本当は怖い。最も危険な虫22選
今回は世界中の危険な虫をご紹介していきます。
虫が苦手な方は閲覧を控えた方が良いかもしれません。
1.アカカミアリ
(出典:emgn)
日本では沖縄周辺に生息している針を持ったアリ。
銅のような色をした頭部と黒っぽい腹部、そして腹部にある針が特徴である。
アカカミアリは、近づいた者に集団でかみつき、腹部の針で何度も刺し、ギ酸を攻撃者の身体に注ぎこむ。
刺されると、痛みと共に炎症などを起こし、最悪の場合、アナフィラキシーショックを発症して死にいたることもある。
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2.シラミ
(出典:wikipedia)
シラミは排出物等を食す腐食性動物で、取り付いた宿主の身体の皮ふや血液などの分泌物をエサとしている。
一般的に、人の頭を宿主として寄生するシラミは15種類いるとされる。
人間にとってシラミは、害はほとんど無いと考えられているが、彼らには病気を伝染させる能力があることを忘れてはならない。
3.シカダニ
(出典:wikipedia)
毎年、この種は数千におよぶ人たちをライム病に感染させている。そしてシカダニは、ライム病を感染させる唯一の生物である。
ライム病は噛まれた箇所の発疹から始まり、初期症状として頭痛、熱が出る。時間の経過とともに、関節痛や動悸などの心臓障害が現れることもある。
この病気で亡くなる人はほとんどいないが、一度かかると数年間症状に悩まされることもある。
主にアメリカに生息しており、日本での被害はほとんど無い。
4.軍隊アリ
(出典:wikipedia)
非常に攻撃性が高いことで知られる軍隊アリ。
他のアリと異なり、定住用の巣を持たず、群れ集まってコロニーを形成し、次々と違う場所に移動して生活する。
軍隊アリは、絶え間なく一日中動き続け、昆虫や小動物を捕食する。
実際のところ、すべてのコロニーが捕食する生物は、1日で50万匹になると言われている。
人間も襲われることがあり、噛みつかれた場合、強い痛みを生じる。
毒はないため危険性は低いが、無理に引きはがそうとすると牙がくい込み、出血することもある。
日本では軍隊アリの1種が西表島に生息している。
5.オオスズメバチ
(出典:picshype)
アジア全域、日本でもあらゆる場所で見られるスズメバチである。
日本に生息するハチの中では最も強い毒を持っており、攻撃性も非常に高い。
刺されると、患部が熱い釘で打たれたような痛みを生じる。そして、彼らは執拗に何度も刺してくる。
スズメバチが持っている毒の量は、たとえ何度刺されたとしても、人間を殺しうるほどのものではないが、アレルギー反応が現れる場合、死のリスクがともなうこともある。
日本では毎年30~40人ほどがオオスズメバチに刺されて亡くなっている。
また、彼らは侵略者をマークして、追跡することでも知られている。
無闇にススメバチのテリトリーに入ってしまうと、知らぬ間に標的にされてしまうこともあるのだ。
6.クロゴケグモ
(出典:wikipedia)
日本では、ほとんど見られないが、ハワイやアメリカ全域に数多く生息している。人家周辺に巣を作ることから、人への被害が大きく、北アメリカではクモに噛まれる事故の半分はこの種によって引き起こされている。
クロゴケグモの毒は神経毒で、動悸、発汗、呼吸困難を起こす。
かつて治療法が無かった時代には、噛まれた際の致死率は5%に達していたという。
現在は血清治療が有効なため適切な治療がなされれば、被害は若干の痛みを感じるほどで済む。
7.ネコ毛虫(プス・キャタピラー)
(出典:huffingtonpost)
ふわふわで可愛いと思うかもしれないが、だまされてはいけない。
その毛皮の中に、人間の皮ふに強い痛みを与える毒のトゲを持っているのだ。重症化すると、胸痛や体のマヒ、呼吸困難を発症させることもあるので、間違っても触ってはいけない。
8.ゴキブリ
(出典:commons.wikimedia)
最も病気を媒介している昆虫の一種。
ゴキブリは数えきれないほどの病原体の持ち主であり、人間にとって有害になりうる存在である。
あまり気づかれてはいないが、ゴキブリが食べ物を這いまわって汚染することで、細菌による胃腸炎を発症することが多くあるのだ。
9.寄生虫
(出典:wikipedia)
動物の様々な体の部位に寄生して、宿主の栄養を吸収する存在。
最も知られているのは人間の消化管に生息しうるアニサキス、サナダムシなどで、寄生されると不眠や腹痛、嘔吐などの症状があらわれる。
特に日本ではアニキサスの寄生虫被害が多く、毎年2000~3000人ほどに登ると推定されている。
そのほとんどは、刺身を食べたことで発症している。
10.トコジラミ
(出典:wikimedia)
恐らく最も長い間、人に寄生してきた昆虫であり、人間以外にはあまり寄生することがない存在。
噛まれても激しい痛みもなく、死ぬこともないが、ひどいかゆみを生じさせ、アレルギーを発症させることもある。
11.ウマバエ(ヒトヒフバエ)
(出典:baddogneedsrottome)
ハエの一種で、幼虫が人体に寄生することでよく知られている。
感染経路が他の寄生虫に比べると特殊である。
