日本では見られない。世界の変わったアリ(アリバチ含)

2019年1月25日

可愛いのから恐ろしいのまで、世界中の奇妙なアリ(アリバチを含む)をご紹介していこう。全7種。

1.ナベブタアリ

(via Alex Wild Photography)

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名前の通り、ナベブタのような頭が特徴的なアリ。このナベブタは、本種にとって重要な役割を果たしている。防衛のために巣の入り口にフタをして、外敵から襲われないように使っているのだ。

【巣にフタをする本種】

(via Joshua Sokol)

このフタは外敵からの防衛はもちろん、フタが樹木の色に溶け込むことでカモフラージュされ、外敵に発見されにくくなる効果がある。

2.シスルダウン・ベルベットアント(Dasymutilla gloriosa)

(via wordlessTech)

アント(アリ)という名前で、見た目もアリのようだが、実はアリではない。アリバチ科のハチである。ハチであることは、オスの姿を見ると明らかである。

(via wikimedia)

メスとオスでは全く異なる外観をしている。オスはハチらしい見た目だが、メスは羽がなく、体中が長い毛で覆われたアリのようだ。ふわふわとして可愛いが、触ってはいけない。

(via USGS Bee Inventory and)

本種は毒を持っており、刺されると焼けるような非常に強い痛みに襲われるのだ。またこのアリバチは寄生種として知られる。他のハチの体内に卵を産み付けるのだ。卵が孵化すると、寄生したハチの幼虫を食べて育つ。

3.ブルー&レッド・ベルベットアント

(via wildflowers)

2番で紹介したアリバチの仲間である。アリのようだがハチだ。メスの一刺しは、あまりの痛みのため「ウシの殺し屋」という悪名がつけられるほどである。

4.パンダアリ

(via wikipedia)

パンダのような白黒模様が特徴的な種。実は本種もベルベットアントの仲間で、ハチである。かわいい見た目に反して、他のベルベットアントと同様に「ウシの殺し屋」と呼ばれている。

5.フィッシュフック・アント

(via hoople)

カンボジアで発見されたかなり珍しいアリで、釣り針のような3対の湾曲したトゲが特徴的。このトゲは、外敵に襲われた時の防衛用武器である。そのトゲが外敵の皮ふに突き刺さり、敵を追い払うことができるのだ。

6.空を滑空する、グライダーアント

(via BackboneMedia)

熱帯の樹上に暮らすグライダーアントは、ムササビのように木から木へと滑空することができる。その平べったい小さな体で風に乗り、目的の幹へと移動する。一回の移動距離は3~4mで、着地の成功率は85%近くになる。

7.ミツツボアリ

(via Ylilauta)

このアリは自らの体を食糧庫とする変わった生物である。働きアリたちは、たくさんのエサを食べて、腹部が破裂しそうなほど栄養のある液体を貯め込む。

(via wikipedia)

この液体はエサが無くなった時に利用される。触覚が刺激されることで、この液体が吐き戻され、他のアリたちの食糧となるのだ。

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動物

Posted by uti