食べ物の驚くべき雑学
1.現代の私たちが食べているものは、ほとんどが自然界に存在していない
(via sina)
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写真のニンジンを例に挙げてみよう。そう、これはニンジン。 古代ペルシャ人が紀元前に食べていたものに近いかもしれない。
このニンジンの根っこは苦くて乾燥していて木質で、緊急時のちょっとした栄養にしかならなかった。
初期のニンジンは、葉と種のために栽培されていた。しかし、どこかで誰かが根っこを食べたほうがずっと良いと判断したのだろう。
数世紀に渡って品種改良されていった結果、 6世紀のコンスタンティノープルでは、以下のようにニンジンの根っこは肥大化していた。
(via wikimedia)
このように肥えたのは、ニンジンだけではない。野生のトウモロコシの近代種への変遷は、さらに驚くべきものだ。
(via MA_Sanchez_Z)
スイカやバナナも大きく改良された。
(via medium)
このスイカの絵は17世紀に描かれた。種の渦巻きは見ていて楽しいかもしれないが、食べるのは面倒で、量も少なかっただろう。それから数百年後には、種のないスイカが誕生した。
(via SharifUTD)
種なしスイカは、存在する理由がない。生命の第一法則である「子孫繁栄」に違反しているからだ。このスイカはただ消費されるために生きている。人類に仕えるために生きている。そして、それは進化の行き止まりのようなものであり、その運命は完全に人間の運命に縛られている。
バナナも同じで、昔の野生種は種だらけだった。現在、バナナの種は小さな黒い粒となり、繁殖能力は失われた。
(via wikimedia)
2.鶏肉は40年前に比べて、脂分が266%も多く含まれている
(via Science N Tech updates)
1970年、鶏肉は100gあたり平均で8.6gの脂肪と24.3gのタンパク質を含んでいた。今日では22.8gの脂肪と16.5gのタンパク質を含み、昔と真逆になっている。
3.機内食があまり美味しく感じないのは、飛行機内で嗅覚や味覚が20~50%減ってしまうのが一つの要因
(via pxfuel)
機内の乾燥と気圧の低下によって、嗅覚が落ちる。湿度は標高10,000mで12%以下であり、ほとんどの砂漠よりも低くなる。
そして人が味だと感じている物の80%は、実際のところ匂いである。匂いを嗅ぐためには鼻粘液の蒸発が必要だが、乾燥した機内の空気では匂いの受容体が正常に働かず、その結果、食べ物がより味気なく感じる。
(via wikimedia)
ドイツの研究によれば、乾燥と低気圧の組み合わせによって、甘味や塩味のある食べ物に対する味覚の感度が約30%低下することが判明した。
興味深いことに、この研究では甘味と塩味の感覚だけが奪われ、酸味、苦味、辛味はほとんど影響を受けなかった。
4. 2015年8月10日、NASAの宇宙飛行士が宇宙で育った食べ物を初めて食べた
(via NASA)
国際宇宙ステーションで栽培されたサニーレタスである。
(via NASA)
ピンクがかった光は、赤と青のLEDを組み合わせたもので、植物の成長をより効率的に促すことができる。
サニーレタスが選ばれた理由は、「生育が良く、味が良く、微生物レベルが低いから」と述べられている。さらに「抗酸化物質のレベルが高く、宇宙飛行士の健康維持に役立つ可能性がある」という。
5.スイカのステーキは、ヴィーガン(動物を食べない人)の間で、肉の代用品として多くの料理本で提案されている
(via peta)
アメリカの雑誌記者は、スイカのステーキを”火であぶった生マグロ”に例えており、その食感は生の魚のようであるという。
(via Foodbeast)
またスイカステーキを「甘くなく、肉っぽくもないが、焼き色がついて肉のような食感になる」と付け加えている。
(via Foodbeast)
さらによく焼くと、スイカの水分のほとんどが蒸発し、味と食感が濃縮され、スイカは「ヒレステーキのような柔らかさ」になるという。
6.臓器に似た食べ物は、体に良い
1.クルミと脳
(via Achyut Telang)
クルミの形は脳とよく似ており、究極の「脳に良い食べ物」として知られる。ビタミンE、葉酸、メラトニン、オメガ3脂肪酸、抗酸化物質などが含まれており、脳の働きを高める。
2.ニンジンと目
(via Achyut Telang)
スライスしたニンジンが目に似ているのは明らかで、瞳孔と虹彩に似た放射状の模様まである。β-カロテン(ニンジンに鮮やかなオレンジ色を与えている)は、健康な視力を維持し、黄斑変性症や白内障の発症を防ぐのに役立つ。
3.セロリと骨
(via Achyut Telang)
セロリは骨の構造と似ている。セロリにはケイ素が含まれており、これは骨に強さを与える成分の一つである。そして骨は23%がナトリウムだが、セロリも23%がナトリウムである。
4.トマトと心臓
(via Achyut Telang)
トマトと心臓は、4つの室があり、赤い色をしている。研究の結果、トマトにはリコピンが多く含まれており、それが心臓病の危険因子を減らすと考えられている。
5.アボカドと子宮
(via Achyut Telang)
アボカドは子宮と子宮頸管の形をしている。アボカドはホルモンバランスを整え、子宮頸がんを予防する効果があると言われている。
そして赤ちゃんが子宮の中で完全に成長するのにちょうど9ヶ月かかるのと同じく、アボカドも花から熟した果実に成長するのにちょうど9ヶ月かかる。
6.サツマイモとすい臓
(via Achyut Telang)
サツマイモは膵臓によく似ていて、血糖値を安定させることですい臓の働きを助け、糖尿病患者の血糖値バランスを整えることがわかっている。
また、サツマイモにはビタミンB6が豊富に含まれており、すい臓がんの増殖を抑制することが研究で明らかになっている。
7.ショウガと胃
(via Achyut Telang)
生姜は胃に似ていて、消化を助ける。
生姜は、胃の状態を良くする自然薬として何世紀にもわたって使用されてきた。ショウガに強い香りと味を与える成分であるジンゲロールは、吐き気や嘔吐を防ぐ能力があるとして、米国農務省の植生化学物質のデータベースに記載されている。
8.ブドウと肺
(via Achyut Telang)
ブドウは肺の内部にある肺胞と似ている。そしてブドウは、肺がんのリスクを減らすことが示されている。
ブドウの種にはプロアントシアニジンと呼ばれる化学物質が含まれており、アレルギーが引き金となって起こる喘息の重症化を抑えることができる。
9.いんげん豆と腎臓
(via Achyut Telang)
いんげん豆は、腎臓の機能を回復させ、維持するのに役立つ。いんげん豆には様々なミネラルやビタミンが含まれているため、健康食としても優れている。
ただし一旦腎臓病になってしまうと、タンパク質のとりすぎは腎臓の負担になってしまうので、いんげん豆の摂取を控えなければならなくなる。
10.グレープフルーツと乳房
(via Achyut Telang)
グレープフルーツやオレンジなどの柑橘類は女性の乳腺に似ている。これらのフルーツは、乳房に集中するリンパの働きを高める。
フロリダのムーラヴィ博士によると、グレープフルーツにはリモノイドと呼ばれる物質が含まれており、実験動物やヒトの乳房細胞でがんの発生を抑制することが確認されているという。
ディスカッション
コメント一覧
凄い!
野菜大好き、果物大好きな自分もっと食べよう(笑)
種無しスイカは種がないのに何で生産し続けられるの?
すごい