた抽象絵画です。この作品は、1950年代から流行りはじめたカラーフィールド・ペインティングという絵画の一種です。

このカラーフィールド・ペインティングは、キャンバスに絵柄を描かず、線・図形などで構成し、キャンバス全体を少ない色で塗りつぶす手法です。

サイズが288.9cmx171.5cmと大きな絵画であるため、その絵画の前に立つと、まるで一面の色彩に包み込まれたような感覚におちいります。

2012年にオークションにかけられ、予想額は3億5千万~5億円とされていましたが、落札価格は75億円まで跳ね上がりました。この絵画は、ロスコの描いたものの中では、2番目に高値が付いた作品となりました。

【↓マーク・ロスコ(1903~1970年)の写真】

(via wikimedia)

2.No. 6 (Violet, Green and Red) 155億円

(via wikimedia)

史上5番目に高額な絵画で、こちらもマーク・ロスコの描いた作品です。No 1と色が異なり、紫色・緑色・赤色の3色で塗り込められています。

3.White Fire I 3億8千万円

(via TheCityReview)

アメリカの芸術家、バーネット・ニューマンが描いた抽象絵画です。1番で紹介した作品と同様、カラーフィールド・ペインティングといわれる絵画の一種で、非常にシンプルに2本の線が描かれています。

ニューマンの絵画の特徴は、この「」でした。彼はジップと呼ぶ細いタテ線で、巨大なキャンバスを区切る作風で知られています。絵画の大きさは121.6 x 151.8 cmであり、実際に見ると圧倒されます。

【↓バーネット・ニューマン(1905~1970年)】

(via AZ Quotes)

4.Woman III 137億5千万円

(via wikimedia)

オランダ出身の抽象画家、ウィレム・デ・クーニングが描いた絵画です。大きさは172cmx123cm。

「女性」をテーマにした6作品のうちの3つ目で、1953年に創られました。彼の特徴は激しい色調とリズム感あるタッチで、感情をそのままぶつけたような筆の走りを感じさせます。

絵を描く行為よりも、過程自体を強調した作品であり、アクション・ペインティングの一つとみなされています。この作品は2006年、ヘッジファンド経営者に約137億で売却され、当時としては史上4番目に値段の高い絵画となりました。

【↓ウィレム・デ・クーニング(1904~1977)】

(via wikimedia)

5.Interchange 300億円

(via wikimedia)

こちらも20世紀を代表する抽象画家、ウィレム・デ・クーニングが1955年に創った作品であり、史上最も高値が付いた絵画です。サイズは200.7cmx175.3cmです。

おそらくこの絵画を見た人の多くが、自分にも描けそうと思うかもしれません。しかし、この作品は彼が描いたこと自体に価値があると考えられます。

この作品は、何か特定の物や感情が描かれているわけではありません。キャンバスに顔料を飛び散らせ汚しつけて、力と動きを表現した芸術の過程に重きを置くアクション・ペインティングであり、彼の哲学が刻み込まれている作品なのです。

6.Onement VI 43億8千万円

(via The Guardian)

3番で紹介した抽象画家のバーネット・ニューマンが描いた作品。青に塗り込められたキャンバスに白のタテ線が中央に引かれただけの絵画です。

この作品は、1953年にアメリカで描かれました。キャンバスの大きさは304.8cmx259.1cmあります。

(↓その大きさゆえに迫力がある)

(via tessyo)

7. Blue Rectangle Over The Red Beam 60億円

(via wikimedia)

ロシアの芸術家であるカジミール・マレーヴィチが産み出した作品です。彼はピカソの他、スピードや騒音などダイナミックな美を礼賛する未来派の画家に強い影響を受けています。

この作品には様々な色の幾何学模様が並んでおり、これは彼自身が創始したシュプレマティスム(至高主義)を体現したものとなっています。

この至高主義は、抽象絵画の到達点ともいわれており、抽象的な理念を追求し、禁欲的で完璧な抽象画というものを表現しています。

【↓カジミール・マレーヴィチ(1878~1935年)】

(via wikimedia)

8.No. 5, 1948 140億円

(via wikimedia)

20世紀を代表する抽象画家、アメリカ出身のジャクソン・ポロックが創った作品です。240cm x 120cmサイズの木質ボードに水彩絵具で描かれています。

一見すると幼稚園児でも描けそうな絵ですが、この絵画は彼の緻密な計算の上に成り立っています。意識的に絵の具のたれる位置や量を制御して創り上げられた傑作なのです。

これまでに紹介したマーク・ロスコなどと同様、この作品もアクション・ペインティングの一種とされており、「結果ではなく過程としての芸術」であると言われています。そのためポロックにとってこの作品は、絵画の創作行為のうちに産まれた残留物であり、物質的な表明にしか過ぎません。

【↓ジャクソン・ポロック(1912~1956年)】

(via wikimedia)

9.Number 17A 200億円

(via wikimedia)

先ほどの7番で紹介したジャクソン・ポロックが創った作品です。こちらも同じ手法を使っています。サイズは86.5cm x 112cm。

この作品は2015年に、映画会社ドリームワークスやゲフィン・レコードを設立したことで知られるデヴィッド・ゲフィンが購入しています。

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