中世の画家が一度も見たこと無い動物を描いた結果
インターネットやテレビ、カメラが存在しなかった時代には、身近な所にいない動物がどんな姿をしているのか見当もつかなかった。
だから、画家が見たことも無い動物を図鑑に描くときには、人づてに聞いた話をもとに想像を働かせて、その動物を描くしかなかった。その結果が、今回紹介する奇妙な動物の絵画である。
1.牡蠣(ヤーコブ・ファン・マールラント作、1350年頃)
(via The National Library of the Netherlands )
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2.カバ(ヤーコブ・ファン・マールラント作、1350年頃)
(via The National Library of the Netherlands)
3.ゾウ(ウィリアム・クラーク作、13世紀頃)
(via wikimedia)
4.トラ(不明の画家、12世紀頃)
(via wikimedia)
5.カタツムリ(ヤーコブ・ファン・マールラント作、1350年頃)
(via wikimedia)
6.クジラ(不明の画家、13世紀頃)
(via The British Library )
7.ライオンとクマ(不明の画家、13世紀頃)
(via wikimedia)
8.洞窟から出てきたヒョウ(不明の画家、13世紀頃)
(via The British Library )
9.ペリカン(不明の画家、13世紀頃)
(via wikimedia)
10.オオヤマネコ(不明の画家、13世紀頃)
(via wikimedia)
11.ワニ(エドワード・トプセル作、1658年)
(via The Public Domain Review )
12.クモ(ヤーコブ・ファン・マールラント作、1350年頃)
(via wikimedia)
13.ゾウ(不明の画家、13世紀頃)
(via wikimedia)
14.ヒョウ(不明の画家、12世紀頃)
(via wikimedia)
15.ビーバー(エドワード・トプセル作、1658年)
(via Public Domain Review)
16.ワニ(不明の画家、13世紀頃)
(via wikimedia)
17.ビーバー(プラテリウス作、1480年)
(via wikimedia)
18.ビーバーを攻撃する犬(不明の画家、1270年頃)
(via wikimedia)
19.フクロウ(不明の画家、1230~1240年)
(via wikimedia)
20.クマ(不明の画家、1305~1315年)
(via wikimedia)
21.ゾウ(ヤーコブ・ファン・マールラント作、1350年頃)
(via wikimedia)
22.犬が熊を狩る(アウグスティン・ヒルシュボーゲル作、16世紀頃)
(via wikimedia)
23.サイ(カスパー・シュマルカルデン作、17世紀頃)
(via wikimedia)
24.ゾウと戦うサイ(ヘンドリック・ホンディウスⅠ作、1610年)
(via wikimedia)
ディスカッション
コメント一覧
見たことないわりには結構近い感じで描いてるのもあるね
作者不明の作品もヤーコブっぽい
ヤーコブ大活躍
カタツムリとクモを見た事ない、なんてことある??
詩人で知識人だったらしいけど……
他の絵はJacob van Maerlantで検索どうぞ。
ヤーコブさんはわざとやってそう
ヤーコブは取り敢えず歯を食いしばらせたいんじゃないか
コデックスセラフィニアヌスみたい
絵の概念が相当変わったんだと思う。ヤーコブにしても現代の記録的要素が強い絵ではなく、壁面を彩る装飾とか柄という印象。