世界最大級の宝石22種(原石も含む)

これまでに見つかった世界最大級の宝石(原石)を22種類ご紹介していこう。

1.世界最大級の水晶の塊

(via geologyin)

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運動場の砂にまぎれて光り輝く透明な石(石英)としても知られ、地球の地面ならどこでもある。だがこれほど大きな水晶は一部の鉱山でしか見られない。この水晶は、1985年にアフリカ・ナミビアのコティハ鉱山で45mの深さから採掘された。原石の重さは14トンで、 掘って取り出すのに3年かかったという。

2.世界最大級のトルコ石

(via dailymail)

(via dailymail)

トルコ石は、青~緑色のユニークな色合いが特徴。その世界最大級とされる原石が、2016年に中国・湖北省で発掘された。その長さは1.2m、重量は215kgになる。値段に換算すると、1.6億円だという。

この原石が採れた湖北省の鉱山は、トルコ石の採掘地としてかなり知名度が高く、採掘量の60%を占めている。写真は見つからなかったが、2009年にギネスで世界記録認定されたトルコ石も、ここで採掘されたものだった。その大きさは225kg、長さ1.03mであった。

3.世界最大のカット済みトルマリン

(via Vincent Boucher)

トルマリンは、結晶を熱したり、圧をかけたりすると電気を帯びる宝石。色は多様で無色、紫、赤、黒などがある。写真の宝石は2009年にギネスから世界記録の認定を受けたカットトルマリンで、「エセアリアル・カロリーナ・ディヴァイン・パライバ」と名前が付いている。

その大きさは3.644×3.375×2.185cmで、重さは38.3g(191.87カラット)ある。値段に換算すれば、少なくとも10億円にのぼるという。

4.世界最大級の未カットルビー(原石)

(via largerubycrystal)

ルビーは赤色が特徴的な宝石で、アルミから出来ている。未カットで世界最大級とされるのが、この125ウェストルビーである。その重さは3.73kg(18,696カラット)。ルビーは透明~不透明まであるが、透明度が高いほど価値がある。残念ながら、こちらは不透明のようだ。

またカット済みとしては、以下のリバティベル・ルビーが最大とされている。

(via LiveAuctioneers)

この宝石は1950年にアフリカで採掘されたもので、フィラデルフィアの自由の鐘をモデルにカットされ、50個のダイヤモンドがはめ込まれている。重量は1.8kgで、価値にすると2億円以上だ。

だが2011年に、この宝石は窃盗事件の被害にあった。犯人特定の情報に報奨金100万円が提供されることになり、2014年には強盗の疑いで4人が逮捕されたものの、現在も宝石を取り戻すことはできていない。

5.世界最大のアメジスト晶洞 

(via thejewelerblog)

「ウルグアイの女帝」と呼ばれる世界最大のアメジスト晶洞は、岩石の中に数万のアメジスト結晶が輝く。高さ3m、重さ2.5トンと非常に大きい。最高品質のアメジスト採掘地として知られる北部ウルグアイの鉱山から産出された。

(via The OM Shoppe)

この宝石を、オーストラリアにある博物館の創設者らが約800万円で購入し、270万円をかけてウルグアイからオーストラリアにある自分の博物館に輸送してきた。

6.世界最大のオパール(原石)

(via Seda Gems)

「オリンピック・オーストラリア」は世界最大かつ最も価値のあるオパールとされている。1961年時点で2億円の値がつけられていた。重さは3.45kgで地味な色合いだが、99%の宝石品質なオパールになるそうだ。発掘は1956年にオーストラリアで行われ、ちょうどメルボルンでオリンピックが開催されていたため、このような名前になった。

7.世界最大の真珠

(via Fun01)

フィリピンの海でオオシャコガイからとれた世界最大の真珠。その大きさは67x30cm、重さ34kgになる。これをとった漁師は、その価値に気づくことなく「幸運のシンボル」と10年間自宅にしまいこんでいたという。

【オオシャコガイ】

(via wikimedia)

8.世界最大のホタル石

(via Geology IN)

ホタル石はフッ素とカルシウムからできた緑色の鉱石。紫外光を照射あるいは加熱すると、青緑色の光を放つ。

中国の内モンゴル自治区で採掘されたこの宝石は、高さ1.5m、重さ6トンと非常に大きく、120億円もの値がつけられている。原石のカットにはおよそ3年がかけられ、最高品質の宝石に磨き上げられた。

9.世界最大のカット済みアクアマリン

(via gemstonesbrazil)

このアクアマリンは、1980年代後半にブラジルのペドラアズルの鉱山で発見された。発掘当初はこれよりもずっと大きかったのだが、採掘者が誤って地面に落としてしまい、3つに割れてしまった。そのうちの最も大きい物が、このアクアマリンである。

小さくなってもその大きさは、世界一を誇る。この宝石は、ブラジルの皇帝「ペドロ2世」に由来する「ドム・ペドロ」と名付けられ、極めて希少価値の高い宝石として博物館に展示されている。

その重さは2.07kg、高さは35cm。形状は古代エジプトの太陽神を象徴する石柱「オベリスク」をモデルにデザインされている。

10.世界最大のエメラルド(原石)

(via Wikimedia)

