興味深い世界最古のモノ11種
古代人はコンピュータは使っていなかったが、スタイリッシュなハンドバッグやズボンを所有していた。
今回は古代人が持っていた興味深い世界最古の品々をご紹介していこう。
1.世界最古の靴下(およそ1600年前)
(via London’s Victoria and Albert Museum)
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エジプトで西暦300~499年に編まれた靴下。19世紀末に、エジプト中央部ナイル川沿いにあった古代オキシリンカスの埋葬地から出土した。
1600年が経ったとは思えないほど保存状態が良かったことから、実際に履かれていたのではなく、死者の供物であった可能性が高そうだ。
2.世界最古のレシピ(5000年前)
(via laboiteverte)
シュメール人が紀元前3000年ごろに書いたビールの作り方のレシピ。このビールは度数が非常に強く、一度醸造するとパン粉が浮いてしまうほどだったという。
3.世界最古のサングラス(800年前)
(via klikabol)
最も古いサングラスは、カナダのバフィン島で発見された。雪に反射した日差しを低減させるのに使われていた。
4.世界最古のブラジャー(500年前)
(via idnes)
カップの形がはっきり見える現代型のブラジャーは、オーストリアにあるレンベルク城で初めて発見された。1390~1485年頃のものとされる。それ以前は何もしないか、革の短冊状のバストバンドや布を巻いていたとされる。
5.世界最古の人工補綴(ほてつ、3000年前)
(via UNIVERSITY )
木と皮で出来た義指で、エジプトのルクソール近郊の墓でミイラの足に装着されていた。この義指のレプリカを作って実験したところ、見た目だけではなく、体のバランスを取りやすくするなど実用性もあることが分かった。
6.世界最古のハンドバッグ(4500年前)
(via hissar1)
既にハンドバッグの繊維は失われてしまったが、バッグの装飾として埋め込まれた犬の歯は残っていた。これは、ドイツのライプツィヒで発掘された世界最古のハンドバッグであり、紀元前2500~2200年頃のものと推測されている。
かなり奇妙なデザインだと思うかもしれないが、犬の歯をファッションに取り入れることは当時珍しくなかったようである。石器時代の人々にとって犬は身近な存在であり、犬歯を使った髪飾りやネックレスなどが数多く発掘されている。
7.世界最古の記録されたメロディー(3400年前)
(via classicfm)
シリアに存在した古代都市ウガリットで発見された粘土板。一体どんな音楽なのかは、以下の動画で聞いてみてほしい。粘土板はギターのタブ譜のように刻まれており、9本の線が描かれていて、弦楽器を弾く際にどこを押さえればよいか分かるようになっているそうだ。
8.世界最古の硬貨(2700年前)
(via joemonster)
現代のトルコ西部に位置するリディア王国でつくられた硬貨で、ライオンが刻まれている。最も古い硬貨は紀元前700年ごろにさかのぼると言われている。
ヘロドトスなどギリシアの歴史家の文献によれば、リディアは銀貨と金貨を初めて使用した国家であり、常設の小売店を設立したのもこの国が初めてだという。
9.世界最古の義眼(5000年前)
(via whatshername91)
イランで約5000年前に亡くなったとされる女性の頭蓋骨が見つかり、その眼窩にはタールと動物性脂肪で作られた義眼が残されていた。
専門家によれば、義眼の女性は20代後半の裕福な人物で、王族であったかもしれないという。美観のために装着していたと思われ、特に実用性はなかったと思われる。
10.世界最古の靴(5500年前)
(via GREGORY ARESHIAN)
アルメニアの洞窟で発見されたスリッパのような革靴。5500年前の靴には草が詰まっていて、羊の排泄物で覆われていた。これは女性のものとされ、サイズだと22cm。
11.世界最古のズボン(3300年前)
(via eltshow)
中国西部の墓から発掘されたズボンで、遊牧民の男性が履いていたとされる。このズボンは、馬での移動や騎馬戦の際に移動のしやすさと身体を保護するため、発明されたのではないかと考えられている。
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イチコメ^_^