犬がトゲ付き首輪をつける知られざる理由

(via wikimedia)

トゲ付きの首輪は、単なる飾りではない。

このタイプの首輪は『ウルフカラー』と呼ばれ、牧羊犬や狩猟犬が、オオカミやイノシシ、クマなど危険動物の攻撃から身を守るのに使われている。
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【オオカミを追い払うガーディングドッグ】

(via BRUNO D’AMICIS)

特に牧羊犬のなかでも、羊の群れの見張りや外敵を防ぐタイプのガーディングドッグは、羊たちがオオカミに襲われそうになったときに、オオカミを追い払ったり、戦ったりしなければならない。

そのときにこの首輪が、犬の急所となる喉と頸動脈を守ってくれる。

(via wikimedia)

またこのトゲは、首への噛みつきを抑止するとともに、オオカミが噛んできたときにダメージを与え、オオカミを羊から退かせることができる。

(via AgBioWorld)

この写真は、牧羊犬がオオカミの攻撃から群れを守った後、羊たちがその牧羊犬を慰めているところである。

この牧羊犬に付いた血は、オオカミが牧羊犬の首を噛もうとして出血したときのものだ。この首輪のおかげで、牧羊犬は怪我をせずに済んだ。

(via wikipedia)

ウルフカラーは、古代ギリシャ時代から使用されており、現在は需要が少なくなっているものの、イタリア、スペイン、トルコなど多くの国で、羊飼いが大型犬種のガーディングドッグに使用している。

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雑学

Posted by uti