最も長生きしている人(世界最高齢ランキング)
確実な証拠がある中で、最も長生きした人物のランキングを1~10位までご紹介します。※2019年4月1日時点
10位.マリア・カポヴィッラ 116歳と347日(逝去)
(via wikimedia)
彼女は、2006年に亡くなる前まで「存命中の世界最高齢」としてギネス記録に認定されていました。マリアさんは上流階級の娘で、生涯優雅な生活を送っていました。タバコを一切吸わず、お酒もほとんど飲まなかったと言います。
28歳のときに陸軍士官と結婚し、5人の子供をもうけています。そして12人の孫と20人のひ孫、2人のやしゃごもいます。
彼女は亡くなる数年前まで杖なしで歩き、テレビを見て、新聞を読み、元気に生活していました。しかし亡くなる年に入ってからは、歩くこともしゃべることも、新聞を読むことも無くなり、衰弱とともに肺炎にかかって亡くなりました。
9位.大川ミサヲ 117歳と27日(逝去)
(via Immortal News)
現在、「日本史上最高齢の人物」であり、2013年から亡くなる2015年までは「存命中の最も長寿な人物」としてギネス記録に認定されていました。
彼女は呉服屋の四女として産まれ、21歳の時に結婚し、子供を3人産み、4人の孫と6人のひ孫がいました。
110歳まで車椅子なしで過ごし、それ以降は転倒防止のため車椅子で移動するようになったそうです。
彼女の長生きの秘訣は、寿司と睡眠だと言います。よく寝て、好きなものを食べることが長生きには欠かせないと語っています。
8位.都千代 117歳と81日(逝去)
(via add7 ニュース)
千代さんの生涯については、2018年4月に世界最高齢になるまでほとんど報道されることはありませんでした。
少なからず彼女についてメディアが伝えていることは、うなぎ、ワインとクリームソーダが好物で、喫煙の経験は無く、海外旅行が趣味であったということです。また114歳に取材されたときには、はっきりと会話ができていたと言います。
7位.エマ・モラノ=マーティヌッジィ 117歳と137日(逝去)
(via wikipedia)
ヨーロッパ出身の人物としては史上2番目に長寿な人物です。
彼女は8人兄弟姉妹の長女で、長生きの家系に生まれました。母親や叔母、妹弟の多くが90歳を超えており、妹の1人であるアンジェラさんは102歳まで生きています。
(via wikimedia)
27歳のときに結婚し、その後1人の子どもをもうけていますが、生後6ヶ月で亡くしています。その1年後に夫と別居し、以降115歳まで一人暮らしを続けていました。
(via wikimedia)
彼女の長寿の秘訣は、「薬を飲まず、1日に3個の卵を食べ、自家製のブランデーを飲み、チョコレートを時々楽しむこと」だと言います。そして何よりも大事なのが、将来を前向きに考えることだと語っています。
6位.ヴァイオレット・ブラウン 117歳と189日(逝去)
(via alchetron)
中南米およびジャマイカで史上最高齢の人物です。
彼女は4人兄弟姉妹の一人であり、長寿な家系の生まれでした。家族の中には96歳まで生きた人もいます。
彼女は1人の子どもをもうけ、その子供も今は97歳になっています。
5位.マリー・メイユール 117歳と230日(逝去)
(via wikimedia)
カナダ人として最長寿の女性で、12人の子ども、85人の孫、80人のひ孫、57人のやしゃご、4人のらいそん(やしゃごの子ども)がいました。
彼女は90歳までタバコを吸い、その後は禁煙して、娘と一緒に老人ホームで過ごしました。亡くなる前には、長女の年齢は既に90歳だったと言います。彼女は1998年に、血栓が悪化したことで亡くなっています。
4位.ルーシー・ハンナ 117歳と248日(逝去)
(via alchetron)
アフリカ系人種としては最も長寿であり、アメリカでも史上2番目に長生きした女性です。これほど長生きしたのにも関わらず、存命中は一度も最長寿のタイトルホルダーを保持していませんでした。それは、この後1位に登場する女性よりも、少しだけ遅生まれだったからです。