2001年にブラジル東部のバヒアで採掘された「バヒアエメラルド」という原石で、重さが381kgある。この原石の価値は400億円と見積もられている。

11.世界最大のカット済みダイヤモンド

(via wikimedia)

109.13g(545.67カラット)のダイヤで、ザ・ゴールデン・ジュビリーと名前が付いている。1985年に南アフリカのカリナン鉱山で発掘された。

この宝石は褐色のダイヤであり、ダイヤの中で最も価値が低い色である。一般的に褐色ダイヤは工業用途に使われることが多いが、これの場合は非常に大きいため、宝石として珍重されている。

このダイヤは、宝石研磨師のカブリエル・トルコフスキー氏が2年がかりでこの形に完成させた。彼のカットにより、ダイヤモンドの価値はさらに上昇し、推定価格は4億~12億円になったと予想されている。

ゴールデンジュビリーは、タイ国王の治世50周年記念の際に献上されており、現在はタイ王室がこのダイヤを所持している。

12.世界最大のダイヤモンド原石

(via Wikipedia)

「カリナンダイヤ」と呼ばれ、ダイヤ原石としては世界最大で621.2g(3106カラット)ある。1905年に、上のダイヤと同じ鉱山で発掘され、それから2年後、イギリス国王エドワード7世に贈呈された。

この原石は現在カット済みで、そのうち最も大きいものがカリナンⅠ(106g、530.4カラット)であり、イギリス国王の戴冠式に使う宝器に組み込まれている。

【宝器の杖に組み込まれたダイヤ】

(via Joy as it Flies)

13.世界最大のシトリン

(via The Jeweler Blog)

シトリンは水晶(石英)の一種。通常の水晶は無色透明だが、不純物として鉄が含まれるため黄色になった。発掘された都市のスペイン・マラガにちなんで、ザ・マラガと呼ばれている。重さは3.99kg(20,202カラット)。

14.世界最大のセルサイト

(via wikipedia)

セルサイトは鉛からなる鉱物で、主に塗料の原料に用いられる。しかし無色透明で大きく美しい原石は、加工されて宝石になる。その宝石の中で最も大きいのが、写真の「ライト・オブ・デザート」である。その重さ178g(890カラット)。

ナミビアのツメブ鉱山で採掘され、現在はカナダ・トロントの博物館に展示されている。

15.世界最大のカット済みトパーズ

(via Emol)

「エルドラドのトパーズ」は、現在最も大きいとされるカット済みトパーズで、その重さ6.2kg(31,000カラット)。

1984年にブラジル南東部のミナスジェライス州で発掘された。原石の重量は37kgにも達していたが、美しい輝きを得るため原石の80%近くを削り落とし、現在の完璧な形に仕上げられた。

16.世界最大のカット済みサファイア

(via Guiness world records)

ギネスからカット済みサファイアとして世界記録認定を受けた宝石で、その重量は6.26kg(31,308カラット)になる。

17.世界最大のモルガナイト(原石)

(via GIA.edu)

「ローズ・オブ・マリン」と呼ばれる世界最大のモルガナイト。モルガナイトはピンクベリルとも呼ばれ、ベリル(緑柱石)という鉱石に不純物が含有して出来る。重さは22kg、長さは23cmで、1889年10月にアメリカ・メイン州のバックフィールドで発見された。

18..世界最大のカット済みアンダルサイト

(via The Ophir Collection)

アンダルサイトは、一般にはほとんど知られていない宝石で、市場での取引量も極めて少ない。アルミニウムとシリカから出来ており、最初に発見されたスペインのアンダルシア州にちなんで名付けられた。このアンダルサイトは、9.9g(49.63カラット)で世界最大と認められている。

19.世界最大のカット済みキャッツアイ

(via International Gem Society)

キャッツアイは、猫の目のような模様が現れ、一直線に輝く筋が見える宝石。この宝石は、1800年代にスリランカの田んぼで発見されたもので、原石は140g(700カラット)あった。それがカットされて93g(465カラット)の宝石に生まれ変わっている。

20.世界最大のペリドット

(via smithonian)

玄武岩に含まれるカンラン石のことであり、その中でも透明で美しいものは宝石として扱われ、ペリドットと呼ばれる。このペリドットは1977年にエジプトで発掘されており、重さは62g(310カラット)で現在のところ世界最大である。

21.世界最大のタンザナイト(原石)

(via TanzaniteOne )

タンザナイトは、タンザニアで最初に発見されたことから「タンザニアの石」という意味で名付けられた。美しい青紫色で、見る角度によって微妙に色が変わる性質を持つ。この原石はタンザニアの鉱山地下270mで採掘されており、重量3kgを超え、単一の結晶としては世界最大であるという。

22.世界最大のヒスイ

(via wikimedia)

中国遼寧省の寺院・玉仏苑にある仏像は、世界最大のヒスイから彫り出された。この像の大きさは高さ7.95m、幅6.88m、厚さ4.10mで、重さが260.76トン。石の前面は釈迦が彫られ、後面は観音菩薩となっている。

1960年に、寺院がある市内でこのヒスイの原石が発掘され、州の宝に指定された。その後、120人の彫刻家が8ヶ月かけてこの仏像を作り上げた。

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雑学

Posted by uti