世界の不吉&幸運をもたらす迷信・言い伝え

2017年5月11日

科学的な根拠はないものの、昔から信じられている不幸や幸運をもたらす迷信についてお伝えします。全部で19種類あります。

1.鳥が家の中に入り込むのは、死の予兆である

(via Hunker)

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鳥は霊界において強い力を持っているという言い伝えがあります。そのため鳥が突然、窓から家の中に入ってきたり、窓にぶつかったり、くちばしで窓を叩いたりする行為は、何らかの災いがもたらされる前兆です。特にこの出来事を死の予兆だと考える人も少なくありません。

・ある人の体験談&疑問
私は迷信を信じているわけではないのですが、最近父親の家で起こっていることに戸惑っております。みなさん、家の中に鳥が入ってくることが死の前兆だという迷信は聞いたことがあると思います。

でも、閉め切った窓にぶつかってくる鳥はどういう意味を持つのでしょうか?数日前から、何度何度もコマドリが父の家の窓にぶつかって、入ってこようとしているのです。

私の父は重い病気で、これから失敗するかもしれない大きな手術を受ける予定です。最近起こっていることは、父がもうすぐ死んでしまうということなんでしょうか?

2.夜にガムを噛んではいけない。ガムが人の肉へと変わり、腐肉を噛むことになる

(via pixabay)

トルコとハンガリーでは、夜にガムを噛むことは縁起が悪いとされています。ガムを夜に噛むと、腐肉を思わせるひどい味に変わると信じられています。

3.パンを逆さまに置いてはいけない。不幸が起きる

(via Picserver)

フランスでは、バケットなどのパンを食卓にのせるとき、切れ目を下にして置いてはなりません。逆さまに置いたパンは悪魔を呼ぶとされ、食卓に着いた誰かが欠けることになると言われています。

この迷信はフランスではよく知られており、実際に不幸が起きると考えている人は少ないものの、日本で言えば、ご飯にお箸を立てるのと同じくらい忌み嫌われているようです。

4.引っ越しのとき、古いホウキは新しい家に持っていってはならない

(via Wikimedia)

引っ越しの際に、古いホウキを捨てずに新居へ持ち込むと、不幸になると信じられています。古いホウキは、物理的に前の家のホコリやチリを新居に持ち込む可能性があります。

それとホウキは悪いものを掃き出すという意味があるので、以前住んでいた場所の悪いものがホウキと共にに入り込むと考えられています。

5.その年最初に見たチョウが白いチョウなら、その年は幸運に恵まれる

(via wikimedia)

この迷信は日本の一部で信じられています。これと真逆で、白いチョウは不幸をもたらすと考える人もいます。例えば「最初に見たチョウが白ければ、その年の内に家族の誰かが死ぬ」や「仏壇や部屋の前に現れたチョウは死の予兆」などの迷信があります。

6.黒猫がこちらに向かってやってきた時は幸運。横切ってどこかに行ってしまった場合、幸運が逃げる

(via wikimedia)

黙っていて呼びもしていないのに、黒猫がこちらへ向かってきたときは、幸運がやってくると考えられています。基本的に猫は警戒心が強いので、普通は自ら近づいてくることはありません。なので、警戒心の強い猫が自らこちらへ向かってきたときは、実際にかなり運が良いと言えます。

その他にも黒猫に関する迷信は、次のようにたくさんあります。

・黒猫の毛の中に白い毛が見つかると幸運がやってくる
・葬列の際に黒猫を見かけると家族のうちの誰かが死ぬ
・黒猫の夢を見ることは幸運の証
・黒猫が病気の人のベッドに横たわると、その人が死ぬ

7.どんぐりを窓の前に置いておくと、雷が家に落ちない

(via Pixabay)

どんぐりは幸運をもたらすものと考えられており、窓の前に飾っておくと雷の直撃を防いでくれるという言い伝えがあります。そのため一部地域では、窓の飾り付けにどんぐりを使って可愛くデコレーションしています。

8.家から入るドアと出るドアが違う場合、不幸になる

(via Flickr/Kristian Mollenborg)

これは例えば裏口から入った後、表の玄関から外に出た場合、不運に見舞われるということです。この迷信は、特にアイルランドなどで信じられています。

9.蹄鉄(ていてつ)を寝室にぶら下げておくと、悪夢が追い払える

(via Pinterest)