3位.田島ナビ 117歳260日(逝去)
(via wikia)
田島ナビさんは2018年4月21日にお亡くなりになりました。生年月日に確証のある人物においては世界最後の19世紀生まれの人物でした。
2011年の時点で、子どもが9人、孫が28人、ひ孫が56人、やしゃごが35人おり、合わせて130人近くになります。2015年には140人以上になったとのことです。
また116歳当時の取材によれば、ナビさんは1日3食欠かさずに食べ、好き嫌いもしないと言います。お孫さんは、これが彼女の長寿の秘訣かもしれないと語っています。
2位.サラ・ナウス 119歳と97日(逝去)
(via Gerontology)
史上2番目の長寿者であり、アメリカで最も長寿だった女性です。存命中は最も長寿な人物として世界記録も保有していました。
彼女は21歳のときに結婚。1人の子どもをもうけて、その娘も101歳まで長生きしています。
彼女の長寿の秘訣は、「年齢を気にしないこと、嫌いな野菜を無理に食べないこと」だと語っています。
1位.ジャンヌ・カルマン 122歳と164日(逝去)
(via wikimedia)
ジャンヌさんは、史上最も長生きした女性で、4人兄姉の三女として産まれました。彼女の家族は幼児期に亡くなった子どもを除けば、当時としてはかなり長生きな家系で、父は92歳、母は86歳、兄は97歳まで生きています。
(via wikimedia)
彼女はフィンセント・ファン・ゴッホに直接会ったことがある唯一の人物だとされています。父親の店に絵の具と鉛筆を買いに来たそうです。彼女はゴッホについて「醜悪で、アル中で性格も悪い」と語っています。
ちなみに、ゴッホは彼女に会った2年後に亡くなっています。
100歳まで自転車に乗るほど元気だった
(via wikimedia)
彼女は85歳からフェンシングを趣味として始め、114歳の時に太ももの骨を折るまで杖なしで歩いていました。また20歳から喫煙し始め、117歳まで毎日タバコを2本ずつ吸っていたと言います。
そして116歳の時には1週間で1kgものチョコレートを食べ、脂っこい揚げ物や辛い料理を好んで食べていました。
その上、脳も死ぬまでほとんど衰えることが無く、118歳の時点で、言語記憶などの記憶力テストでは、80歳代の人と同レベルの成績を残していたのです。
ここまで1位~10位まで紹介しました。いずれも女性ですが、男性でも女性に劣らず長寿な人はいます。男性部門での第一位は、以下の日本人の方です。
男性部門1位.木村次郎右衛門 116歳と54日(逝去)
(via wikimedia)
木村さんは男性では史上最高齢の人物です。6人兄弟姉妹の3番目として生まれ、7人の子どもと14人の孫、25人のひ孫、15人のやしゃごがいました。
115歳を過ぎても三食を毎日食べ、好き嫌いしないことが長寿の秘訣だと語っていました。生活リズムもバッチリで、朝の5時半に起きて夜の8時には寝るという規則正しい毎日を送っていたとのことです。
データ元:wikipedia
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サラ・ナウスさんの説明において「彼女は映画で有名になる前のハリウッドに産まれました。」と書かれていますが、英語版並びに日本語版のウィキペディアによれば。サラ・ナウスさんの生まれた都市名は確かにハリウッドですが、映画のあるハリウッドとは別の都市です。名前が同じだけで、映画で有名なハリウッドとは一切関係ないです。また、英語版ウィキペディアの信頼できる出典の付与された供述によると、サラ・ナウスさんの娘は101歳で亡くなったとあり、102歳ではありません。
ご指摘大変ありがとうございます。確認したところ、間違っていることが分かりました。不確かな情報を載せてしまい、申し訳ありません。
該当箇所は修正させていただきました。