絶滅した動物たちの驚くべき写真
絶滅動物の興味深い写真をご紹介していこう。全12種類。
1. 一億年前の琥珀から見つかったクモ形の生物
(via Tangledtitty)
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ミャンマーで発見された琥珀に、およそ1億年前のクモ形生物が発見された。「キメララクネ」という既に絶滅した生物であり、クモとサソリの特徴をあわせ持ったような姿をしている。恐ろしい見た目だが、大きさは2.5mmしかない。
腹の後部にある4本のツノは糸を吐き出すための糸は吐糸管であり、その後端にはサソリのような尾がある。この尾は、おそらく触覚の役割を果たしていたと考えられる。
2. 世界で最も保存状態の良い恐竜化石
(via Royal Tyrrell Museum)
2011年に、カナダのオイルサンド中から発掘されたノドサウルス類の化石である。全長は5.5mで、元の体重は1.36トンほど。既に死んでから1.1億年も経っているが、ほとんど外観が損なわれておらず、体重も1.1トン残している。
(via Royal Tyrrell Museum)
ノドサウルス類は四足歩行の草食恐竜であり、全体がトゲのついた装甲に覆われていた。このトゲは肉食恐竜から身を守るための防具だったと考えられている。
(via Royal Tyrrell Museum)
3.一つ目の怪物・サイクロプスを思わせるクレタン・ドワーフマンモスの骨格
(via wikimedia)
マルタ島のアール・ダラム洞窟で発見された小型のマンモスであり、体高1m、体重は300kgほどであった。本種はサイクロプス伝説の起源になった動物とも言われている。
昔の人たちは、この頭がい骨を見つけてその中心に開いた穴を目だと勘違いし、一つ目の怪物がいると思ったのだろう。だが実際のところ、この穴はマンモスの鼻の開口部である。
4.巨大モンスター、アルゼンチノサウルスの脚
(via Husdjur)
草食恐竜である本種は、史上最大の陸上動物とされており、その体高は20m、全長は30~35m、体重は50~100トンに達した。写真にうつる女性と比較すると、脚だけでも6m以上あったとされる。
(via wikimedia)
5.飛ぶ鳥としては史上最大、ケツァルコアトルス
(via Rabano11)
翼を広げた際の大きさは、全長18mにもなるとも言われる世界最大の翼竜。小型飛行機並の大きさであるが、体重は100kgにも満たない。これは骨の内部が空洞で、飛ぶために最適な軽量化が行われているためだ。
この翼竜と同じくらいの体格であるキリンの体重が1トン近くになることを考えれば、どれだけ軽いかは想像できるだろう。
6. 3.6万年前のステップバイソン、ブルーベイブ
(via Froskr)
1979年、ゴールドラッシュに沸くアラスカ州で、金鉱労働者によって永久凍土層から発掘されたステップバイソンのミイラである。絶滅してから1万年以上経っていたにも関わらず、ほぼ完璧な状態で見つかった。
現代のバイソンとはよく似ているが、体高は2mを超え、ツノの長さは50cmほどでより大きかった。
この個体は、ピューマによって殺害されたと考えられている。皮膚に複数の噛み跡が残っているためだ。しかしピューマは、何らかの理由でこの個体を食べることはなかった。
7.ダンクルオステウスの再現骨格
(via Oldmanofthemountian)
およそ3億5千万年前の海の王者であった本種は、最大全長6m、体重1トンに達した。鎧のような硬くて重い装甲を身に着け、くちばし状の強力なアゴで獲物の肉を引きちぎったとされる。
8.恐竜の絶滅後、ワニを食べる自動車サイズのカメがあらわれた
(via wikimedia)
恐竜の大絶滅が起きた白亜紀末から500万年後にあたる6000万年前、コロンビア北部に史上最大のカメ、カルボネミスが現れた。コウラの大きさだけでも全長1.7mで、小型車くらいあったと推測されている。当時この地域には複数のワニがいたが、本種はそれらを食していたことが明らかになっている。
9.ワニのような原始的両生類、リネスクス
(via Ragnarondo)
リネスクスは、恐竜よりも2千万年近く前にゴンドワナ大陸に生息していた最初期の両生類である(2億6千万年前)。
頭部はへん平な三角形で、捕食者の接近が背後から見えるよう頭の上部に目がついていた。また口には小さく鋭い歯が並び、これでワニのように獲物を待ち伏せ、魚を捕食していたと考えられる。
10.アルシノイテリウムの頭がい骨
(via wikimedia)
V字形の2本のツノが特徴的な哺乳類であり、およそ3500万年前~2300万年前のアフリカ熱帯雨林に生息していた。
(via wikipedia)
外観はサイに似ていたが近縁ではなく、ゾウやジュゴンなどにより近い種だと考えられている。体長は3m、体高は1.8mになり、サイよりも大きくなった。
11.陸上界最大の頭がい骨を有する草食恐竜、ティタノケラトプス
(via wikipedia)
全長2.65mもの巨大な頭がい骨を有するトリケラトプスの仲間で、1941年にニューメキシコ州で初めて発見された。体長は6.8m、体重は6.5トンと推測され、トリケラトプスの巨大種に匹敵する大きさだった。
(via wikipedia)
この頭部から伸びるフリルは、戦闘でぶつけあったり、求愛や威かくの際に誇示するものであったと思われる。
12.史上最大級の陸生哺乳類、パラケラテリウム
(via abudabu)
3000万年前の中国~バルカン半島までのユーラシア大陸に生息していたサイ類。全長7.4m、体高4.8m、体重は15~20トンもあった。
(via subsaga)
サイの仲間であるがツノはなく、体格はウマに似ており、長い首でキリンのように高木の小枝や葉っぱをむしり取って食べていたと思われる。
ディスカッション
コメント一覧
すごくいい記事なんだけど
骨の写真の後にその恐竜や生物のイメージ画像が欲しい
想像力が乏しくて全部お化けになる
5は、翼竜では、ちゃんと調べて出してください。