恐ろしく不可解な失踪事件
海外の不可解な失踪事件を全6件ご紹介しよう。
1.茂みに隠れてみんなを驚かせようとしたら、行方不明に
(via yuki)
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1969年、デニス・マーティンくん(6歳)は父親と兄、祖母と一緒にテネシー州のグレート・スモーキー山脈国立公園でキャンプ旅行を楽しんでいた。
(via wikimedia)
ここでのキャンプ旅行は家族の恒例行事であり、デニスくんもそれなりに土地勘を持っているはずだった。
キャンプの最中、デニスくんと兄は、一緒にいた友達とイタズラを計画していた。森の茂みに隠れて、家族を驚かせようとしていたのだ。
しかし茂みに隠れてから5分後、他の子供たちはキャンプ地に戻ってきたが、そこにデニスくんだけがいなかった。
(via aminoapps)
デニスくんの父親は心配になって、山道を4kmほど降りて探したが、見つけることが出来なかった。それから数時間後、父親は公園管理者に助けを求めた。捜索は大々的に行われ、2ヶ月に渡って1400人近くが携わった。
(via strangeoutdoors)
捜索中に、デニスくんとみられる裸足の足跡、そしてデニスくんの靴と靴下が見つかった。他の手がかりとしては、事件が起きた日、デニスくんの服の色と同じ赤色の何かを肩に抱えて森を歩く裸の男を見たという家族の証言があった。
(via teamcryptocrew)
このような手がかりが見つかったにも関わらず、事件から50年以上経った現在でもデニスくんの行方は分かっていない。
2.寝たきり男性が突然行方不明に
(via sett)
ほぼ寝たきりのオーウェン・パーフィットさん(70歳)が、突如姿を消したのは1763年7月の暖かい夕暮れどきだった。オーウェンさんは、15歳離れた妹と自宅で暮らし、そこで介護を受けていた。
事件が起きた日、妹はオーウェンさんを自宅の屋根付き玄関のイスに座らせていた。自宅の前には道路があり、そのすぐ向かいでは農家の人たちが仕事をしていた。そのためオーウェンさんのところに誰かが来れば、すぐに気づくはずだった。
(via pxhere)
しばらくして、妹は夕暮れに嵐がやって来ると聞き、オーウェンさんを家の中に戻そうと玄関を見に行った。だがオーウェンさんはイスに座っていなかった。
オーウェンさんは自分で歩けるはず無く、一日中ベッドで寝ているか、イスに座っているかなので、一人でどこかに行くことは考えられなかった。
誰かが連れ去ったとしか思えなかったが、声が届くほど近くにいた農家の人たちも、オーウェンさんのところに来た人を目撃していなかった。その後、近隣や農家の人たちがオーウェンさんの捜索を行ったが、発見できなかった。
村の噂では、オーウェンさんは若い頃に海賊行為、女遊びなど数々の蛮行をしてきたので、悪魔に連れさられたのではないか、あるいは宝のありかを知っていると思われ、誘拐されたのではないかと言われている。
3.三度行方不明になった女性
(via mamamia)
2008年9月16日の正午、フェリーの船長が、マンハッタン南部の入り江で顔を下にして浮いているハンナ・アップさんを発見した。ハンナさんは船に引き上げられ、一命をとりとめた。
(via Graveyard Shift)
しかし低体温症と脱水、重度の日焼けがあったため、入院が必要だった。入院中に、ハンナさんは3週間前から行方不明になっていたことが発覚した。
(via thesun)
ハンナさんの失踪は、デイリーニュース紙の見出しで「23歳の教師が、どこへともなく消える」と伝えられていた。
ハンナさんは8月下旬、ニューヨークの自宅アパートからジョギングに出た。救助後に覚えていたのはそれだけで、そのあいだ20日分の記憶が無かった。
メディアの取材でハンナさんは「走りに出てから、救急車で運ばれるまで10分ぐらいのように感じました。でも実際は3週間経っていました」と話していた。
(via pxhere)
入院中にハンナさんは「解離性とん走」と診断された。
この精神状態は、「自分が誰であるかという感覚が失われ、失踪して旅行したり、新たな生活を始めたりすること」である。極度のトラウマやストレスが原因で発症する。
(via newsweek)
ハンナさんは毎日のように考えたが、過去のトラウマを思い出せなかった。それでも最初の発症からしばらくの間は、普通の生活をなんとか送れていた。
二度目の発症は5年後、2013年9月のことだった。その頃、ハンナさんはメリーランド州で補助教員をしていた。失踪した日、母親が歩道でハンナさんのケータイと財布を見つけ、警察に通報した。
ハンナさんは失踪から2日後に、メリーランドの小川で記憶を取り戻した。その後地元の人から電話を借り、母親に電話して無事保護された。
(via weheartit)
その翌年、ハンナさんはセント・トーマス島に移住し、再び教師として働き始めた。移住から3年後の2017年9月、この島にハリケーン・イルマが上陸し、ハンナさんの自宅は壊滅的な被害を受けた。
彼女はハリケーンから生き延びたが、それから数日以内に2つ目のハリケーンが直撃しそうだった。ハンナさんはその最中、同居人に学校へ行くと言い残し、二度と戻ってくることはなかった。
