世界各国・州で禁止されている飼育できないペット

2018年8月2日

様々な理由で飼育が禁止されている動物たちを10種ご紹介していこう。

1.ピットブル、土佐犬などの闘犬

(via Wikipedia)

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犬同士を戦わせる闘犬として生まれたこれらの犬種は、生来的に攻撃性が強く、訓練によって容易に攻撃性が高められる。また体が大きいために、一度襲われると大きなケガを負う可能性が高い。

これらのことから、世界各国で闘犬の飼育が禁止されている。特にピットブルは、襲撃による死傷者数が犬の中で最も多いため、イギリス、アメリカの複数州、ドイツ、スイスなど多くの国が所有を禁止している。

2.狼犬(ウルフドッグ)

(via Wikipedia)

狼犬はイヌとオオカミから生まれた犬種で、たいていジャーマンシェパードやマラミュート、シベリアンハスキーとのミックスである。

狼犬は獰猛で狩猟本能が強く気まぐれで、しつけるのが難しいとされている。そのためアメリカではニューヨーク州やマサチューセッツ州など一部の州で飼育が禁止されている。

また1999年以降、フィンランドでも危険犬種と指定され、飼育が違法となった。

3.ハリネズミ

(via Pixabay)

可愛らしいハリネズミには、危険性が全く存在しないように見える。だがハリネズミは家畜伝染病を引き起こす口蹄疫ウイルスを保有している場合があり、それがウシやブタなどに感染すると大きな被害がもたらされる。

アメリカではジョージア州、アリゾナ州、カリフォルニア州などで飼育が禁止あるいは許可制となっている。またカナダの一部の州でも禁止されている。

4.フェレット

(via Wikimedia)

カリフォルニアとハワイの2州でのみ飼育が禁止されている。カリフォルニア州では、フェレットが逃げ出して野生化した場合に、州の固有動物の存在をおびやかし、生態系を破壊する可能性があるとして禁止された。

またハワイでは、フェレットが狂犬病ウイルスを持ち込む可能性があるとしている。

5.ハムスター

(via Pixabay)

とても人気のあるペットだが、フェレットと同様にハワイで飼育が禁止されている。その理由は、州の植物や動物を保護するためである。

ハムスターが野生化すると、短期間に繁殖して増え、生態系に悪影響を与えると考えられている。

6.スカンク

(via Public Domain Pictures)

アメリカに生息しているスカンクだが、17州を除き飼育が禁止されている。スカンクは愛情深く、従順な性格をしており、犬や猫と同じように飼育できるものの、すさまじい悪臭を放つことが大きな問題となる。

そのため飼育が許可されている国においても、飼育する際には悪臭が放たれる臭腺を生後4週頃に手術で取り除くことになる。

7.オキナインコ

(via Wikimedia)

南米に生息するインコであったが、捨てられたペットが野生化し、アメリカ中を群れで飛び回っている。繁殖速度が早く、作物を食い荒らすため、アメリカのジョージア州やコロラド州などでは飼育が許可されていない。

また一部の州ではペットとしての飼育は禁止だが、ライセンスを所有していれば、ブリーダーになって輸出用に殖やすことはできる。

8.ヘビ

(via Wikipedia)

多くの国で毒ヘビの飼育は、禁止あるいは許可を必要とする。特にハワイでは、ミミズのようなメクラヘビを除き、全てのヘビの所有が禁じられている。

その理由として、ハワイにはヘビを捕食する動物がいないため、もし逃げ出してしまったら、地上に巣を作る鳥などの固有種が絶滅の危機に追いやられるかもしれないからだ。

9.ヤドカリ

(via wikimedia)

ヤドカリが住む場所として、島は最適だがハワイ島には持っていけない。ヤドカリは寄生虫を体内に持っている場合が多いため、現地のカニなど甲殻類に病気を移す可能性があり飼育が禁止されているのだ。

10.アフリカマイマイ

(via whatmaddness)

世界最大の陸生巻き貝で、全長20cm以上になる。毒は持たないが、あらゆる植物を食べ、農作物を荒らし、繁殖スピードが異常に早い害虫であるため、「世界の侵略的外来種ワースト100」に選出されている。

また寄生虫を保有しており、人間が寄生されると脳炎で死ぬ場合もある。その巨大さから、マニアにはペットとして人気があるが、日本やアメリカなど多くの国で生体の持ち込みが禁止されている。

参照:rankerhuffingtonpost

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Posted by uti