驚くほどの繁殖能力を持つ動物たち
1.一度に約3億個の卵を産むマンボウ
(via wikimedia)
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こんなにも多くの卵を産むにも関わらず、マンボウは絶滅危惧種に指定されるほど弱々しい存在だ。
マンボウは世界最大級とされる1回の産卵数に加えて、世界一重い硬骨魚としても知られる。
(via wikipedia)
日本の海域では、8月から10月にかけて産卵すると考えられており、複数回の産卵を行っていることが示唆されている。
(via wikipedia)
マンボウのメスが大量に産卵する理由の一つは、マンボウが外洋で孤独な生活をしており、オスと巡り合うのが困難であるためと考えられている。
それに加えて、オスと巡り合って受精できたとしても、マンボウの稚魚の生存率は極めて低く、ごくわずかしか成体になることが出来ないからだ。
2.ウサギ
(via bio.miami)
ウサギは極めて繁殖力が高い。ほとんどのウサギの繁殖期は、2月から10月までの9ヶ月間。交尾は3秒で終了し、妊娠期間はたった30日しかない。
(via hilariousmars)
生まれてくる子供の数は4~12匹で、約4〜5週間で離乳し、その子供は生後6ヶ月で繁殖可能になる。しかも出産したメスは、すぐに妊娠可能な状態になる。
(via attheisstt)
順調に繁殖していけば、1シーズンで1匹のメスウサギから800匹まで増やすことができるという。
3.ネズミ
(via wikipedia)
そしてウサギよりも繁殖力が高いのが、ネズミである。妊娠期間は20日ほどで、ウサギよりも10日ほど短く、子供が離乳するのも1週間ほど早い。
(via pickpik)
出産で生まれてくる子供の数は、ウサギとそれほど変わらないが、その子供は生後1ヶ月半という短さで繁殖可能になる。しかも繁殖シーズンは存在せず、一年中妊娠可能で、死ぬまで繁殖を繰り返す。
理想的な条件では、たった1年でネズミ一組から15,000匹の子孫が誕生する。
4.女王アリ
(via wikimedia)
女王アリは、一生産卵し続ける生活を送る。他のあらゆる雑務は、コロニー内の働きアリが行っているため、女王アリは繁殖に専念できる。
(via antwiki)
たとえばサスライアリのコロニーは、一ヶ月で300~400万の卵を生産することが分かっている。
1つのコロニーに君臨する女王アリは一匹だけなので、1日に数万~数十万個を産卵していることになるだろう。
サスライアリは女王あたりの生産量が最も多いとされている。しかし、他の多くの種はコロニーにいる女王アリが一匹に限定されてないため、サスライアリよりもコロニーの繁殖力は高くなりうる。
(via wikimedia)
たとえば、 アルゼンチンアリは何千もの女王を持つコロニーで生活しており、その個体数は計り知れないものがある。これらのメガコロニーの中で最大のものは、地中海沿岸に沿って6,000kmにもわたって広がっている。
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