最初に、ウマバエが蚊や吸血性のハエに卵を産み付ける。
そして寄生された昆虫が、人間を吸血するときに卵が孵って、開けた穴から皮ふ内部へと入り込む仕組みになっている。
体内に幼虫が入ったとしても、初期状態では体に何の変化も起こらないため、気付くことは難しい。
1ヶ月近く経ってようやく痛みや腫れが生じてくることが多い。
およそ2ヶ月たつと、幼虫はサナギになるために皮ふに穴を開けて、脱落し、一週間ほどで成虫となる。
これらの寄生によって、感染症を併発する場合が多い。
12.ゲジ
(出典:wikipedia)
ゴキブリを捕食する益虫と一般的に言われているが、実際のところ、人間を噛むことがあるので注意が必要だ。
攻撃性は低いが、微量の毒を保有しており、噛まれると強い痛みがある。ゲジが持つ毒は、人体に影響があるようなものではないが、噛まれた時に雑菌が入って感染症を引き起こす場合があるので、家の中で見つけても決して触ってはいけない。
13.ジャイアントデスストーカー
(出典:wikipedia)
サソリの中で最も危険な種である。その多くは南アフリカの砂漠に生息している。太い尾を持つ一方、ハサミは小さいのが特徴。
毒自体はそれほど強いものではないが、尾が大きい分、注入する毒の量が多い。
また毒液をスプレーのように相手めがけて飛ばすこともあるので注意が必要である。
14.サシガメ
(出典:wikipedia)
サシガメは世界でおよそ900種類いるが、その中で吸血性の50種は人間の血を吸い、シャーガス病と呼ばれる感染症を引き起こすことがある。
シャーガス病は、最大10年もの長期間潜伏の後に発病し、リンパ節、肝臓などのはれや、心臓障害などの症状を引き起こす。
15.サシハリアリ
(出典:wikipedia)
英語では銃弾アリ(Bullet Ant)とも呼ばれる。噛まれたときの痛みが、銃で打たれるのと同じくらい痛いことから名付けられたものである。
この痛みはオオスズメバチなどよりも強く、あらゆるハチとアリの中で最強と言われている。
命に関わるほどの影響はないものの、数日間は噛まれた場所のマヒが続く。
16.クロドクシボグモ
(出典:wikipedia)
熱帯地域の南アメリカ、中央アメリカで見られる攻撃的な猛毒クモである。
咬まれると激痛が走るほか、呼吸困難に陥ることもある。
2010年に「最も強い毒を持つクモ」としてギネス記録に認定されている。
そうではあるが、血清も存在するため、適切な治療を施せば、死ぬようなことはほとんどない。
17.ハマダラカ
(出典:wikipedia)
マラリア蚊とも呼ばれる。この蚊は、「世界で最も人間を殺害している生物」である。
毎年、蚊によるマラリア感染で亡くなる人はおよそ60万人で、それ以外の感染症でもおよそ15万人が亡くなっている。
18.ケオプスネズミノミ
(出典:wikipedia)
ネズミなどのげっ歯類に寄生するノミで、人の血を吸って腺ペストに感染させることで有名である。
腺ペストにかかった場合、リンパ節が腫れ、その後肝臓やすい臓で毒素が生成されて意識が混濁し、心臓が衰弱。治療をしなければ、数日で死にいたる。
19.アフリカナイズドミツバチ
(出典:wikipedia)
人間が襲われた場合には死ぬことがあるため殺人ハチ(キラービー)とも呼ばれている。
他のハチと比べて縄張りに対する防御反応が非常に強く、巣に近づいた者はどんな動物であれ、攻撃を仕掛けてくる。
20.ドクイトグモ
(出典:wikipedia)
死亡例もある北アメリカに生息する毒グモである。
クロドクシボグモのような神経毒でもなく、噛まれた時の痛みもあまり強くないが、噛まれた部分の組織が壊死したり、最悪の場合赤血球が破壊される病気を発症し、死亡することもある。
21.サスライアリ
(出典:supertela)
軍隊アリとよく似た特徴を持つアリで、最大5000万匹もの群れをなして行動する。巨大で強靭なアゴを持っており、咬みつかれるとかなり痛く、引きはがそうとすれば、皮ふがちぎれるほどである。
サスライアリは人間を殺せはしないが、小動物ならいとも簡単に殺害可能だ。
22.ツェツェバエ
(出典:wikipedia)
人間も含め、哺乳類や鳥類の血を吸うハエの一種。アフリカ地域のみに見られる。
トリパノソーマ症と呼ばれる感染症の媒介者であり、これに感染した場合、不眠症などの睡眠障害に悩まされ、睡眠周期が狂い、昏睡して死にいたる。
アフリカにはこの病気の感染者が5万人から7万人といると推計されている。
人間への脅威ももちろんだが、牛や馬などの家畜もこの病気にかかることから牧畜業への損害は計り知れないほどになっている。
感染した牛はミルクを出さなくなり、妊娠した牛は流産しやすくなる。
また少なくとも毎年、ツェツェバエによる感染で300万頭以上の牛が死亡しており、被害額は4500億円に達すると推定されている。
ディスカッション
コメント一覧
自学の役にたちました!ありがとうございます!
ガチホコ持ち帰り
ゴキプリって笑
君の前前前世からぼくワイヤー
8の4行目、ゴキブリが「ゴキプリ」になってますよ!
ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました。
きも