世界の変わった橋17ヶ所
1.ラッキーノット(中国、湖南省)
(via Imgur)
湖南省の中心部、長沙市にある長さ185m、高さ24mの歩道橋。2013年に完成。オランダのアムステルダムと中国の北京に事務所を持つネクストアーキテクチャが設計しており、メビウスの輪から着想を得たデザインとなっている。
この橋のシンボルとなっている結び目は、幸運と繁栄を意味し、現在では長沙市のランドマークとなっている。
2.ムーアインゼル(オーストリア、グラーツ)
(via Wikimedia)
橋に浮かぶ島のようであるから、別名「ムール川にある小島(Island in the Mur)」とも言われる。イメージは巨大な貝殻であり、ドーム状になっている。
この歩道橋の全長は47m、ドーム内部にはカフェがあり、子供の遊び場も用意されている。
(via Wikimedia)
3.江島大橋(日本、鳥取県)
(via dangerousroads)
あまりもの勾配に、ネット中で拡散され話題を呼んだ橋。この橋は鳥取県の境港と島根県の松江市をつなぐ中海にあり、長さは250m、高さは44.7mある。
実は見た目に反してそれほど傾斜は大きくなく、島根川で6.1%(3.49°)、鳥取側では5.1%(2.92°)となっている。
4.オクタヴィオ・フリアス・ジ・オリヴェイラ橋(ブラジル、サンパウロ)
(via wikimedia)
X型の橋ゲタが特徴の吊り橋。高さは138m、全長は1600mある。このXの橋ゲタは、高低差のある(それぞれ12m、24m)二つの道路を支えており、これは世界で唯一の構造として知られる。
11月からのクリスマスシーズンや特別な祝祭日には、美しいイルミネーションで彩られる。
5.パイソン・ブリッジ(オランダ、アムステルダム)
(via thechive)
ニシキヘビ(パイソン)のようにくねくねと曲がった歩道橋。長さは90mで、人工島のスポレンバーグとボルネオの運河にかかっている。
自転車でも通りやすいように専用の階段が付いている。
6.ドラゴン橋(ベトナム、ダナン)
(via CNN)
龍の形をした6車線の巨大な橋で、長さ666m、幅は37.5m。およそ100億円をかけて建設され、2012年に開通した。橋で行われるイルミネーションが素晴らしく、土日の夜には火を吹く龍が見られる。
7.インフィニット・ブリッジ(デンマーク、オーフス)
(via designmilk/flickr)
ビーチから突き出たリング状の橋。円の直径は60mあり、海岸の美しいパノラマビューが見られる。
8.リビングルート・ブリッジ(インド、メーガーラヤ州)
(via Happy Traveler)
生きた樹木の根から作られる橋。人の手によって、しなやかな若い木の根を川沿いへと誘導させ、それを数十年かけて伸ばし続けることで形ができる。
(via imgur)
素材となる根っこには、急な傾斜や岩場に最適なインドゴムノキが使われており、適切に扱えば数百年は使い続けられる耐久性を持つ。
9.オーレスン・リンク(デンマーク/スウェーデン)
(via wikimedia)
オーレスン・リンクは、デンマークとスウェーデンをつなぐ鉄道・車道併用の橋と海底トンネル。橋とトンネルの境目には、これら二つを交差させるための人工島(ペベルホルム島)がある。
島上のルートが4055m、海底トンネルが3750m、橋は7845mあり、鉄道道路併用橋としてはヨーロッパ最大。
10.ラグナ・ガルソン・ブリッジ(ウルグアイ、ガルソン)
(via wikipedia)
2015年12月に出来た一方通行のリング状道路橋。二車線で歩道もあり、歩道の方も一方通行となっている。円にした理由は、デザインのユニークさだけではなく、車のスピードを減速させるため。
11.ローリングブリッジ(イギリス、ロンドン)
(via Wikimedia)
ダンゴムシからインスピレーションを受けて創り上げられた歩道橋。この運河を通る船が来た時に、橋が八角形状に巻き上がるようになっている。一方で歩行者が来た時には、全長12mの鉄骨が回転し、運河に橋をかける。
(via Wikimedia)
12.ゲーツヘッドミレニアム・ブリッジ(イギリス、ゲーツヘッド)
(via wikipedia)
(via wikipedia)
二つの美しいアーチが特徴的な歩行者・自転車乗り用の稼働橋。こちらもローリングブリッジと同様、船が通行する時にアーチの角度を40度上げて移動を可能にしている。およそ4分半で、最大まで立ち上がる。
13.レゴブリッジ(ドイツ、ヴッパータール)
(via wikipedia)
ストリートアーティストが描いたレゴのペイントがされたコンクリート橋。元は鉄道が走っていたが、1991年に解体され、現在は歩行者・自転車用の道路となっている。
(via wikipedia)
14.盤浦大橋(韓国、ソウル)
(via travelmagma)
1982年に完成した韓国初の二層式の橋で、世界最長の噴水橋(全長1495m、噴水部分は1140m)としてギネスに記録されている。
上層の橋には1万個のLEDと380の放水ノズルが付いており、1分で最大190リットルの川水を噴出させる。4月~10月には、毎夜音楽に合わせた噴水ショーが行われており、人気の観光スポットとなっている。
15.スラウエルホフ(オランダ、レーワルデン)
(via Wikimedia)
(via Wikimedia)
別名パンケーキフリッパーとも呼ばれている跳ね上げ橋。船の航行時に、橋の部分が垂直に立ち上がった状態になり、通常時は道路として斜めから降りてきて支える。
16.ツインセイル・ブリッジ(イギリス、ドーセット)
(via knitting-life)
(via Tanya Hart)
こちらも跳ね上げ橋で、立ち上がった状態ではヨットの帆のような形であるから、ツインセイル(2つの帆)という名前が付いている。
全長は139m、帆の高さはそれぞれ55mで、1日15回ほど稼働して船の航行が行われている。
17.モーゼの橋(オランダ、ハルステレン)
水の中に沈んでいるように見える不思議な橋。17世紀頃、スペイン人やフランス人の侵攻を防ぐために作られた要塞の堀の中にある。
名前が示すとおり、モーゼが奇跡を起こし、海を割ったシーンをイメージしてデザインされている。
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