警察が公開した恐ろしい似顔絵4枚

犯罪捜査に使われた身の毛のよだつ恐ろしい似顔絵をご紹介していこう。

1.ミスター・クルエル(Mr.Cruel)

(via wikimedia)

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ミスター・クルエルは、正体不明の強姦魔である。1987年~1991年に、オーストラリアで少なくとも3人の少女を誘拐し強姦した。また13歳の少女、カルメイン・チャンの誘拐および殺人の最有力容疑者でもある。

【誘拐された3人。左の2人は後に解放されたが、残る1人は銃殺された】

(via dailymail)

捜査当局は、この男を知能の高いサディストだと分析している。男は襲撃前に被害者とその家族を監視し、綿密な犯罪計画を練り犯行に及んでいた。そのため、男が残した物証は一切見つかっていない。そのうえ、無実の人物に罪をかぶせるため、偽装工作を行っていた。

また犯行中は常に黒いマスクをかぶり、顔が分からないようにしていた。そのため解放された子どもたちは、マスク姿の男としか記憶していない。

【(左)誘拐現場を訪れるカルメイン・チャンの母親、(右)カルメイン・チャン】

(via dailymail)

捜査当局によると、男は犯行中の模様をビデオテープや写真におさめていた可能性が高いという。もし男がまだ生きているなら、そのテープや写真を保管し、未だに児童ポルノをネット上で収集し、チャットで児童とコミュニケーションをとっているかもしれない。

ミスタークルエルの逮捕には1億円の懸賞金がかけられているが、犯行から20年近くたった現在でも有力な情報は寄せられていない。

2.スーツケースに詰め込まれた女性

(via fox6now)

2014年、ウィスコンシン州の幹線道路に2つのスーツケースが発見された。その中には、2人の女性の遺体が詰め込まれていた。一人はタトゥーによって特定されたローラ・シモンズ(37歳)、もう一人はひどい腐敗状態のため身元を確認できなかった。警察は身元不明女性のスケッチを公開し、情報を募った。

驚くべきことに、このスケッチはその女性の特徴をとらえていた。身元不明の女性は、21歳のジェニー・ガメスと特定されたのである。彼女の友達ソニヤによると、湾曲した下の歯と大きな前歯、小さな目、高い頬骨が、彼女だと確信させる特徴だったという。

【ジェニー・ガメス(21歳)】

(via findagrave)

(via katv)

スーツケースの発見からまもなく犯人は明らかになった。ローラ・シモンズの行方不明以降、1年近く容疑者として浮上していたスティーブン・ゼーリッツが、犯行を認めたのである。

【スティーブン・ゼーリッツ(52歳)】

(via fox6now)

スティーブンの供述によれば、殺害した二人とはオンラインチャットで出会ったと言う。仲良くなったところで、二人と実際に会ってホテルに連れ込み、肉体関係を持った。そしてそのプレイ中に、首を絞めて殺害した。

3.岸辺に打ち上がった「生石灰の淑女」

(via unexplained-mysteries.)

生石灰の淑女(ライムレディ)と呼ばれる女性の全裸遺体は、1980年にオクラホマ川の岸辺で発見された。彼女は凶悪犯罪の被害者であり、その事件の恐ろしさは彼女の不安な表情が物語っていた。

犯人は彼女を拳銃で三発撃って殺害した後、証拠隠滅のため生石灰をかけて遺体を溶かそうとしていたようだ。だがその試みは、上手くいかなかった。むしろ腐敗が早まるどころか、生石灰が川の水と混ざったことで、遺体はミイラ化した。

【身元不明のライムレディ】

(via unidentified)

検死により、女性の胸部には硬貨とともに銃弾が埋め込まれていた。おそらく女性は撃たれたときに服を着ていて、胸ポケットの中に入っていた硬貨に銃弾が当たったと思われる。

またミイラ化したために、遺体の胸部にあったハートのタトゥーは損なわれることがなかった。この重要な手がかりに加え、警察は彼女の似顔絵を公開しているが、身元の特定にはつながっていない。

【遺体のタトゥー】

(via vignette)

DNA検査も行われたが、届け出されている行方不明者と一致することはなかった。警察は、彼女が家出した際に事件に巻き込まれた可能性が高いとしている。

4.首だけの遺体

(via reallifeishorror)

1993年、2人の少女がイリノイ州の公園で遊んでいる時に、雑木林にぶら下がっている切断された女性の首を見つけた。警察の捜査によると、その首は移動中の車から投げ捨てられた可能性があるという。

【女性の首が見つかった公園の周辺】

(via googlemap)

この女性は白人で、年齢は30~50歳。髪色は赤褐色、髪型はボブ、左の耳には小さなホクロがあった。顔が異様に傾いているのは、筋肉の損傷により斜頸を患っていたためとされる。またこの女性は、たびたび無意識にけいれんを起こしていたかもしれない。

検死によって、この斜頸は過去の事故によるものだと示唆された。損傷した頭蓋骨の治癒痕が見つかったためだ。

このように女性は特徴的な症状や外観であったにも関わらず、20年以上たった現在でもその身元は明らかになっておらず、この事件に関わった犯人も逮捕されていない。

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Posted by uti