世界の驚くべき樹木

2019年12月29日

世界の驚嘆すべき樹木を全11種ご紹介していこう。

1.樹齢1400年の銀杏(イチョウ)

(via thisiscolossal)

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中国陝西省にある樹齢1400年のイチョウは、落葉が始まる11月半ばになるとたくさんの人が訪れる。黄金に色づいた落葉は、終南山にある寺院を黄金の海へと変えるのだ。

(via thisiscolossal)

イチョウは「生きた化石」とも言われる。なぜならあらゆる劇的な気候変化を経ても、2億年以上前からその姿を変えていないからだ。恐竜が栄華を誇っていた時代からイチョウは変わらずに存在していたのだ。

2.樹齢125年のツツジ

(via smartforever)

カナダのブリティッシュコロンビア州レディスミスの自宅に植えられたツツジの木。ツツジは基本的に低木であるため、ここまで大きくなることは珍しい。

5月頃になると一斉に開花し、4000以上の花を咲かせる。その時期には多くの観光客が訪れていたが、2018年12月の暴風で幹が折れてしまった。

3.スロープポイントのヤナギ

(via Seabird Nz/flickr)

ニュージーランド南島の南端にあるスロープポイントには、芸術的にひずんだヤナギが草原のなかに並んでいる。ここは南極からの冷たい強風がどこからもさえぎられることなく直撃する。その強風が、数十年~百年近くかけて木々をこのように形に変えてしまうのだ。

(via rosedeane)

この周辺は牧羊場となっており、人が住んでいない。また背の高い木々は、羊のエサとして食べられるように人の手で植えられたもので、高木は自然にほとんど生えない。道路もなく、ここにたどり着くには50分以上歩く必要があるそうだ。

4.イロハモミジ(オレゴン州、ポートランド)

(via Scott McCracken)

日本では最も一般的なモミジ。写真はポートランドの日本庭園で撮影された。

(via Scott McCracken)

さくら通りの桜(ドイツ、ボン)

(via Adas Meliauskas)

5.樹齢400~500年のエンジェルオーク

(via decoracaodeinterioresepaisagismo)

サウスカロライナ州のエンジェルオーク公園にあるサザンライブオークの木。天使という名前は、この土地の所有者であったジャスタス・エンジェルにちなんでいる。

四方に枝が広がり、それらが作り出す影は1600平米にもなる。最も長い枝は56m、樹木の高さは20mある。

6.ホウオウボク

(via pikosy)

マダガスカル原産の熱帯植物。燃えるような橙赤色の花が特徴的で、熱帯地方では街路樹として普通に植えられている。日本では沖縄で見られる。

7.ベニイロリュウケツジュ

(via NaturelsWeird)

インド洋上のソコトラ島固有種であり、樹皮から赤い樹脂が採れるため竜血と名前が付いている。このような密集した葉は、ほとんど雨が降らないソコトラ島では重要な役割を果たしている。霧が発生した際、葉に結露が生じてその水が根本に落ちやすくなっているのだ。

8.世界で3番目に大きな木、プレジデント

(via Michael Nichols)

カリフォルニア州のセコイア国立公園内にあるセコイアデンドロンで、高さは247m、幹の直径は8.2mある。樹齢は3200年と見積もられており、世界で2番目に古い現存するセコイアとなっている。

9.レインボーユーカリ(ハワイ、カウアイ島)

(via jwilsonnorton)

(via Christopher Martin)

カラフルな樹皮が特徴的な樹木。毎年異なる時期に樹皮が剥がれ、明るい緑色から時間が経つにつれて青、紫、橙、えび茶色に変化していく。

とても成長が早いこともあり、紙の原料となるパルプを得るために世界中で広く栽培されている。

10.ハカランダ(南アフリカ共和国、カリナン)

(via joom)

中南米に自生する種で、非常に華やかな紫の花を咲かせることから、熱帯~亜熱帯の様々な地域で広く栽培されている。

11.バオバブの木(マダガスカル)

(via wikimedia)

写真はバオバブ並木のグランディディエ・バオバブという種で、マダガスカルのみに自生する。高さ30m、幹の直径は3mになる。樹木内部には大量の水を蓄えており、その量は1.2万トンに達する。

12.世界最古の現存する樹木(ブリストルコーンパイン)

(via wikimedia)

メトセラは、確証が得られた世界最古の単独の樹木である。聖書に登場する人物の中で最も長寿であったメトセラ(享年969歳)から名付けられた。

樹齢は4851年であり、海抜3000mに達するカリフォルニア州のホワイトマウンテンズにひっそりとたたずんでいる。

13.キャメル・ソーン(デッドフレイ)

ナミビアのナミブ砂漠内には、およそ600年前に枯死したキャメルソーンという木々が立ち並んでいる。この場所はデッドフレイと呼ばれており、高さ300~400mになる世界最大の砂丘に囲まれた粘土のくぼ地である。

かつてここは洪水によって浅い水たまりができ、キャメルソーンが生育できる環境にあった。しかしある時、干ばつに見舞われ、この場所は砂丘に侵食されて川の流れがせき止められた。水を失った樹木は死に絶え、強烈な日差しに焼かれて現在でも腐敗することなくその姿を残している。

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Posted by uti