アメリカで禁止されている食べ物9種

アメリカは自由の国と言われているが、食品に関しては他の国が許可しているものでも、取扱いを厳しく制限していることがある。

今回は、ある種のチーズやフカヒレなど、アメリカで規制を受け、製造や販売、輸入が禁止されている食品を紹介する。

1.カース・マルツゥ

(via Wikimedia)

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ウジ虫で熟成させる濃厚なチーズ。製造過程に問題があるとして、アメリカのみならず、EU内でも取扱が禁止されている。

カース・マルツゥは、製造段階でチーズバエの卵をペコリーノチーズに産み付けさせる。孵化した幼虫はチーズを食べる時に、消化液でチーズの脂肪を分解して柔らかくし、発酵を促進させることで独特の旨味を生み出す。

しかしこのチーズを食べることで、ウジ虫が腸内に寄生して穴を開けたり、腐敗が進みすぎて有毒になったりする可能性があると指摘されている。

2.フカヒレ

(via Wikimedia)

サメのヒレを乾燥させたフカヒレは、中華料理の高級食材である。アメリカでは中国などへの輸出のためにサメが乱獲された結果、絶滅の危険性が高まり、サメ漁が規制されることになった。

特にフカヒレの採取を目的とした漁は、全米で完全に禁止され、カリフォルニア州では売買や所持まで禁止している。

3.フグ

(via Wikimedia)

フグは青酸カリの1200倍強いテトロドトキシンという毒を保有しており、1匹で30人分の致死量になる。その危険性から、アメリカでは国から許可を受けた17のレストラン(2003年時点)でしか提供されていない。

そのレストランも、日本のふぐ調理師が毒を取り除いて冷凍輸入した切り身しか提供できないようになっている。

4.低温殺菌されていない牛乳

(via Wikimedia)

殺菌されていない牛乳は、大腸菌やサルモネラ菌などを含有している危険性があるため、50州のうち28州で販売が禁止されている。

また殺菌していない牛乳から作ったチーズについても、60日以上の熟成期間を経なければ販売できないことになっている。

5.チョコレートエッグ(キンダーサプライズ)

(via wikipedia)

チョコエッグは、卵型のチョコの中におもちゃが入っているお菓子。イギリスでは中にはいってるオモチャを喉につまらせて3人の子どもが亡くなっている。

誤飲によって窒息する可能性があるため、アメリカでは食品内におもちゃを入れることを禁止しており、それゆえチョコエッグの販売・持ち込みは違法となっている。

実際に2011年には、カナダからミネソタ州にチョコエッグを持ち込んだ人物が2万5千円の罰金を科せられている。これまでに税関で押収されたチョコエッグは数万個に上る。

日本でも類似のチョコエッグが売られているものの、これらの規制の影響を受けて対象年齢を15歳以上に引き上げている。

6.アブサン

(via Wikimedia)

アブサンはニガヨモギなどのハーブを原料とした薬草系リキュールで、独特の香りと味が特徴。アルコール濃度は45~90%になる。

このニガヨモギに、ツジョンという香味成分が入っており、これが幻覚や向精神作用をもたらすとされ、アメリカやヨーロッパ各国で製造や販売が禁止されていた。

しかし後の研究で、ツジョンの効果は誇張されており、他のアルコール飲料とそれほど危険性に変わりはないとして、1997年にはツジョンの含有率が規制値を超えて無ければ、アメリカでも持ち込みができるようになった。

ただしその規制値が10ppmと極めて低く、ツジョンがコーヒーにおけるカフェインのような欠かせない役目を果たしていることを考えると、アブサンは事実上禁止されているような状態に近い。

7.ハギス

(via Tess Watson/flickr)

ハギスは、ヒツジの内臓をヒツジの胃袋に詰めてゆでたスコットランドの伝統料理。この内臓の中にヒツジの肺が入っており、アメリカではこれが食用には適さないとして、海外からの輸入と自国での製造を禁止している。

食用に不適切としているのは、ヒツジの肺には屠殺の過程で、胃の内容物など何らかの異物が入り込む可能性があるとされ、屠殺場の加工過程で混入を防ぎきれない場合があるため。

8.アキー

(via Pixabay)

ジャマイカの国民食にもなっている果実だが、他の国ではほとんど食べられていない。大きな黒い種と黄色の果肉が入っており、甘みは無いものの、クルミのようなコクがある。

この果実がアメリカで輸入禁止となっている理由は、毒があり、取扱いを間違えれば死に至ることがあるためだ。

未成熟の果実には、ヒポグリシンという毒成分が高濃度で含まれており、摂取すればけいれんや昏睡などを起こし、最悪の場合数時間で死亡することもある。

また完熟していても、果肉の一部には毒が含まれているので、それを取り除かなければならない。

9.サッサフラス油

(via IndiaMART)

サッサフラスは、かんきつ系の芳香を放つ樹木。この樹木から抽出した油は、香料や料理の風味付けに使われていた。

しかし、サッサフラス油の主成分であるサフロールに毒性があることがわかったため、アメリカでは食品への使用が禁止された。現在では似たような芳香を持つクスノキなどが代替品として利用されている。

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