驚くほどエサを食べる動物たち(世界一の大食漢)

ものすごい量を食べる動物たちを4種ご紹介しよう。

1.世界一の量を食べるシロナガスクジラ

(via flickker photos)

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動物は、体が大きいほど食べる量が増える傾向にある。その法則通りに、動物界一の大きさを誇るシロナガスクジラは、世界一の大食いである。

その量は1日最大40トンにもなる。本種の体重は最大200トン、体長は30mになるが、それを考慮しても食べる量が多い。人間で言えば、60kgの人が12kgの料理を食べるようなものだ。

本種が食べるのは、数cm足らずのエビに似たオキアミであり、その数は4000万匹に上る。

【オキアミ】

(via wikimedia)

そしてその赤ちゃんも、食欲旺盛なことで知られる。産まれた時から体重3トン、全長7mの巨体であり、1日に200リットル以上の母乳を飲んで、1日で90kg近く体重が増加する。

2.お腹の空く速度世界一、ハチドリ

【ハチドリの中で最も小さいマメハチドリ】

(via pixbay)

ハチドリは、体重が数gしかない世界最小の鳥類である。体がとても小さいため、体温を維持するためのエネルギーがかなり必要とされる。その代謝速度はゾウの100倍と言われ、動いている間は常に花の蜜を探し続ける。

【心拍数は1200回、1秒間に80回羽ばたく】

(via ShadowStar5555)

1日に食べる量は自重の0.5倍~2倍であり、15分に1回くらい花の蜜を食べなければならない。1日で1500の花を訪れることがあるそうだ。

ただしエサが取れないときには体温を下げることで、一時的な休眠状態に入り、代謝速度を通常の1/50ほどにできる。

3. 1日で最大16時間食べているパンダ

(via Cliff)

パンダは平均で1日14時間、竹を食べることに費やしている。それ以外は休んでいるか、糞をしているかだ。糞の回数は1日最大40回。1日に食べる量は10~18kgで、あまり動かないのに、とても多い。

【体重は70~100kg】

(via David Stanley)

これはパンダの消化器官が植物の消化に適しておらず、消化率が約20%しか無いためだ。なので大量に食べないと、十分な栄養が摂取できない。そして食べたものの多くが、糞としてそのまま排出される。

4.陸上動物のなかで最も食べるゾウ

(via elephantsforafrica)

パンダも採食にあてる時間はかなり多いが、ゾウはそれ以上だ。1日16~18時間を使っており、最大で体重の10%ほどの食糧を食べる。

(via pixabay)

オスのアジアゾウの場合、体重が3トンほどになるので約300kgを食べることになる。これだけの植物を手に入れなければならないのだから、食事の時間が長くなるのも理解できる。これらに加え、バスタブ一杯分くらいの(約180リットル)の水を飲む。

実際にタイの動物園で飼育されているアジアゾウのメニューは以下のようになっている。

ゾウのエサメニュー
・バナナの木30kg
・スイカ30kg
・バナナ30kg
・カボチャ30kg
・サツマイモ/ヤムビーン30kg
・トウモロコシ30kg
・パイナップル30kg
・パパイヤ30kg
・山野菜30kg
・ネピアグラス30kg
合計360kg

参考quoranationalgeographic

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Posted by uti