信じられない巨人のミイラ3体
かつて世界を驚かせた巨人のミイラとされる物体をご紹介していこう。
1.アイルランドの巨人
(via wikimedia)
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1895年、アイルランドのアントリム郡で化石になった巨人が発掘された。巨人の大きさは366cmにも達し、右足だけ指が6本あった。
この写真は、イギリスの大衆雑誌「ストランド・マガジン」が公開した。撮影からまもなく、巨人の所有権争いが起き、いつのまにか巨人の行方は分からなくなってしまった。そのため、このミイラの真贋は明らかになっていない。
2.サンディエゴの巨人
(via Kehnoxz)
1895年、カリフォルニア州サンディエゴの近くで、巨人のミイラが発見された。ある記事では、ミイラの身長は270cmで、間違いなくアメリカ先住民インディアンの遺骨であり、未知の種族ではないと述べられていた。
(via theartofcats)
このような巨人のミイラが発見されるのは、1800年代には珍しくなかった。アメリカ西部、特にカリフォルニアでは巨人の発掘が数多く報告されていた。
1896年、バークレーの副保安官フレッド・ローソンがこの巨人を購入。「史上最大の巨人」と称して展示し、多くの観客を集め、観覧料をかせいでいた。
・科学者による調査結果
(via strangeago)
1908年には、このミイラに興味を持ったスミソニアン博物館が、フレッド・ローソンから5万円で購入し、科学者らによってミイラの真贋がチェックされた。
ミイラの頭上には、埋葬布の一部であったと思われる革製のフードの跡が残っていた。口の中にはすり切れた歯が見え、肋骨の輪郭は皮膚からはっきりと見えた。
科学者らは、ミイラの乾燥した皮膚の一部を取り除き、スミソニアンの化学実験室でテストした。その結果、この皮膚は他の動物の膠(にかわ、ゼラチン)であることが判明したのだった。
(via wikipedia)
この巨人はねつ造のレッテルを貼られ、国中の新聞で報道された。その後スミソニアン博物館の展示から撤去され、二度と世間の目に触れられることはなかった。
3.カプ・ドワ(Kap Dwa)
(via vnmedia)
カプ・ドワは、南米アルゼンチンのジャングル地帯に生息していたと言い伝えられる双頭の巨人だ。
(via mythology)
カプ・ドワ伝説は1673年、スペインの水兵が身長360cm以上とされる双頭の巨人を捕らえ、船に乗せたところから始まる。
(via biblegems)
だがあまりにも大きすぎたせいで、巨人は逃げ出してしまった。それに続く戦闘で、巨人は槍で胸を貫かれ死んだという。
その後長い間、この話を忘れられていた。しかし19世紀にこの巨人の遺体が発掘され、イギリスに持ち込まれられたことがきっかけで、再び知られるようになった。
(via selenitaconsciente)
1914年にはこのミイラが、ホラー・エドワード・サーカスに展示された。その後様々な興行師の手に渡り、最終的にアメリカ・ボルチモアにあるロバート・ガーバー夫妻が所有する見世物小屋コレクションに加えられた。
(via kaskus)
カプ・ドワのミイラは、ねつ造されたデマだと言われているが、現在もその正体は謎に包まれている。
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人魚とか、剥製の製造が盛んだった時期があるそうな