見たことないのも!南極にいる動物たち(一覧)
15.コウテイペンギン
(via wikipedia)
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コウテイペンギンは南極大陸固有のペンギンで、世界最大のペンギンとしても有名です。生息数は約60万匹。全長は最大122cm、体重は45kgになります。
潜水時間は18分におよび、最大で水深535mまでもぐった記録があります。平均寿命は20年ですが、50年生きた個体もいます。
(via pexels)
コウテイペンギンは秋頃になると、海岸から50~120km離れた寒さの厳しい内陸部へ繁殖のために向かいます。
気温が-40℃にもなる場所で求愛・交尾をし、そこで卵を産みます。その卵をメスがオスに渡し、オスは子どもが産まれるまでの約2ヶ月間、ほぼ飲まず食わずで抱卵し続けるのです。
この間に体重は最大で20kg以上落ち、元の半分近くになります。子どもが生まれると、メスが戻ってくるので、そこでやっと自分のエサをとりに行くことができます。
今度は、メスが海に行ってとってきたエサを子どもに与えます。
16.アデリーペンギン
(via wikiemdia)
南極大陸で繁殖するのは、先に紹介したコウテイペンギンとアデリーペンギンだけです。本種はコウテイペンギンとは異なり、海岸部で繁殖し、そこで暮らしています。
2014年の調査では生息数が379万匹で251のコロニーが確認されています。この数は20年前の1.5倍です。
17.マカロニペンギン
(via wikimedia)
ペンギンの中で最も生息数が多いのはマカロニペンギンで、その数は1800万匹に上ります。その大半は南極海の島々に住んでおり、南極大陸では気候が緩やかな南極半島にのみ生息しています。
(via wikipedia)
(via wikimedia)
無セキツイ動物
昆虫類やクモ類、多足類(ムカデ)などは、南極大陸にほとんどいません。一方で南極海の島々では、種類は少ないものの、クモ、ダニ、ハエ、昆虫を見つけることができます。
無セキツイ動物で最も多いのが、肉眼では視認困難な数mm以下の線虫、トビムシ、クマムシなどの微生物です。
(via YouTube)
18.南極大陸唯一の昆虫、ナンキョクユスリカ
(via wikipedia)
南極固有の昆虫であり、南極大陸最大の完全陸生動物(陸上のみで暮らす動物)です。最大といえども、大きさはたった2~6mmしかありません。
飛ぶことはできず、成虫で生きられる期間は1週間以下です。
南極ユスリカの寿命は約2年ですが、そのうち95%以上を幼虫として氷の中で過ごします。
幼虫は、体の水分の70%を失っても生存可能で、極めて寒い環境にも適応しています。幼虫の間は、コケや微生物を食べます。
春から夏に羽化し成虫になった後は、エサを一切取ること無く、交尾と産卵をして死にます。
甲殻類
19.ナンキョクオキアミ
(via wikipedia)
地球上で最も数の多い種とも考えられており、その生物量は5億トンに達します。南極で暮らす動物たちの重要な食料源であり、生態系に大きな影響を与えています。
大きさは最大全長6cm、体重2gほどで6年近く生きます。
また体の複数部位には発光器官があり、そこで光りを放ちます。
(via wikipedia)
20.グリプトノートゥス・アンタルクティクス
(via Oikonos)
南極大陸近海に固有の種で、ダイオウグソクムシとよく似ています。通常、水深500m以下の海底にいます。最大で20cm、重さ70gに達し、南極にいる甲殻類としてはかなり大きい部類に入ります。
頭足類
イカやタコなどの頭足類は南極海に全部で70種類います。
21.ミナミニュウドウイカ
(via wikipedia)
南極に住む最も一般的なイカで、腕の部分も含めると最大で90cmに達します。本種は、南極にいるセキツイ動物たちが最も食べているエサの一つとなっています。
22.ダイオウホウズキイカ
(via wikipedia)
無セキツイ動物としては世界最大で、全長は12~14m、体重は750kgに達します。南極海の水深2000m前後に生息し、水深1万mで発見されたこともあります。
代謝がとても低いため、動きは鈍いですが、その代わり1日に食べる量は500kgの成体でも、たった30gで済みます。
ディスカッション
コメント一覧
ザトウクジラとミナミセミクジラが逆になってます、ミナミセミクジラには背ビレはありませよ。
管理人です。ご指摘ありがとうございます。大変助かります。
修正させていただきました。