一度食べてみたい珍しい野菜・果実13種

2018年10月21日

1.ウチワサボテン

(via amazon)

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熱帯あるいは乾燥地帯で栽培されているサボテン。消費量の多いメキシコでは、その実がスープ、サラダ、デザート、ステーキ、キャンディーなどあらゆる調理法で食されている。

【屋台に並ぶウチワサボテンの実】

(via wikimedia)

実は鋭いトゲの殻で守られているため、取り扱いには注意を要する。かすかにメロンのような香りがし、赤や黄色の熟した実では甘みが強くなる。

2.ケンポナシ

(via wikipedia)

日本や中国などに広く自生する落葉樹。果実は干しぶどうのようで、熟すと甘く、レーズンのような味わいとなる。1920年代に世界各国へ移入されはじめ、ブラジルでは亜熱帯林の中で最も分布を広げた外来種となっている。

最近の研究でケンポナシの抽出物が血圧降下をもたらすことが明らかになり、抗糖尿病の健康食品などに使われるようになってきた。

3.トマティーヨ

(via wikimedia)

緑のトマトとも呼ばれるメキシコ料理に欠かせないナス科の果実。サルサのグリーンソースにはこれが入っており、酸味のもとになっている。

熟すとわずかに甘みが出てくるが、熟す前の緑色のときに食べるのが一般的である。

4.チリマツ

(via wikipedia)

【チリマツの実】

(via wikipedia)

チリの国樹であり、マツの中で最も固い種のひとつ。樹齢1000年以上、高さ30~40mまで成長するこの木は、3~5cmほどの大きな実が採れる。生でも焼いても食べることができ、味は栗と似ている。

実がなるまで30~40年かかるため、果樹園などで植えられることはめったになく、森林破壊の影響もあり、食べられる機会は少なくなっている。

5.キヌア

(via wikipedia)

【キヌアの種子(雑穀)】

(via Wikimedia)

南米でしかつくられていない雑穀で、アマランサスやハトムギなどと同様に栄養価が高い。若葉は、ほうれん草と似ていて美味。種子のほうはプチッとした食感が特徴的で、地元ではスープにしてよく食べられている。

6.オキザリス・デッペイ

(via Wikimedia)

食べられる四葉のクローバー。メキシコ原産の球根植物で、葉の大きさは通常のクローバー(シロツメクサ)よりも2倍以上ある。葉はとがりのあるレモン風味で、少量をサラダに加えて食す。

食用であるものの、葉っぱに含まれるシュウ酸がカルシウムの吸収を阻害するため、大量に食べるのは体に良くない。

7.カマス

【右が食用となる球根】

(via Wikimedia)

アメリカ西部の先住民が食用としてきた多年草で、球根は焼きイモのような味がしてとても甘い。だが焼きイモよりも繊維質が多く、たくさん食べすぎるとおならが止まらなくなる。

カマスの自生場所には、強力な毒を持つデスカマスという球根のそっくりな種が生えているので、採集する際はかなりの注意を必要とする。

8.オカ

(via Wikimedia)

ニュージーランドでよく食べられているアンデス地方原産のイモ。黄色、オレンジ、ピンクなど様々な色がある。品種によって味はことなり、甘みの強いものはニンジンのようで、甘みが少ないのはジャガイモと味が似ているそうだ。

生でも食べることができ、メキシコでは塩とレモン、唐辛子と混ぜた料理がつくられている。

9.紅芯大根(こうしんだいこん)

(via High Mowing Organic Seeds)

中国原産の大根で、かぶのように丸く中身が鮮やかなピンク色をしている。彩りが美しいので、中国では祝いの席に提供されることが多い。

普通の大根と比べて、辛味と水分が少ない。歯ごたえが良いので、漬物やサラダとして食される。

10.パインベリー

(via Wikimedia)

白いイチゴのようだが、種は赤く、名前の通りパイナップルの味がする。普通のイチゴよりも小さく1.5~2.3cmほどしかないが、生産量が少ないため、かなりの高値で販売されている。

11.きゅうりメロン


見た目はスイカのようであるが、食べてみるとカリカリとした食感で、少し酸っぱいキュウリの味がする。しかもこの実はとても小さく、大きさは2~4cmくらいしかない。

メキシコあるいは中央アメリカが原産で、キュウリと同様にサラダや漬物などにして食べるのが一般的。

12.キクランテラ・ペダタ


突起のついた小さな実をつけるウリ科の野菜で、ペルーなどアンデス高地で古くから栽培されてきた。味はキュウリとズッキーニの合いの子。若い実は生で食べ、成長した実は炒めて食べる。炒めると味が濃くなり、ピーマンのような味に変わるという。

13.コールラビ


ドイツでよく食べられているアブラナ科の野菜。風味や食感はブロッコリーの茎やキャベツの芯に似ているが、果肉の割合が高く、それらよりも甘みが強い。若い茎では甘みが少なくなるが、りんごのようなジューシさとしゃきしゃき食感が味わえる。

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Posted by uti