蹄鉄は、ウマのひづめに付ける装着具です。これについては、昔から以下のような良い伝えがあります。

ある時、鍛冶屋のダンステンが、悪魔から馬の蹄鉄を修理するように頼まれました。彼はスキを狙い、悪魔の足に蹄鉄を打ち付けました。

痛がる悪魔に対して彼は、トビラに蹄鉄が吊り下げられているときは、家の中に入らないとする約束を取り付けたのです。これが後年に渡って言い伝えられた結果、蹄鉄自体が幸運をもたらすものとなったとされています。

その飾り方にも様々な言い伝えが残っており、U字型にぶら下げた場合は幸運を、逆にした場合には不運を呼ぶと言われています。

10.立秋の日に空から降ってきた葉っぱをつかむことができれば、その年の冬は風邪をひかない

(via National Trust’s South West)

2017年の立秋は8月7日頃です。この日に木から自然に落ちてきた葉をキャッチできれば、冬の間は風邪をひかないという言い伝えがあります。また一部の地域では、葉をキャッチすると願い事が叶うとされています。

11.家の中にある鏡が自然に落ちて割れたとき、その家の中にいる誰かが死ぬ

(via Whisper)

鏡は未来を予知する道具として、古来から多くの先人が鏡をのぞき、運命を占ってきました。鏡が割れるということは、未来を失うということです。それはすなわち、家族の中の誰かの死へとつながったのです。

この不幸をくつがえすには、割れた破片をすべて土の中に埋めてしまうことです。

12.室内の床上に傘を落とすと、近いうちに殺人が起こる

(via Fashezine)

とんでもない迷信ですが、古代エジプトにおいて傘は天空神を意味するものだったため、傘が落ちて倒れるということは、よくないことが起こる前ぶれとなったのです。

この他にも傘に関する迷信は以下のようなものがあります。

・傘をプレゼントに送ると、相手が不幸になる
・傘を落として、自分で拾わずに誰か他の人がその傘を拾うと、自分が不幸に見舞われる
・独身の女性が傘を落とすと、一生結婚できない
・室内で傘を開くと、不運となる

13.人が亡くなる時、その人の魂が抜け出せるように全ての窓を開けておかねばならない

(via muller)

デンマークでは愛する人が死にゆくとき、魂が抜け出て建物の中にとどまってしまわないように、建物の窓を開けておく風習があります。これは、魂があの世に行くときに、天へと昇っていけるようにしているのです。

14.結婚式の最中に指輪を落とすと、その指輪を落とした人が亡くなる

(via Wikimedia)

指輪を落とした人が亡くなるバーション以外にも、指輪を落とした所を最初に目撃した人が亡くなるというバージョンもあります。その他にも結婚に関する迷信は、「花婿が花嫁を抱えて新居の敷居をまたぐ」というものもあります。これは家の敷居で転ぶと良くないことが起こるとされているためです。

15.あなたがナイフを友人へ渡す時に、友人はナイフを受け取る代わりにコインを渡さないと、ニ人の友情は壊れてしまう

(via pixabay)

ナイフ以外にもハサミや剣を友人に渡す行為は、友情を「断ち切ること」だとされています。コインを渡すことで、これがただの物々交換であることを示せるので、この不幸から避けることができるのです。

16.ずっと止まっていた時計が突然動き出してチャイムが鳴ったら、家族の誰かが亡くなる

(via wikimedia)

「そしてその時計をあなたが止めなかった場合、あなたに災いがふりかかることもある」とされています。また時計に関しては「一日中時計を見続けると、頭がおかしくなる」というクレイジーな迷信もあります。

17.同じマッチで3本のタバコに火をつけると、不幸に見舞われる

(via pixabay)

1853年のクリミア戦争から1945年の第2次世界対戦頃まで、アメリカの兵士の間で流行っていた迷信です。これは戦場でマッチの火を長時間付けていると、その火の明るさで敵が居場所を突き止め、銃で狙われて命を落とすかもしれないということから生まれたようです。

18.家の外にハチの巣があると、火事が起きる

(via beenwasp)

古代からハチは、神の意志を伝える使者とみなされていました。かつては誰かが死ぬと、ハチがそのことを伝えに来ると信じられていたほどです。そのため大量のハチが家の周りに住むということは、不吉なことが起きる前触れだとされています。

19.赤ちゃんを「美しい」と言ってはならない。悪魔がその言葉を聞いて連れ去ってしまう

(via Max Pixel)

エジプトの一部地域では、赤ちゃんを美しいと言ってしまうと、悪魔がその子に目をつけて、不運をもたらすことがあると信じられています。なので「なんてみにくい赤ちゃんなの!」というコメントをしてあげる方が喜ばれることもあるのです。

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雑学

Posted by uti