世界の美しいヘビ8匹
世界にはおよそ3000種のヘビがいる。模様や色、大きさはバリエーション豊富で、驚くほど変わったものもいる。今回はそれらのヘビの中でも、美しいと言われている種をご紹介していこう。
1.オオアオムチヘビ
(via wallpaperset)
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白黒の図形が並んだような模様が美しい平らなヘビ。インドや東南アジアの国々に分布しており、樹上に暮らす。
このヘビは通常時、緑一色であるが、危険が迫った時に白黒の幾何学模様がはっきりと見えるようになる。
(via Bernard DUPONT)
毒はあるが、人間が死ぬほど強いものではない。普段は木の葉に擬態してほとんど動かない。
2.ミドリニシキヘビ(幼体)
(via wikimedia)
ミドリニシキヘビと言うからには、成体こそ緑色だが、幼体は異なっている。明るい黄や赤、暗褐色で、上の写真で見ると完熟バナナのようだ。成体も色合いはきれいだが、幼体の鮮やさもまた魅力的。
(via wikimedia)
幼体は成長するにつれて緑~青の色へと変化していくが、一部は黄色のままで変わらない個体もいる。
(via wikimedia)
生息地はインドネシアやオーストラリアなどで、ほとんど樹木から降りることはない。昼間は樹上でとぐろを巻いて過ごし、夜になるとトカゲやカエルなどの獲物を探すために動き出す。
3.サンフランシスコ・ガータースネーク
(via Cliparts)
一部では世界一美しいヘビとも言われ、独特な模様が印象的である。トルコ石色の横縞と深いサンゴ色と黒色の縦縞が並んでおり、警戒色のような鮮やかさがある。
(via zoneA)
非常に珍しい種であり、カリフォルニア州のごく一部に1000~2000匹しかいないとされている。しかしこのヘビの生息地は完全に把握されておらず、また人目を避ける性格のため、正確な数を予測することは難しいとも言われている。
4.ヘアリー・ブッシュ・バイパー
(via WideFon)
うろこが逆立って、トゲのようになっているヘビ。中央アフリカの森に生息しており、このささくれだった体鱗のおかげで、アシや茎に這い上がりやすい。
(via reddit)
強い毒があり、抗毒血清が無い場所では命に関わることもある。これまでに咬まれた事故は少ないものの、重篤な臓器出血を起こしたケースが報告されている。
5.タカチホヘビ
(via wikipedia)
虹色の光沢を放つヘビで、1888年に日本で初めて発見された。北海道を除いた暖かい地域に生息しており、大きさ30~60cmほど。人間には無害で、主に虫やカエルなど小さな獲物を捕まえる。
6.レッドヘッドクレイト(Red-headed krait)
(via wikipedia)
頭としっぽが真っ赤で、胴体は黒っぽい、劇的なコントラストを持つヘビ。マレーシアやタイ、スマトラ島などの低地熱帯雨林に生息している。
大きさは1.2~2.1mほどで、咬まれることは少ないものの、きわめて強い毒を持つとされる。その毒は神経を侵す。噛まれるとひどい場合は体にマヒが起き、呼吸困難で死にいたる。
7.ニジボア
(via golizards)
タカチホヘビと同様、虹色に輝く種で、ブラジルなどの南米大陸に生息している。全長は2mほどになり、胴体には黒い輪っか状の模様が入る。
8.グンプレヒト・グリーン・ピットバイパー
(via Art by Latina Artists)
ミャンマーに位置するヒマラヤ山脈の東側で、2002年に発見された鮮やかな緑色の毒ヘビ。オスは赤目に赤と白の横縞を、メスは黄色の目に白の横縞がある。
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