古代の探検家が遭遇した奇妙な部族・7種

かつての探検家たちが、遠征して訪れた土地で遭遇した奇妙な部族をご紹介していこう。

1.アフリカの首無し族:ブレムミュアエ

(via wikimedia)

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紀元前5世紀頃、リビアの東側で肩の上に首が無い男性部族が生息していたという。頭は無いものの、目と口が胸にあった。

最初にこの部族について記述したのは、古代ギリシアの歴史家ヘロドトスであった。彼は首無し族について詳細を語ることなく、「リビア人が言うところには・・」と伝聞で書いている。だがこの報告以降、首なし族は2000年以上に渡って目撃され続けた。

(via Wikimedia)

ヘロドトスの報告から400年後、古代ローマの博物学者プリニウスが、首無し族は存在すると主張した。プリニウスは首無し族をブレムミュアエと名付け、彼らは遊牧民族であり、現在はエチオピアに移住していると記した。プリニウスによると、首無し族は非常に野蛮で危険な部族だという。

それから千年以上たった西暦1211年に、フェルメスという探検家が首無し族をエチオピアの島で目撃している。姿形はヘロドトスの語ったとおりだったが、身長は3.6mとあまりにも巨大だった。さらに1300年代、1600年代にも著名な探検家たちの目撃が続いた。

2.インドの犬部族:カリストリィ

(via wikimedia)

紀元前5世紀頃、古代ギリシアの医師であり、歴史家であったクテシアスは、インドの遠征から奇妙な土産話しを持ち帰ってきた。彼は山に登っているときに、犬の頭を持つカリストリィという部族を見たというのだ。

「彼らは言語を持たず、犬のように吠えた」とクテシアスは報告している。また彼らはインドの言葉を理解したが、意思疎通は吠えたり、身振りで示したりしなければならなかったという。カリストリィの数はかなり多いとクテシアスは推測しており、インドの山中に12万人と見積もった。

奇妙なことに彼の話を裏付ける報告がこれまでに数多くなされている。クテシアスの話から約200年後、ギリシア人のメガステネスという人物はクテシアスと同じ行路でインドへ向かい、カリストリィを目撃したのである。

また冒険家のマルコポーロも、犬頭の部族のみが暮らすアンガマナイン島を訪れたことを記録に残している。

3.傘脚部族:スキアポデス

(via wikimedia)

犬頭族を見たクテシアスは、インドで他にも奇妙な部族に出会っている。その部族はスキアポデスといい、胴体の真ん中から巨大な一本足が伸びた者たちだ。彼らは暑くなったときに、背中を下にして寝そべり、脚で日傘をつくって強い日差しから身を守っていた。

一本脚ではあるものの跳躍力に優れ、人の頭をひとっ飛びできるほどだった。

4.巨大耳の部族:パノッティ

(via Wikimedia )

プリニウスが77年に完成させた「博物誌」の記述によれば、中央ユーラシアの島にパノッティと呼ばれる巨大な耳の部族が住んでいたという。

あまりにも耳が大きいので服を着る必要がなく、昼間は服代わりに耳を体に巻き、夜は毛布として使うほどだった。

空想の話に過ぎないと思われるが、当時この部族の存在を肯定する者が他にもいた。ポンポニウス・メラは場所こそ異なるが、パノッティがスコットランドの島に生息することを著書に記している。またメラは、パノッティが日差しの強いときに耳をパラソルとして使うことがあるともいった。

5.女の王国フーサン

(via Wikimedia )

奇妙な部族を報告したのはヨーロッパ人だけでない。5世紀頃、中国のホイ・シェンという伝道師が、フーサンという土地で見たものは、女性しかいない王国だった。彼女らは無性生殖者であり、子供をふやすのに男を必要としなかった。

ホイの話によれば、彼女らは美しい人々であったが、体は毛むくじゃらだった。不思議なことに、彼女らは水の中に入ってしばらく待つことで、お腹に子供を授かった。妊娠からおよそ4ヶ月で出産し、赤ちゃんは母親の首の毛から出る汁を飲んでいたという。

奇妙な話だが、ホイだけでなくインドの天文学者ヴァラーハミヒラも、この女性たちに遭遇したと伝えている。ただし彼が女性たちと出会ったのはチベットであり、ホイが向かったとされる現在のサンフランシスコではなかった。

6.足が逆に付いた部族:アバリモン

(via Wikimedia )

アレクサンドロス大王がインドを偵察させるために送ったバイトンという男は、驚くべき部族との遭遇を大王に伝えた。

バイトンはヒマラヤ山脈に登り、そこに棲息するアバリモンという足が後ろ向きについた部族を見つけたのだ。バイトンによれば、部族にとってこの足はハンディキャップになっておらず、むしろ野生動物に負けないほどの早さで走ることができたという。

バイトンはこの部族の一人をギリシャに連れて行こうとしたが、彼らの肺は標高の高い地域でしか適応できなかったため、下界に降ろしたところ、濃い空気で窒息死してしまったという。

7.匂いを食べるインド部族:アストモイ

(via Orio and Ritz)

古代ギリシアの冒険家であったメガステネスは、インドに遠征した際、アストモイという毛むくじゃらで、口の無い奇妙な部族に遭遇した。

メガステネスによれば、アストモイは物を食べずに、匂いを嗅いだ。彼らは匂いのする根と花を持ち歩き、それを嗅いで栄養を摂取したのだ。だが匂いに対してあまりに敏感であったために、強すぎる匂いを嗅ぐと即死してしまう。

メガステネスのみならず、中世の探検家ジョン・マンデヴィルもアストモイに遭遇したと主張している。その探検家は具体的に、この部族がガンジス川の上流に棲息していることを記した。またアストモイは小人の部族であり、顔にあるのは小さな口だけで、シューという音でしか話すことができなかったと伝えている。

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