(via wikimedia)
翌日、近くのビーチで綺麗に折りたたまれたハンナさんの服と車の鍵が見つかった。おそらく3度目の「解離性とん走」を発症したのだろう。
ハンナさんの友達や家族は、3日間に渡ってビーチや海岸の捜索を行ったが、ハリケーン・マリアの上陸で中止せざるを得なかった。
ハンナさんの失踪から既に3年近く経つが、現在も行方は分かっていない。もしかしたら、記憶を無くした状態で別の生活を送っているのかもしれない。あるいは、ハリケーンの犠牲になった可能性もある。
4.バーの密室?で行方不明
(via wikipedia)
きわめて不可解な失踪事件が、2006年3月31日にオハイオ州のバーで起きた。医大生のブライアン・シェイファさんは、友達と春休みの始まりを祝うため、午後9時頃からバーでお酒を飲んでいた。
(via wikipedia)
複数のバーをハシゴした後、最後にアグリーツナというバーに入った。このバーの入り口には監視カメラがあり、夜中1時頃にブライアンさんと友達の入店する姿が映し出されていた。
(via anomalien)
飲みの途中で、ブライアンさんは友達と別れ、バーの外に出て2人の女の子と話していた。その後女の子と別れて、ブライアンさんは再びバーに入店した。その模様は監視カメラの映像に証拠として残っている。
だがブライアンさんは、バーが閉店した夜中2時になっても、バーの中から出てくることはなかった。カメラの映像には、ブライアンさんがバーから出てくる姿はうつっていなかったのだ。
途中まで一緒にいた友達は、閉店後に店の外でブライアンさんを待っていたが、いつまでたっても店から出てこないので、もう家に帰ってしまったと思って帰宅した。
(via wikipedia)
その後ブライアンさんの失踪届が出された。警察は殺人と事故の両面で捜査を行い、バーやその周辺を捜索したがブライアンさんを見つけられなかった。
殺人事件の疑いは残っている一方、ブライアンさんは変装して監視カメラから逃れ、新しい生活をどこかで送っているのではないかという疑いも出ている。
5. 母と娘が同じ場所で異なる日に行方不明
(via Charley Project)
1987年11月21日にコリナ・リンさんは、夫ステファンさんと喧嘩した後、車で出ていったまま行方がわからなくなった。
コリナさんの車は、東京ドーム約500個分の敷地を持つ夫の農園で見つかった。しかし車中には誰もおらず、ドアは開いたままで、争った形跡もなかった。
(via Charley Project)
それから一年後、今度は農園のバス停で娘のアネットさんが行方不明になった。父親のステファンさんがバス停を調べると、そこに娘の書いたメモを見つけた。
(via Samuel Foster)
メモには「お父さん。ママは戻ってくるよ。男の子たち(兄弟)をハグして」と書いてあった。このメモから推測すると、姿を消した母親が農園に戻ってきて、娘を連れて行ったように思われた。
実は、以前からコリナさんは夫と仲が悪く、喧嘩になれば暴力沙汰になることもあった。コリナさんはバツイチ、ステファンさんはバツサンでどちらも子持ちだった。
これらのことから、コリナさんは暴力から逃れるために家出して、それから1年後に実の娘を迎えに来たのかもしれない。
だがそれからまもなく、アネットさんと思われる人物から自宅に電話がかかってきた。アネットさんは誰かに聞かれるのを恐れるようにささやき声で話していたが、「誰かが来る」と言ってすぐに電話を切ってしまった。それ以降、アネットさんからの連絡は途絶えた。
この電話から、アネットさんは母親以外の人物によって誘拐された可能性が示唆された。しかし真相は分からないままだ。
6.予知夢
(via unsolvedmysteries)
事件が起きる前年の1980年、20歳のシンシア・アンダーソンさんは、繰り返される恐ろしい夢に悩まされていた。それは、見知らぬ人物に自宅で誘拐され、殺されるというものだった。
シンシアさんはこの夢を母親に話していたが、母親はそれを真剣に受け止めることはなかった。だがこの夢は、未来を暗示する予知夢だったのかもしれない。
(via unsolvedmysteries)
1981年8月4日の朝、弁護士秘書のシンシアさんはいつもどおりに法律事務所に行き、一人で仕事をこなしていた。だが昼の12時頃、2人の同僚が事務所の鍵を開けると、そこに誰もいなかった。郵便受けの郵便はそのままで、ラジオも照明もエアコンもつけっぱなしだった。
シンシアさんの車は、駐車場に置かれたままだった。同僚の一人が、シンシアさんの机に開きっぱなしの小説を見つけた。開かれたページは、ヒロインがナイフを突きつけられ、誘拐されるシーンが描写されていた。
シンシアさんは事務所で誘拐された可能性がある。だが事務所に侵入した形跡や争った跡は見つからなかった。シンシアさんの失踪には、犯罪行為が絡んでいると思われるが、その証拠すら見つかっていない。
ディスカッション
コメント一覧
6、シンディなのかシンシアなのか、、、
ご指摘ありがとうございます。シンシアに統一させていただきました。
よくテレビで再現ドラマになるような事件だね
記憶無くしてそのまま新しい生活とか、すごい!