奇妙で恐ろしい実話(2つ)

海外で多くの人に共有された奇妙な話をご紹介していこう。

1.人食い

(via Scott Goldman)

この写真にうつっている白人男性は、マイケル・ロックフェラーである。彼はアメリカの名門一族ロックフェラー家の一人であり、祖父は世界一の富豪ジョン・ロックフェラー、父親は米副大統領ネルソン・ロックフェラーである。

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ハーバード大学を卒業したばかりのマイケルは、将来が約束された人生を歩んでいた。しかし、ほとんどの貴族がそうであるように、偉くなって大邸宅や首都の建物に閉じこもる前に、彼らは冒険の旅をする。

そこでマイケルは、インドネシアのニューギニア島で、部族の芸術を研究し、収集することを決意した。

しかし研究を終えて島から帰る途中、岸から5km離れた場所でボートが転覆。いつまで待っても助けが来なかったため、マイケルは同乗していたオランダ人学者に「助けを呼びに行く」と言い残して、岸に泳いでいった。

上の写真は、マイケルの最後の写真だとされている。彼は姿を消した。

何百人もの記者が事件の真相を探るため、ニューギニアに行った。私立探偵が雇われた。飛行機、ヘリコプター、船、何千人もの地元の人々が島と海を捜索した。しかし何の痕跡も見つからなかった。

それから57年後、不穏な事実が調査チームによって報告された。原住民と暮らし、原住民の言葉を話していた2人の宣教師が、事件の真相を語ったのである。

「1958年、オランダの植民地主義者が、4人の原住民を殺害した。だから原住民は、復讐をしなければならなかった」

マイケルは泳いで岸にたどりついたが、原住民は彼の体を槍で貫いた。頭は取り除き、脳は生で食べた。太ももの骨は短剣に、下腿の骨は釣り用の槍になった。

写真の3人の原住民の笑顔は、マイケルの運命を見越しているようにも見える。

2.三億円が当たりました

81歳のアルバート・ポーランドJr.は、テネシー州の工場で45年間働き、2人の子供を立派に育て上げた後、妻とともに穏やかな引退後の生活を送っていた。ある悲劇が起こるまでは・・

(via Ethan James)

アルバート・ポーランドはアルツハイマーと認知症に苦しんでいた。どちらも彼の脳機能を著しく悪化させていた。 そしてある運命的な日、悪い人間がアルバートの弱みにつけこんで電話をかけてきた。

・3億円の当選電話

すべては2011年、アルバートの自宅の電話が鳴り、ジャマイカの番号から電話がかかってきたことに始まる。彼が電話に出ると、電話の向こう側の人間は”3億円が当選した”という信じられないニュースを伝えてきた。

息子の住宅ローン返済と家族のことを気にかけていたアルバートは、その知らせを聞いて、とても嬉しかったに違いない。彼の弱った脳でも、このような大金が人生を変えるものであることを知っていた。

(via pixnio)

そのジャマイカ人によれば、アルバートがしなければならないことは、3億円にかかる税金を支払うため、15万円の手数料を事前に送ることだけだった。彼はそのお金を送ったが、当選金は届かなかった。

ジャマイカ人は再びアルバートに電話をかけてきて、3億円を手に入れるため再び送金する必要があると伝えた。

それからもう一回電話がかかってきて、

「アルバートさん、 今日中に当選金を送るためのお金が必要なのですが・・」

それからもう一回、

「電話を切らないでください アルバートさん・・」

それからもう一回、

「アルバートさん、奥様には内緒です」

これは何年にもわたって続き、アルバートは1日に少なくとも2回、多い日には1日に50回も電話を受けるようになった。

アルバートの家族が介入しようとしたが、この詐欺師はアルバート・ポーランドの老後の蓄えからお金を奪い続けた。そして、最悪の悲劇が起きてしまった。

(via Ethan James)

2015年3月21日の朝、詐欺師が再び電話をかけてきた。詐欺師は3億円を確実に受け取るため、再び15万円の支払いをアルバートに求めた。だがアルバートは4万円しか集めることができなかった。

絶望に打ちひしがれたアルバートはついに屈して、地下室に行き、拳銃自殺した。

アルバートは遺書の中で、葬儀にあまりお金をかけないようにと家族に伝え、3億円が明日来ることを願っていた。

詐欺師はアルバートの死後3ヶ月間、家族の電話にかけ続けた。妻が詐欺師にアルバートが自殺したことを伝えると、詐欺師は笑った。大声で馬鹿みたいに笑った。

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物語

Posted by uti